SketchUpで軸組みこそ作った方がいいよ、という話。
SketchUpは建築界隈ではよく使われるというのは知っているけど、どうにも表面的な造形だったり、単なる光シミュレーションで使われている例が多い気がするのです。
SketchUpで軸組みを作るメリット
ただこいつの真価は軸組みを作ってこそ発揮される。柱、梁から組み立てていって一軒の建物を建てる。これをすると、梁がどこに干渉するとか、建物がどういう構造になってて、どの辺で力を受けているとか。
はたまた間取り的に無理な形にしないとか。
しかも軸組みで作っちゃえば、後は壁作ったら家の形になるわけで、それを使って、プレゼン作ったり、光シミュレーションしたりすればいいわけです。
住宅における柱と梁なんてただの直方体の塊なんだから、あっという間にこの辺は組みあがっちゃう。これを2DCADでやろうと思うと、今まで使ったことない脳みそを駆使しないといけないんですよ。
SketchUpは粗くていい
これは一応の完成SketchUpモデルがあるけど、見る人が見たらこれの粗さがそこかしこに見えてくる。屋根軒先部分の納まりなんて考えてないし、窓もとりあえず作っただけ。柱なんて見えちゃってるし。
そこをやたらこだわって作りこむ人もいて、それはそれでいいと思うんだけど、この辺は実施設計と基本設計でわけた方がいい。結局3DCADも所詮は仮想でしかないので、この辺の割り切りが重要な気がします。
色に関しても、本当はSketchUpでは付けない方がいいかな。屋根に色付けているけど、これは人に見せる必要があったのでね。本当は面倒なんですよ。しかも中途半端に仕上がり感が出ちゃうしね。実際はこの後Twinmotionで連携しているので、もう少しいい感じにプレゼンしてます。
とまぁ、まだ建築実務なんてほとんどやってないので、微妙なところはあるけど、3Dモデリングがもっと使われるようになると良いと思う今日この頃です。
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