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出来るか、出来ないか

夫の国バングラデシュと日本の行き来をしていたので、4ヶ月ぶりの竹細工工房に参加してきました。

念願の網代編みでお弁当箱を作っていますが、平面から立体にするための立ち上げに大苦戦😱

初めての網代編み

私の通う竹細工工房は、お教室ではないため、先生ではなく、経験者のかたがアドバイザーとして、わからないところを教えてくださいます。

立ち上げも結局、アドバイザーさんにほぼやってもらい💦 帰宅してからなんとか、編み上がったのが、上の写真です。

特に角のところが一番難しくて、何度も竹ヒゴを折ってしまい😭 その度に心も折れそうになりながらも、どうしてもダメなヒゴには、上か下から新たなヒゴを足したりして行きました。

アドバイザーのかたの手つきは、本当に素晴らしくて…おじさまの手元をじーーーっと眺めていました😍 いくらでも見ていられる💖

私もどちらかと言えば、器用な方だと思います。
両親も個人経営の美容師でしたから、昔から仕事の合間にいろんなことをしてるのを見て育ちました。

でも、私だって生まれたときから器用だったわけじゃなく、器用さも何にたいしても発揮できるわけではありません。

私の旧姓には、「竹」があるため、昔からずっと竹には興味があったのですが、いま、通っている工房も情報を見つけてから、実際に行くようになるまで、半年くらいかかりました。

人生における全ての小さな小さな点は、繋ぎたい‼️という意志があれば絶対に繋がります。

初めて竹細工工房を訪れたとき、一番、やってみたいと思った網代編みも、ここまで来るのに、一年ほどかかりました。

その1年が早いか遅いかではなく、あの時に私が「こんなの出来ない」と思ってしまったら、その先はなかったと思いますし、

これまで作ってきたものもすべては網代編みをしたい一心で、地道にコツコツと進んできました。

もちろん、その工程のなかでは、必死に私なりの「上達へのコツ」もつかんできていて、

例えば竹を割るときに、経験がないと、力で制圧しようとしてしまい、思いどおりに割れないのですが、

竹と呼吸を合わせるようにして、竹の繊維や水分に意識を向けて、少しでもきれいに形にしてあげたい…と思いながら割ると、うまくいきやすいです。

それでもうまく割れないときもある。だから、いいんです。

理屈じゃなく、感覚だけでもなく、技術だけでもなく、

では何か?といったら、それは「自然と調和する時間」です。

仕事をして、労働して、その対価にお金を稼がないと暮らせない世の中は、たぶんもう少しで終わると思います。

「新時代」がきたら、生きるために必要なものを家族や仲間でゼロから作り、植物や動物とも会話ができ、毎日、感謝の気持ちで生きられると思います。

その時に「あってほしいもの」を私は作れるようになりたいし、その方法を作ってみたい若者や子どもたちに伝えられる人でありたい。

お弁当箱そのものは、素材を問わなければ新品100円からでも手に入るし、こだわりを持って作られた伝統的な高価なものもたくさんあります。

私が大切にしたいのは、物そのものより、未来へと繋ぐこと。

アドバイザーさんが見せてくれた美しい手仕事が、100年後、1000年後も、どこかの誰かの手に受け継がれますように💖

今回、タイトル用に使った平面の作りかけは、竹細工工房の翌日に、思い出しながら自宅で編んだものです。

前日には、平面に編むのですら大変で、本とにらめっこしていたのに…この日はあっという間に編めました!

まだまだ、ここから。
出来るか、出来ないかは、私次第💖

だから、まずは、みなさんも、やってみたいことは、やる前に考えすぎずに、どんどん挑戦してくださいね!


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