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自分マガジン お薦め本

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私が読んで面白かった本を紹介します。ジャンルは様々です。世間に余り知られていないであろうマイナー本から、メジャーな本まであります。
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#マンガ

料理マンガの先駆け 『包丁人味平』

『包丁人味平』は、原作が牛次郎先生、漫画がビッグ錠先生の料理漫画です。主人公の塩見味平は、熱血漢のコック見習いでしたが、”訳あり料理人”との交流で料理の奥深さに触れ、ライバルとの料理対決や仲間との協力を経て、料理人として成長していきます。 この漫画は、1973年から1977年にかけて『週刊少年ジャンプ』に連載されていて、私はリアルタイムで読んでいました。また、はじめて自費で買った単行本(全23巻)が、この漫画でした。オリジナル単行本は現在は古書になっていますが、コンビニコミ

お薦めマイナー本(番外編) すゞしろ日記

 『すゞしろ日記』は、画家・山口晃さんが描いた漫画エッセイです。私が最初にこの漫画エッセイに出会ったのは、東大出版会が出している『UP』(ユーピー)というPR誌に掲載されたものでした。UP自体が小さなPR誌ですから、この漫画エッセイも小さく、びっしり書かれたセリフを読むのは大変でした。しかし、その面白さから、毎号楽しみにしていました。  山口画伯は緻密で美しい日本画を描く人で、その道では有名ですので、美術系の雑誌ばかりでなくて、漫画の表紙などでも目にすることが出来ます。なの