日本産セルビッヂジーンズのルーツ。BIG JOHN「RARE JEANS」とはどんなジーンズか!?
本日。BIG JOHNの最高峰
フラッグシップモデル「RARE JEANS」を
久しぶりにジーンズを履きたい
という方に購入いただきました。
そこでは今日はRARE JEANSについて。
前にも一度書いたことがありますが、
国産ジーンズは初めからセルビッヂデニムを
使用していたわけではありませんでした。
日本で初めて国産生地を使用したジーンズは
1973年に誕生します。
それまではアメリカのコーンミルズなどから
生地を買い付け、その生地を使ってジーンズを
作っていた実情があります。
BIGJOHNを含めた国産ジーンズメーカーは
純国産ジーンズを目指して、生地の研究をし
ようやく1973年に純国産デニム生地を
完成させます。
しかしその生地は革新織機と呼ばれる
セルビッヂ生地の倍の幅の生地。
生産効率が高く、生地の質も安定した
生産性の高い生地でした。
しかしこの生地には現在我々が好む
○セルビッヂ
○綺麗な縦に落ちる色落ち
という仕様ではありませんでした。
時は経ち1979年に「ダルチザン」が
ヨーロッパで、セルビッヂ生地のジーンズを
改めて見て、その良さに一目惚れ。
日本でもシャトル織機を使った
セルビッヂデニムの生産を初めて依頼します。
そしてこの時を同じくしてBIG JOHNでも
最高のジーンズを生み出す
というコンセプトのもと、
図らずもセルビッヂデニムを使用した
「RARE JEANS」が1980年に誕生します。
この「RARE」こそこの後のヴィンテージ
ブームを作り出すようなコンセプトの詰まった
高品質ジーンズだったんです。
○生地にこだわり
○染めにこだわり
○縫製に拘る
このコンセプトは今の「RARE」ジーンズにも
もちろん受け継がれています。
当時から続く同じコンセプトのまま
最上級の国産ジーンズを提供する。
それが40年以上受け継がれています。
現在の「RARE」は
○藍本来の染めにこだわり、坂本デニムで
染めた「ピュアインディゴ」
※インディゴ以外の染料を混ぜないことを
ピュアインディゴと呼びます。
○ジーンズの初期に使われていた針一本で
縫う「本縫い」仕様。
手間は通常のジーンズ縫製の実に3倍。
○生地は茶耳のセルビッヂ15.5oz
昔ながらの醍醐味を味わってもらうため
あえて全く何もしない生機(きばた)です。
縮みは実に10%前後。
究極の「シュリンクトゥフィット」です。
○ポケットのスレーキは「倉敷帆布」を使用。
○リベットとボタンの裏にはレザーリングを
あしらい、リベット等の抜け防止。
○「レンチプルーフ」加工。
これは生機のデニム生地に特殊な加工をし
数回洗うとねじれが元に戻る特殊な加工。
現在の「RARE JEANS」の主だった特徴です。
でもこの特徴のほとんどが1980年に誕生した
ころから受け継がれているんです。
正に今の時代に皆が好きな国産
ジーンズメーカーのしていることをどこよりも
先に手掛けたのがBIG JOHNの「RARE」
なんです!
日本人が初めて考えた「究極のジーンズ」
それが今もまだ購入できる!
そんな楽しみを味わいながら
「RARE」を楽しみませんか!
オーソドックスなストレートシルエット。
サイズ揃っています^_^
自分の体にフィットすることを想像しながら
履いていただくジーンズです。
日本最初の高級ジーンズ。
ぜひ見てください^_^
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