渡辺曜は孤独な天才? ~言質編~

みなさんこんにちは。6th名古屋よかったですね。埼玉まで気合入れていきましょう。ということで今日は渡辺曜について考えてみたいと思います。

渡辺曜はオタクから孤独な天才だと評価されがちですが、それは事実なのでしょうか。本当に孤独ならいいんですけど孤独でもないのに孤独扱いされてたら流石にかわいそうな気がします。
いつもは偏見で記事を書いてる私ですが、今回はアニメに描かれてる事実に基づいてできるだけ公平に考察していきます。

孤独な天才とは

まず曜ちゃんは天才なのでしょうか。天才とはなんでしょうか、デジタル大辞泉によると天才の定義とは次のようになります。

てん‐さい【天才】 
生まれつき備わっている、並み外れてすぐれた才能。また、そういう才能をもった人。「数学の―」「―肌のプレーヤー」
(出典:デジタル大辞泉(小学館))

曜ちゃんには幼少期から人を惹きつける才能がありますね。曜ちゃんは天才と言っていいでしょう。まあここまでは記事にするまでもないことです。

それでは曜ちゃんは孤独なのでしょうか。デジタル大辞泉(小学館)によると孤独の定義とは次のようになります。

こ‐どく【孤独】 
[名・形動]
1 仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること。思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が一人もなく寂しいこと。また、そのさま。「―な生活」「天涯―」
(出典:デジタル大辞泉(小学館))

曜ちゃんに仲間はいますね。身寄りもあります。思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人……いますね。います。千歌ちゃんや梨子ちゃんや鞠莉ちゃんがいます。曜ちゃんは孤独じゃない…!よかった😭

よって曜ちゃんは孤独な天才ではないことが証明されました。終わってしまいましたね。流石にこれだけじゃつまらないのでもう少し考察をしてみました。読むのが面倒な人は上のもくじの整理から読んでください。

渡辺曜の実力

人気力:高い(1期1話幼少期、3話ビラ配りより)
友達力:誰とでも仲良くしている
ダンス力:9人の中では一番高い(1期11話より)
洋裁:得意
体力:果南には劣るが、1,2年の中では一番(1期6話ランニングより)
かわいさ:特筆事項なし
歌力:特筆事項なし
学力:特筆事項なし

高海千歌から見る渡辺曜

千歌「私は、普通星に生まれた普通星人なんだって」
(1期1話より)

千歌は自身の普通さについて語りながら、幼少期の曜ちゃんと自分を回想します。高飛び込みでみんなに囲まれる曜ちゃんと、それを遠くから見ているだけの普通の自分という対比という解釈で問題ないでしょう。千歌ちゃんは過去の曜ちゃんについて、ある種の特別さを感じています。


千歌「さすが曜ちゃん、人気者ー……」
(1期3話より)
千歌「う、うん。さすが曜ちゃん、すごいね……」
(1期11話より)

これらのセリフから、千歌ちゃんは現在の曜ちゃんについてもコミュ力ダンス力を高く評価してることが分かります。流石という言葉がついているので、新しい側面というわけではなくある意味で当前のすごさとして評価されていることが分かります。


千歌「合わせるんじゃなくて、1から作り直した方がいい!」
千歌「曜ちゃん、なんかずっと気にしてたっぽかったから。居ても立ってもいられなくなって」
(1期11話より)

1期11話で千歌は曜ちゃんが編み出した「合わせる」という技のすごさを評価する一方で、自分の編み出した「作り直す」という方法を提案しに来ます。別に千歌ちゃんは曜ちゃんがなんでも解決できるとは思っていないみたいです。

曜「どう?」
千歌「すごいね。でも衣装というより制服に近いような……」
(1期2話より)
曜「神社に行くって言ってたから!似合いますでしょうか!」
千歌「敬礼は違うと思う」
(1期7話より)
曜「ヨーソロー!」
千歌「うっ……」
(1期11話より)

上のシーンのように、千歌ちゃんは曜ちゃんに対して若干引いてるシーンが結構多いです。全部制服趣味に引いているのですが、声に出して否定しないのが千歌ちゃんの優しさであり残酷さですね。


以上をまとめると、千歌ちゃんの曜ちゃんへの評価はこんな感じになります。
・昔は飛び込みの能力や人望に特別さを感じていた
・今もダンス人気に一目置いている
別になんでもできるとは思ってない
若干引くこともある

友情ヨーソローから見る渡辺曜

友情ヨーソローを中心にアニメの描写から渡辺曜を考察します。千歌については前項で述べたので省略します。

曜ちゃん本人の自己評価
曜「私、全然そんなことないんだけど、なんか要領いいって思われてることが多くて」
(1期11話より)

上の台詞から、曜ちゃんは自身要領いいわけではないと思っています。そして、周りからは要領がいいと評価されていると感じているみたいですね。

Aqours7人(ようりこ以外)からの評価
11話では曜ちゃんが梨子ちゃんの代役に抜擢されます。7人とも曜ちゃんの方を見ているため、満場一致で曜ちゃんが信任されたと見て差し支えないでしょう。7人は、曜ちゃんのダンス能力を高く評価しているようです。

(※この際評価されたのが、ダンス能力ではなく千歌との相性だという見方も十分できるのですが、明言されてないことなので割愛します。)

果南からの評価
果南「曜ちゃんなら合うかと思ったんだけどな」
(1期11話より)

ようちかのダンス練習が上手くいかないシーンを見てみましょう。この台詞から、果南は曜ちゃんのダンス能力を他6人より上だと評価しているみたいですね。なお、曜ちゃんのダンス力が実力より高く評価されていたと分かるシーンでもあります。(※この後曜ちゃんはコンビニのシーンで千歌に合わせて踊れているので、評価が高すぎるわけではない)

鞠莉からの評価
11話で、鞠莉は曜の気持ちを察して声をかけてあげますね。鞠莉ちゃんは少なくとも、曜が必ずしも1人で人間関係の悩みを解決できるとは思ってないみたいです。

梨子からの評価
11話で梨子は曜ちゃんの話を誰かからまた聞きして曜ちゃんに電話しますね。梨子ちゃんは曜ちゃんの声色から何かを察して「無理に合わせちゃダメよ」と助言します。梨子ちゃんは曜ちゃんが必ずしも1人で悩みを解決できるとは思っていないみたいです。

整理

若干ややこしくなってきたのでここまで述べてきたことを整理しましょう。

事実
得意:ダンス、持久力、洋裁、誰とでも仲良くなること
苦手:悩みを打ち明けること
千歌→曜
・昔は飛び込みの能力や人望に特別さを感じていた
・今もダンスや人気に一目置いている
・別になんでもできるとは思ってない
・若干引くこともある
曜→曜
・要領いいとは思ってない
・人から要領いいと評価されがちだと思い込んでいる
みんな→曜
・ダンスを高く評価
・実力以上に評価することがある
梨子鞠莉→曜
・万能だと思っていない

まとめ

曜ちゃんにも得意なことと苦手なことがあることが分かりました。曜ちゃんは得意な分野で期待されがちだが、苦手なことに関して誰かが期待しているという描写はないことが分かりました。

曜ちゃんが「自分は要領いいと思われがち」だと思っているのは、いくら得意分野であっても、実力以上に評価されてしまって困る経験が今まで結構あったからなのかもしれません。
そういう風に人から期待されすぎるから、弱みを見せられないということもあったのかもしれません。

しかし悪いことばかりではありません。曜ちゃんのことをすごーい!と思ってる人は数多くいる一方、ある程度近しい人間は「尊敬する部分もあるし、助けてあげなきゃいけない部分もある」と思っていることが分かりました。曜ちゃんは1人じゃないということですねよかった😭

ということで、渡辺曜は天才ではあるが、孤独ではないという結論に至りました。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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