製材と集成材とCLT
CLT。Cross Laminated Timber。いわゆるラミナ材を積層に、そして直行させてくっつけた材なんだけども、最近の中高層建築にはよく使われるようになって、最近もその利用促進に少し首をというか、鼻先ぐらいを突っ込んで。まぁなんか響きはかっこいいし、使えるところは使っていくことで、木材の利活用をすすめるには良いと思うんだけどね。
でもやっぱり製材、いわゆる無垢材と呼ばれる、ただ原木から四角い部材を切り出したものは存在感が違うと思うのです。CLTを進める割に、製材でできるところに言及がなかったのは残念なのです。
どうにもこうにも木材利用ってところに引っ張られすぎて、木の本質の良さみたいなところに目を向ける人が少ないのは課題だなと。
ただここで単に製材良いでしょーとか言っても、もちろんそんなのは供給者側の独りよがりにしかならないのだけど、少なくとも木材供給者にはその独りよがりすら見えないのはこの業界の抱える大きな闇です。
と、今後はコンピューテーショナルデザインと、木材関連についてつぶやいて行く次第です。
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