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海の見えるデニムのホステル「DENIM HOSTEL float」が1周年を迎えました

【記事の最後に大切なお知らせがございます】

DENIM HOSTEL floatより、メンバー山脇がお送りします。

2020年9月21日でOPENから丸1周年を迎えた私たち。

全国各地をキャンピングカーで周った兄弟が旅の末にたどり着いた岡山県倉敷市児島の地でひらいたデニムのホステル。

「日本の色々な地域でみんなに暖かく迎え入れてもらった。今度は自分たちが迎え入れる側になりたい」

そんな想いで描いた"拠点を構える"という未来。兄弟2人だけでは到底なし得なかったこの夢は、たくさんの方の力によって実現することができました。

施設利用イメージ図改2

これから記すのは、floatで迎えた初めての、ひとつひとつ確かで大切な夏の1日をめぐる記録です。

大型連休で賑わうはずだった予想と裏腹に、誰も想像することのできなかった静かな、ただ静かなGWを過ぎたころ、DENIM HOSTEL floatはゆっくりと夏を迎えました。

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朝。人がたっぷり空気を吸えること。再びそんな日がきたことを祝うかのように、瀬戸内のおだやかな水面はきらめき、優しくゆらぎ続けていました。

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昼。日中の日差しは暖かく、服を良く乾かします。インディゴで染めたシャツワンピースは海の青と交わり、よりくっきりと存在し気持ちよさそうになびいていました。(DENIM HOSTEL floatでは、インディゴ染めの体験を行っております)

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午後。日差しを受けながら美しい島の景色を切り取った窓枠には、鮮やかなレモンイエローのフロートが良く似合います。柑橘と炭酸の爽やかな味わいは、椅子にもたれる人たちの心を遠くに運び、締め付けられていたものをゆるくほどきました。

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夕方。1日として同じ表情をしない夕陽は、私たちを美しさに飽きさせることなく輝き続けます。沈むスピードと胸の鼓動のリズムがぴったりと合わさるとき、息することを忘れ、目の前の力に吸い込まれます。

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夜。夕食は一同に会する時間。席に座るみんなの感情がテーブルの上に乗っかって、心の込もった食事とともに味わうことで、私たちは「今日も良き日だった」と思えるのです。

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夜更け。花火。儚いからこそ心に刻まれる美しさがあることを、この火の花は教えてくれます。互いを照らし合う距離に私たちは近づき、高揚と充実に満ちた笑顔を火の粉とともに振りまいたのでした。

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これがこの夏、floatに流れた日々の記録です。

昨年の秋にfloatをOPENした頃から、今年の夏を心から楽しみにしていました。しかし春先から誰も想像していなかった世の中になり、私たちも営業の危機を迎えました。

4月、5月は本当にお客さんが少なく、来たる夏に向けて明るい未来を描くことは難しい気持ちでした。

それでも、1日1日を人生の大切な時間として生き続け、途中休業期間も設けながら、営業を続けてきました。6月半ばくらいからはお客さんも徐々に増えてきて、自分たちだけでなく訪れた人たちと豊かで幸せな日々を過ごすことができました。

floatとしてはお客さまの意志を尊重し、なるべく個別の要望に応えつつ営業を続けるという形を取ってきました。こんな時だからこそ人が人と寄り添いともに時間を過ごすことの喜びを実感し、噛み締めることができました。

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ここで、floatでの日々を気に入ってもらい、この夏何度も足を運んでくれた人たちからお祝いの言葉をいただいておりますのでご紹介します。


明石悠佳さん

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DENIM HOSTEL float、1周年おめでとうございます!
floatという場所、そこにいる人たちとの出会いは、私にとって、ここ数年でもとても大きなできごとになりました。

「ものづくり」の文脈だけではなく、周りにいるすべての人たちへ敬意を払うみなさんの姿勢が、きっと、たくさんの魅力的な人を引きつけているのだなと思います。

太陽のように明るくて場をあたたかくするしまだ、
月のように繊細で優しい心を持つようへいくん、
水のようにおおらかで、時に大胆な草加さん
風のように軽やかで柔らかい湯浅くん

そんなfloatのメンバーがそれぞれに大好きです!
新しい、いい仲間が増えるのも楽しみにしています。

これからもよろしくお願いします^^
あらためて1周年おめでとう💐


小林未歩さん

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「もう1日、泊まっていってもいいですか...?」floatに初めて訪れた時、あまりの心地よさに、滞在を伸ばして伸ばして、、、。3回くらいこのやり取りを繰り返したのを覚えています。笑

藍色に溢れた手作りの宿で、穏やかなスタッフのみんなに囲まれて過ごす時間。もやもやしていることがあっても、そんなのは瀬戸内海に浮かべて流してしまえ!と、私まで、おおらかに、大胆になれる気がしています。

ものづくりへのアンテナを刺激してくれて、デニムや藍色の魅力に改めて気づく。私にとってfloatは、日々の暮らしをちょっぴり楽しくしてくれる視点を与えてくれる、とっても大切な場所になってしまいました。

訪れた人を、これでもかっ!とほぐしてくれる、自然体でスローなfloatがだいすきです。

1周年、本当におめでとうございます。これからも、末長く、よろしくお願いします!


赤松もんざえもんさん

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float1周年、おめでとうございます。

Wasei Salonでの合宿イベントでお伺いさせていただいたことがきっかけで、DENIM HOSTEL floatという存在も、EVERY DENIMというブランドも大好きになってしまいました。

ここは宿泊地としてではなく、floatで働く人はもちろん、そこで出会う旅人や児島周辺のお店、そして瀬戸内海の穏やか波音と雄大な自然……これらがすべて詰まっていて毎回忘れられない、そしてかけがえのない場所です。

少し疲れたとき、心身ともにいやしてもらえる場所というのは、そう簡単には見つからないはず。

これからも、ときどきお伺いさせていただきますので、引き続き素敵な宿であり続けてください。……とメッセージを書いていたら、また行きたくなってきた……。

この夏floatで起こした、確かな出来事の数々。

それは、海を見ておだやかに伸びゆくよう願いを込めて、レモンの木を植えたことでした。

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それは、島と海に浮かび瀬戸内の景色になったことでした。

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それは、地上を挟む美しい光に導かれ、満ちた月を捉えたことでした。

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それは、耳に澄まし音に添えてハーモニーを奏でたことでした。

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それは、ある雨上がり、虹と一緒に空と肩を組んだことでした。

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それは、残る写真を残すため真心でシャッターを押し続けたことでした。

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それは、灯りの下で素直と砂音の響きを分かち合ったことでした。

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そんな、floatでの営みには自然とたくさんの笑顔が溢れていました。

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自然の中に私たちにとって愉快で愛しくて大切なものを見つける。その度に数えた一つの夏。たった3ヶ月でたくさんの夏と出会いました。

改めて人と人の心の触れ合いの尊さを感じ、floatという場所の存在意義を見つめ直す機会にもなりました。ひと夏を経たいま、確信を持って必要な場所だと胸を張ることができます。

1周年を迎えるにあたりイベントなどの予定はありませんが、お祝い代わりに、これまでfloatにお越しいただいた方、floatに行きたい思っておられる方はぜひ、この記事に寄せて想いを知らせてくださると嬉しいです。

ーお知らせー

私たちはこのタイミングで仲間を募集することにしました。これからfloatで巻き起こる様々な出来事をともに楽しめる、一緒に共有できる住込みのメンバーを募ります。

募集要項
人数:1名
条件:フリーアコモデーション()として住込みできる方
業務:館内の清掃(希望があれば施設運営のサポート)
期間:3ヶ月以上(要相談)
申込みはこちらから

新しいメンバーを迎え、次の季節には何本の指で愛しい日々を数えられるでしょうか。

今から楽しみでなりません。

文・山脇耀平 / 写真・草加和輝 / カバー写真・まつきりなさん


ーDENIM HOSTEL floatー
住所:〒711-0905 岡山県倉敷市児島唐琴町1421-26
公式サイト:https://www.denimhostelfloat.com
Instagram:https://www.instagram.com/denimhostelfloat

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