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備忘録。501XXの歴史を簡単に箇条書きでまとめました!

昨日
お客様からLEVI’Sの歴史を
少し簡単に知りたい。
箇条書きくらいで。
と言われました。
ジーンズのまとめサイトなどにも
ありますがここでもすごーく簡単に
まとめてみます。

年代で整理しますね。
間違っていたら教えてください。

1873年
リーバイス社がリベットの特許を出願。
リーバイス社のギャランティーチケットの
年数はこの年が起源となっています。

1890年
一番古いギャランティーチケットが
存在する年。「for over 17years」と
印字されているチケットが発見されています。

mushroomさんのブログからお借りしました

それまでは17yearsはスタンプだけだと
考えられていました。

数年前に1890年代初頭の501XXが
アメリカのオークションに出たことが
ありましたが、そのジーンズには
フロントポケットのスレーキに
ギャランティの
スタンプが押してあります。
そこには「for over 17years」とありました。
またリーバイス社の社史ではこの年から
501のlotナンバーを採用したとあります。

1900年前後
バックポケットが両ポケットに
なる。

1915年
生地メーカーがアモスケイグ社から
コーンミルズ社へ。

1922年
ベルトループ採用。
当初はベルトループとサスペンダーボタンが
同居していました。
この時期に耳が「赤耳」になります。

1936年
赤タブ採用。

提案者はセールスマネージャーの
「クリスルシエ」
後の3rdジージャンを生み出した
「ジャックルシエ」の父上です。

1937年
リベットが隠しリベットに。
サスペンダーボタンの廃止。


1942年
多くのディテールが戦時仕様に。
シンチバックやコインポケットのリベットが
なくなり、ステッチはペンキに。
またポケットスレーキやボタンも汎用のものに
置き換えられました。

1947年
501XXが戦前の仕様に戻る。
この時にシンチバックは復活しませんでした。

1953年
赤タブが片面から両面タブへ変更。
量産時代の幕開け。

1955年
革パッチから紙パッチへの変更。

家庭への乾燥機普及による措置。
革パッチは硬化し剥がれやすいとのことから。
ただこの後の紙パッチも硬化
しやすかった。
但しリーバイス社では紙パッチ変更後も
レザーパッチと呼んでいます。
この頃センターのベルトループも
オフセットになり左側にずれます。

1964年
紙パッチ内の
「Every Garment Guaranteed」が
廃止に。
この頃を境にリーバイス社全ての商品の
クオリティは高い水準にあるので
あえて「保証する」と入れなくても
という考え方が主流になる。
おそらくこの前後にオフセットの
センターベルトループが元に戻ります。

1966年
隠しリベットが廃止になりバータックへ。
501XXの歴史が終わります。
この年はリーバイスにとって様々なことが
変わるコーポレイトアイデンティティが
変革された年。
557が70505と品番を変えたのも
この時期。

1971年
LEVI’S→Levi’sへ赤タブ変更。
この頃から最後のヴィンテージと呼ばれる
66モデルが生まれます。
正確には66スモールeは1973年ごろから
と言われています。
赤タブの変更も正確には全て完了するまでに
2年ほどかかっているようです。

このような感じでしょうか。
70年代以降はまたまとめます。

今日はすごーく簡単にまとめました。
備忘録がわりに使っていただければ
嬉しいです。

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