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wranglerのGジャンは初めから洗練されていた!?

wrangler111MJ。
wranglerのファーストモデルと呼ばれる
タイプのデニムジャケット。
フロントがダブルプリーツで丸カン留め。
アクションプリーツが付いた
洗練されたモデルです。
バックのサイドにはバックルが付き、
リーバイス社の506XXの影響が窺い知れます。


しかしこれよりも前プロトタイプと呼ばれる
11MJ前期と呼ばれるタイプは40年代後半に
誕生。
このタイプは後ろにアクションプリーツもなく
カフス部分もスナップボタンではなく、
ボタンホール留め。
さらにフロントのダブルプリーツは四角の
ボックス留めでした。


これだけ506XXの影響を色濃く受けて
いると、改めてこの時代アメリカで
デニムジャケットといえば、506XXが
スタンダードであったことが想像つきますね^_^

しかしそのダブルプリーツの役目は
506XXでさえ、とうの昔に終えており、
おそらくデザインの一部になっていたはず。

だからこそ11MJの後期ではプリーツの留めは
ボックスから丸カン留めになったと思うんです。

デザイン的にいえば丸カン留めの方が
カッコいいし、洗練されてます。

さらにロデオベンがデザイナーとして入った
ことで、アクションプリーツが生まれ、
よりタイトに体にフィットさせるスマートな
デザインになったのが111MJということに
なりますね。

この111MJは一般的にはwranglerの
ファーストモデルデニムジャケットとして
認識されていて、
特にジョンレノンが愛したことで有名に。


ビートルズにいた時代からこのジャケットを
着ている写真を見ることができます^_^

そして1950年代中盤以降は11MJZになり、
フロントはジップ仕様に変わります。

ロデオで着るとなるとジップであれば
前が開くこともなくライディングの間中
かっこよく着ることができたんでしょうね。

wranglerで最初に契約したロデオの世界
チャンピオン、ジムショルダーズ。
彼とは生涯にわたってwranglerと
契約を続けていました。
その年月は亡くなった年までの58年間。

wranglerというファッションに特化し、
見栄えの美しさを追求したジャケット。

機会があれば欲しいなあ
などと企んでいます^_^

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