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iPhone 15 Pro を買った

2年間使った iPhone 13 Pro を 15 Pro に買い換えた。

買い替え判断

性能差には期待していなかったし、新機能もすごく興味深いものはなかったが、古来より携帯電話というものは2年サイクルで買い換えるものだという考えが染みついているのと、どうせ買い替えるのであれば発売日のタイミングが良いだろうと考えて買い換えた。

以下の支出となった。

  • iPhone 15 pro ( 256 GB ) - ¥174,800

  • ファインウーブンケース - ¥9,980

  • (下取り)iPhone 13 pro ( 256GB ) + ¥81,000

差し引きで ¥103,780円。高い。2年使ったとすると約¥4,300円/月か。

ただ僕は、四六時中片時も離さず iPhone をいじり回りしているので、ここにはお金をかけても費用対効果が十分あるだろうと思い買い換えることにした。

これで iPhone 使用歴は 3GS > 4S > 6S > XS > 13 Pro > 15 Pro となる。4S, 13Pro のスクエアフォルムが好みだ。

到着・データ移行

Apple の商品は予定日よりも前倒しで到着する場合があるのだが、今回は予定通りに届いた。前回からデータ移行を純正の機能に任せており、今回も iPhone を近づけて置いておくだけで移行を済ませてくれた。「この手のデータ移行って結局どこまでちゃんと移行されたのかよくわからんし、そうなるとひとつひとつ確認して回らないといけないし、勝手に変な設定になったりしそうなんだよな……」とおっかなびっくり前回やってみたが、予想に反してワンタッチでほぼ完全に移行されたので、今回もそうした。一応端から確認したが今回も個別対応はほとんど不要だった。僕も技術者の端くれだからわかるがこれを実現するのは並大抵の仕事ではない。

前回、一点だけあとで気づいたのが Authenticator のキーの移行漏れで、下取りに出してから気がついていろいろ困ったのだが、今回はそれも移行された。

結局今回も「とりあえず純正の機能でデータ移行するか」と移行して、「移行できたみたいだしとりあえず不都合を感じるまでこっち使ってみるか」と新しい iPhone を握って、それ以降一度も古い iPhone を触る必要性がなくそれですべての移行が完了した。

13 Pro との比較

1週間ほど使ってみて認識した違いは以下。

● 1.軽くなった
それでもまだ特別軽いとは感じないが、ともあれ 13 Pro からは軽くなった。軽いのはよいことだ。

● 2.常時表示
まあ便利といえば便利だが、出先でうかつに机の上に置いておきづらい。常時表示機能自体というよりは、卓上スタンドにくっつけてスタンバイモードを使うためのものであろう。
スタンバイモードは悪くない。ウィジェットで簡単な操作ができる。最初は時間やらスケジュールやらの閲覧専用モードというイメージでいたが、そうではなく簡単な操作をここで完結するモードととらえた方がよさそうだ。ただロック解除するとホーム画面が縦レイアウトなので通常操作にシームレスに移行できないところは微妙。
常時表示機能とは言っているが、焼き付き防止テクノロジー搭載とは言っていないので、これ単にずっと画面をつけたままにしているだけなんじゃねえの、という不安がぬぐえない。焼きつかないのか? しばらく使ってみるか……

● 3.ダイナミックアイランド
こんなもんどうだっていいだろう、と思っていたのだが触ってみたらよかった。こういう感想が素直に出てくるところが Apple 製品の「まあ明確に有意な差は見受けられないが、とりあえず買い換えてみるか……」という気分にさせるところだ。すごい。
よかった、と書いたが、機能的にすごくプラスになったというわけではない。言語化が難しいが「操作にダイナミックアイランドが反応するのがいちいち気持ちよく感じる」というところか。これまたユーザ体験の見本のような感想をもってしまった。
たとえば Youtube で動画を見ていてそのアプリを閉じるとアプリがダイナックアイランドの中に吸い込まれて小さいサムネイルになるところとか、芸が細かい。
ただ、僕は操作中に通知履歴を確認したくなった時に画面上部から下にスワイプしていたのだが、位置的にその判定が誤動作する。なにかいい方法あるのかな?

● 4.アクションボタン
これまでの消音スイッチはずっと消音固定で使っていた。理由は2つあって、1.いちいちON/OFF切り替えると外出時に切り忘れが怖い、2. 4SのころにON/OFFしていたらボタンが経年劣化で壊れて切り替わらなくなった、という事情がある。
今回物理ボタンがなくなったことで一層切り替え忘れが気になったが、ふと「自宅から離れたら消音モードになる(逆に自宅に近づいたら消音モード解除する)」というオートメーションを入れてみた。今のところ自分の生活スタイルにおいてはこれで十分信頼できるだろうという動きをしている。おすすめ。 iPad mini も同様の設定にした。
そこまで積極的に音を出したいわけでもないのだが、やはり文字入力フリックをするときに音が鳴るのは気持ちいい。
アクションボタン自体はとりあえずカメラを割り当てている。便利そうではあるがまだ頻繁に使用してはいない。カメラでいいと思うが今後変更の余地はある。一回スマートリモコン操作にしてみたのだが、長押しというのがどうも面倒で、ウィジェットに戻してしまった。

● 5.カメラ性能
もとからすごくよかったので目新しい感動はない。ただ、外部ストレージに動画を書きだせるようになったらしいので、 GoPro 的に長時間撮影してみてもいいかもしれない。

● 6.ケース
本体の話ではないが、純正のレザーケースが今回からなくなった。僕はもう十年ぐらいケース選択は盲目的に純正レザーケース(黒)と決めていて、いろいろケースに思い悩むコストをカットしてきたので、今回もとりあえず後継と思われるファインウーブンケース(黒)を買った。評判が非常に悪かったのでびくびくしていたが使ってみると特によくもわるくもない。ハードルが下がりすぎたせいだろうか。
汚れが目立つし、レザーと違って経年劣化を楽しめる素材ではないが、今のところ積極的に買い換えるほどの問題は感じていない。手触り気持ちいいよ。

● 7.バッテリー
2年使った 13 Pro を今確認するとまだ最大容量86%だったのでそれほど体感の変化は感じない。ずっと純正の MagSafe 一本で充電してきて、2年でこれだけ残っていれば十分だろう。
ただ 15 Pro から上限80%で充電を止める機能がついたので(おそらくバッテリー劣化防止のためだろう)とりあえずそれを使ってみている。まあ普通に2年使ってこの程度の劣化だったので、神経質になる必要はないし、どこかで100%充電に戻すような気はする。意外と80%上限で運用してもストレスはない。

● 8.USB Type C
そもそも有線接続を使わないのでどうでもいい。まあ規格が揃っているのはいざというときに楽ではある。

その他

今、13 Pro を下取りに出すために初期化している。XS のときも手放すのが惜しかったが、 13 Pro の金の延べ棒みたいな素材感とフォルムがとても好きだ。コロナ禍に買い換えて2年間トラブルなく動いてくれてよかった。ワンタッチで初期化してこれでそこそこの値段で下取りしてくれているわけで、リースみたいなもんだよなと思う。

値段はめちゃめちゃ高いと思うが、この下取りやらデータ移行やらを含めた移行体験が楽すぎるのと、「全体的に能力が向上するし、あんまり期待してなかったけど使ってみたらこの新機能いいな」みたいな体験を積まされるので、毎回満足してしまう。劇的な変化があるとこういう買い替え体験はできないだろうし、良くも悪くも機能のベースラインが大きく変化しないことが要因だろう。買ってみたら使い勝手がフィットしなかったというリスクが極端に少ない。

ところで毎回のことなのだが、データ移行して触らなくなった旧 iPhone のレザーケースの表面が2日ぐらい触らなかっただけでベッタベタになる(油……? なのか?)のはなぜなんだろうか。毎日触っていると全然そんなふうにはならないのだが……触らなくなった途端に今までの苦労が一気に噴き出したようで、毎度すこし申し訳ない気持ちになる。

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