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№355 思い込みで壊れていくボクたち

1883年、
オランダの死刑囚ブアメードに
行われたと言われる悪名高い人体実験が
行われました。

「ブアメードの血」とも呼ばれたりしています。


話の大筋はこうです。


目隠しをした死刑囚ブアメードの足首に
医師がメスをあてがい、切ったフリをします。

そして、点滴で水をつたわせ、
あたかも出血したように見せかけます。

ブアメードの足元には
水を受け止める桶が置かれており、
そこに水が落ちるたびに
「ぽたぽた」と音がするのです。

医師はブアメードに対し、
「人は血液の3分の1を失うと死ぬ」
と言い聞かせていました。

水の音を自分の血のしたたる音だと
勘違いしたブアメードは、
1滴も血が流れていないにも拘らず、
「ショック死」してしまったのです。




この話は、「思い込み」だけで
人が死んでしまうことを表しています。

都市伝説という噂もありますが、
実際、人は「思い込み」によって
大きな影響を受けることは
科学的に証明されています。



「これは胃腸薬です」
と医師から処方されたクスリが
実は「ただの砂糖」であっても、
なぜか胃痛が治ってしまう等の現象を
「プラシーボ効果」と呼びますが、、

逆にネガティブな効果を与えると
「ノーシーボ効果」と呼ぶようです。






突然なんでこんな話しをしたのかっていうと
まさに人の「思い込み」によって
今の日本が動かされていることを
もっと皆さんに知ってもらいたいのです。




個人の思い込みが、
身体に多大な影響を及ぼすのなら
国民の思い込みが、
社会に多大な影響を及ぼすことは、
容易に想像がつくかと思います。



実際、コロナ禍をめぐって、
さまざまな「思い込み」をもとに
社会が突き動かされてきました。


・とにかく自粛することが善である(?)
・飲食店が感染源(?)なので休業すべきだ!
・どんな場合でもマスク着用は必須だ(?)


それで害がないなら問題はありません。
しかし、害が出ているため問題なのです。



廃業、倒産、自殺…

最近では
「持久走の後に小5男児が死亡
“マスクを着けて授業に臨んでいた”」
という悲痛なニュースすら報じられました。

(マスクと死亡の関連性は
 明確になっていませんが、
 全くないとも言い切れません)




本来であれば、
政府の不条理な自粛強制に甘んじず...

自粛を強制する政府に補償を求め、
感染に関わる客観的な数値を参考に
それに応じた社会活動を行うというのが
取るべき選択ではないでしょうか?




しかし、今はどれだけ
客観的な事実をもとに主張しようと
少しでも空気に反することを言えば
「アイツは悪いやつだ」と
レッテルを貼られてしまいます。





それはひとえに
多くの国民が「思い込み」に
脳を侵されてしまっているからなのです。

とくに、
「恐怖・不安」に関連した「思い込み」は、
とてつもないパワーを持っています。



そのことは、
すでに歴史が証明している通りです。



「ナチス・ドイツ」の歴史を見れば明らかです。







根拠のない「思い込み」によって、
どれほど人が残虐になってしまうのか?

そもそも、なぜ根拠もなく
思い込みをしてしまうのか?






コロナ禍で生じている日本の歪みを、
歴史と照らし合わせてもう一度
ボクたちは学ぶべきではないでしょうか?

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