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自分マガジン 日常のエッセイ編

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日常で起こった様々な出来事をエッセイにしました。あまり役に立ちそうにありませんが、読んでホッコリして頂ければ幸いです。
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#言葉

首領と書いてドンと読む

本気と書いて”マジ”と読むみたいに、首領と書いて”ドン”と読ませることがあります。首領は、ある集団の長、かしら、頭目、親分などのことを指す言葉です。一般的には、反社会的な悪い人に対して使う言葉です。 ドン(Don)は、スペイン語/ポルトガル語圏で使われる貴人・高位聖職者に対する尊称です。そのため、いつしか”権力者”の意味でも使われるようになりました。日本でドンが使われ始めたのは1980年代のようで、昭和の真っただ中です。それまで使われていた”上役”を意味するボス(Boss)

魔法の言葉 「ありがとう」「うれしいねぇ」

長生きをすれば、誰しもがそうなる可能性があるのが認知症です。私は今のところ大丈夫(?)ですが、近い将来はどうなるか自分自身でも分かりません。 認知症の症状は、多岐にわたるので詳しく説明できませんが、物忘れがひどくなる記憶障害や、時間や場所、周囲の人々と自分との関係がわからなくなる見当識障害などがあります。 このような認知症の人達を自宅で介護する人や、施設で介護にあたる人は24時間目が離せないので、苦労が絶えないことと思います。認知症の症状があっても穏やかな性格なら問題あり

リスペクトを多用する人は、リスペクトの意味を知らないのでは?

リスペクトは、最近では日常生活でも気軽に使われるようになったカタカナ言葉です。リスペクトの意味は簡潔に言うと『尊敬すること』ですが、相手の価値を認めて敬意を表すこと、になります。 リスペクトは、人に対してだけでなく、モノや発言内容に対しても使えるみたいで、「Aさん本人は嫌いだけど、Aさんが言ったあの言葉は認めるし、リスペクトできる」といった具合にも使えます。ちょっと極端な例ですが・・・。 ”尊敬する”という立派な日本語があるのに、わざわざ”リスペクトする”を使うのは、本当

明けない夜は無い・・・と思いたい。

いとうあさこさんが新体操のレオタードを着て、「浅倉南、XX歳。最近イライラする」という一人コントを初めて見た時には、思わずのけぞりました。というのも、タッチの南ちゃんがオバサンになった姿が想像できなかったからです。いとうあさこさんではないですが、私も最近イライラ/モヤモヤしています。 仕事は比較的順調で、特に大きな問題はありません。もうすぐ”いい夫婦の日(11月22日)”が来ますが、家庭も円満で夫婦仲も良い(?)と思っています。しかし、何だか漠然とした不安が頭から離れないの

若者の言語感覚は素晴らしい!!

私のように年を取ると、古い考え方に固執したくなるので、言語感覚が錆びれていきます。もちろん、新しい表現を全否定するつもりはないのですが、体/頭が受け付けないのです。 言語感覚とは、相手、目的や意図、場面や状況などに応じて、どのような言葉を選んで表現するのが適切であるかを直感的に判断すること、話や文章理解する場合に、そこで使われている言葉が醸し出す味わいを感覚的に捉えることです。 「今頃かよ!」と突っ込まれそうですが、最近聞いた言葉に“好きピ”というのがありました。”好きピ

吉報がやってくる?

吉報とは、めでたくて喜ばしい知らせを表す言葉です。要するに、もらってうれしいグッドニュース(良い知らせ)のことです。 神社で引くおみくじでお馴染みのように、吉という漢字には良いことという意味があります。例えば、吉事・吉例・吉兆・吉方・吉日のように、良いことを表す形容詞みたいに使われます。吉報に似た言葉に朗報というのがありますが、朗報は”喜ばしい結果に向かうだろうという希望を含む知らせ”を表わし、吉報はそのものズバリの”喜ばしい結果”を表わしています。 最近見たタロットリー

ヤングのためのオジサン用語#0 ヤング

1970年代に『ヤングおー!おー!』という番組がありました。司会は当時若手の人気落語家だった桂三枝(6代目桂文枝)さんが務めていました。この番組は大阪のMBSが作っていたので、現在はお笑い界の重鎮となった明石家さんまさんなど、当時の人気若手芸人が数多く出演していました。この番組名にある”ヤング”はもちろん”若者”のことを表わしています。ヤングは死語に近いようですが、『ヤングジャンプ』や『ヤングマガジン』のように雑誌名の中に細々と生き残っています。 ヤングが普通に使われていた