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wranglerの親ブランド「ブルーベル社」の名前の由来にはロマンがあった^^
LeeとLEVI'Sは人の名前。Wranglerは?
調べました。
「乗用馬の世話係」あるいは「カウボーイ」
という意味だそうです。
このWranglerブランド。
大元はブルーベル社のブランドです。
まずブルーベル社について少し。
![](https://assets.st-note.com/img/1690700108410-qjV55Ig254.jpg?width=800)
ルーツを辿るとまず「ハドソンオーバーオール
カンパニー」という
労働着を作る会社に行き着きます。
この会社は1904年にハドソン兄弟が
ノースカロライナの片隅でスタートした会社。
この会社は順調に成長して1919年
「Blue Bell Overall Company」と
名前を変更します。
この「ブルーベル」という名前。なんともカッコいい
逸話が残ってるんです^_^
ハドソンの店の馴染み客だった鉄道員のグループから
ベルがお店に贈られました。このベルは鉄道員からの
信頼の証として工場に飾られていたそうです。
飾られていたベルはいつしか工場に舞っている
デニム生地(インディゴ)の粉塵で
青くなっていったそうです。
会社の名称変更の際
労働者からの信頼の証こそこの「ブルーベル」
ということから「ブルーベル社」になったそうです。
なんともよい話ですよね^_^
1936年には世界初サンフォライズド加工の
ワークウェアを生産した
「グローブスペリアーマニュファクチュア社」と合併。
Wranglerの代名詞にもなる防縮加工を
この時手に入れるのです。
1943年には「Wrangler」の商標を持っていた
「ケーシージョーンズカンパニー」を買収します。
![](https://assets.st-note.com/img/1690700144030-MzVruAQtZr.jpg)
そして終戦後1947年「Wrangler」は誕生します。
![](https://assets.st-note.com/img/1690700278201-fIbQBnOcQF.jpg?width=800)
ブルーベル社は先を走るLeeやリーバイスの
間に割って入るため、
戦略として初めからカウボーイを
ターゲットとしたジーンズを
リリースするわけです。
デザイナーは「ロデオベン(ベンジャミン
リヒテンシュタイン)」ベンは
1930年代からハリウッドで活躍。
数々の映画でウエスタンスタイルのデザインを
手掛けました。スナップボタンやアローポケットの
産みの親とも言われています。
そうして誕生した11MW。
11とはプロトタイプを意味し、MはMEN。
Wはウエスタンウェアを意味しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1690700303931-cHsYh5QxEX.jpg?width=800)
1947年のモデルはボタンフライ。本革のパッチ。
このディテール翌年には大きくかわります。
1948年には11MWZとなります。
Zとはジップのこと。
世界初のジップフライジーンズが
誕生することになるんです。
この部分は諸説ありますが
11オンスという生地に対して
初めてZIPが付いたということもあるようです。
このジップなぜ採用されたかというと、
ロデオで牛の角がボタンフロントの間に
引っかかり、
カウボーイが振り回されるという事故が起きたからと
言われています。
さらに本革のパッチは馬の鞍を守るために
塩化ビニールに変更。
さらに初めてサイレントWステッチが採用されます。
同じ年にはロデオチャンピオンの
「ジムショルダー」と契約。
この年16個あったチャンピオンシップのうち、5個の
タイトルを獲得。
Wranglerをカウボーイジーンズとして
一躍有名にしたのです。
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