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Leeにもあった大戦モデルは大転換期のきっかけだった!?
第二次世界大戦とはジーンズの歴史に
おいても色々な意味で転換期であった
時代ですが、最近お客様にLeeにも
大戦モデルがあるのか聞かれました。
なんとなく大戦モデルがあることは
聞いていましたが掘り下げて調べたことは
なく。
改めて調べてみたらLeeのホームページに
ありました^ ^
1943年に戦時下の物資統制後のモデルが
紹介されており。
それによるとリーバイス社と同じく。
ジップモデルの廃止。
ウォッチポケットのリベット廃止。
フロントボタン等はやはり鉄製に変更。
シンチバックの廃止。
バックポケットのステッチ及び裏地の廃止。
など
ほぼリーバイスと同じような変更で
大戦時期を乗り切ったようです。
そしてこの1943年が実質「COWBOY」
モデルの最終期。
![](https://assets.st-note.com/img/1694598496020-qoegar4faw.jpg?width=800)
当時Leeは陸軍から25,000着もの
作業着の納入契約を結んでいたことにより
大きな資金を得ることができます。
そして1944年Leeは新しい
「RIDERS」モデルのリリースに
踏み切るんです。
ここで初めて採用されたのが
左綾の生地とレイジーSのステッチ。
![](https://assets.st-note.com/img/1694598513389-4In3MRZds4.jpg?width=800)
左綾はカウボーイたちの激しい動きを
柔らかさや馴染みやすさで還元するため
採用されたそうです。
またLeeの新しいアイデンティティを
強調するため、Lee独自のバックポケット
ステッチ「レイジーS」を生み出し
他社との差別化を図ったようです。
ただ戦時下であったのですから
本来はポケットのステッチはご法度だった
はず。
軍に対して大口のメーカーであったからな
のか、あるいはおおらかさが受け入れて
くれたのかは分かりませんが。
今に繋がる大きな変化をこの
第二次世界大戦の最中にするわけです。
Lee101B RIDERSがこんな時に
誕生してるんですから日本は勝てるわけ
ありません。
アメリカ国内では新たな時代に向かって
産業が動いていたということですからね。
第二次世界大戦という時代は
ジーンズの亜種を多く誕生させただけでなく
ジーンズが新たな時代へ向かうための
きっかけを作った時代でもあったわけ
ですね。
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