「明るい無職」を卒業することにしました。
明るい無職を卒業することになりました。
短かった。あっという間だった。そりゃそうか、たった2ヶ月ちょっとだもんな。でも、2ヶ月という短い時間でも、無職という立場をこんなに楽しく過ごせたことは私にとってはとても自信になりました。
「お仕事は何をしてるんですか?」
初めましての人やお久しぶりの人に会うと必ず聞かれる質問でした。
そんな時、自分は「明るい無職をやってます」と本当に心の底から明るく答えることができました。なんでそんな風にできたのかな?理由を考えてみました。
明るい無職を作り上げた要素は色々あったけど、その中で特に浮かんできたものは…
・お金があった!
・やりたいことを夢中でやれた!
・ありがとうが言えた!
・つながりから仕事が生まれる!
が大きかったのかもしれないです。
一つずつ書いておこう。こういうの、時が過ぎると忘れてしまうから。自分のために書きます。なのでちょと長いです。
お金があった!
20代のうちは給料も低くて、しかも私は多動な人なのでしょっちゅう旅に出たり飲み歩いたりしてお金を使っていたので貯金もなかなかできませんでした。今思えばそれでよかったと思っています。20代しかできないハチャメチャなこと、たくさん経験したから満足しているし、怪我や病気のリスクが少ない時期はそんなに貯金も必要ないのかもしれません。
30代になって少しずつ所得が増えてきてそれに伴って貯金ができるようになりました。今思うと20代の浪費感覚から切り替えられてよかったです。出費を抑えれば2〜3年くらいは働かなくても女ひとり生きていけるくらいの貯金ができていたので安心して無職になれました。でも、想定外というか、いや、わかっていたけど本当にそうなんだなぁと思ったのは生活水準を下げるって全然できないですね。笑
洋服や生活用品も療養生活をしていた時は"買わない"でも全然平気だったけど、心も体も元気な状態になってしまうと欲がどんどん湧いてくる。エネルギーがあると消費活動も盛んになりますね。家の家賃も渋谷の一等地だからそりゃ高いし、けど刺激的で快適で便利だし全く引っ越そうなんて気にもならないし。なので、無職のくせに出費はゴリゴリ働いていた時より多いくらいだったので、こりゃ意外と貯金が底をつく日も早くやってくるかもなーなんて思ったりもしていました。笑
やりたいことを夢中でやれた!
家事や整理収納が大好きなので、憧れだった家事代行サービスで働いてみたり、友人宅を掃除したり、整理収納アドバイザーの資格を取りに行ったりすることができました。
無職と言ったけど、無意識のうちにお金を稼ぐ行動をとっていましたね。笑 でもやりたいことを好き勝手やっているだけという認識だったのでお仕事をしているという感覚ではなかったのが正直なところ。お金を目的にした活動ではなく、自分のためにやっていました。
おかげさまで素晴らしい先生に出会えたりお掃除コーチングを実践させてもらえる機会を得たり、自分の能力をまた新たに開花させることができるきっかけを得られた素晴らしい時間だったと思っています。
受けたクライアントがnoteを書いてくれて、その後も整理収納を継続して頑張っていて、私をファブ5の一人だとまで言ってくれました。涙…泣ける。。本当にやってよかった。
ありがとうが言えた!
無職になると普通は何するんでしょうかね?退職した時にハローワークの案内の紙をもらったりもしたのだけど、ハローワークに行くものなのかな。無職になった初めのうちはふら〜っと誰かを誘ってランチに行ったり散歩したり気ままに生きていました。寂しいとか不安を覚えたことはほぼゼロに近くて、毎日いろんな友達や知り合いに会えてお酒をたくさん飲んだりして、とても楽しかったです。(もうお酒をたくさん飲めるようになってるよ!)
12月は毎日ありがとうの航海の旅に出ていました。2019年の私を支えてくれた人やモノを提供してくれた人たちにありがとうを伝えに出歩いていました。無職のくせに忙しかったよw
TRUNK HOTELの花屋さんとかバレンシアガの店員さん、大きなカンファレンスに呼んでくれたYappliさんにいつも素敵な接客をしてくれるトゥモローランドの店員さん、マンションのコンシェルジュさん。みんな泣いて喜んでくれたり、うれしい言葉を贈り返してくれて、ありがとうを伝えるとまた何倍もの幸せが得られるんだなぁと実感しました。
つながりから仕事が生まれる!
「明るい無職もキャリアのひとつになりました」とタイトルにもつけましたが(最初つけたタイトルはこうだったの)、職がない状態ってどういうことなのかなぁと考えたりもしました。どこかの企業に所属している状態だったり、フリーランスでも決まったクライアントがいる状態だったりの逆で、収入が安定して得られる状態ではないことかなぁ、、いや、そもそも働く気持ちがないとかのマインドの状態なのかな、と。色々あると思う。
でも、そうだとしたら、私は無職という立場でも明るくいられたし、そのまま生きて行けそうな気もしました。働こうなんて気持ちもないままに、なんやかんや色々やっているうちにあれ?お金になってるなぁ!なんて感じにコトが運びそうと思うコトがいくつもあったからかもしれません。全てはこれまでつながった人たちが面白い話を持ってきてくれるからだし、それは自分でたくさん発信しているからかな、と思っています。だから私にとってつながりは安心なのです。みんな、つながってくれていてありがとう。無職も私にとっては一つのキャリア。大事な時間でした。無職なのにキャリアハックに出たし。多分そんな人、いない。w あ、でもこれは療養中の話をしたのか。またちょっと無職とは違うか、休職だ。ここで語ったことはこれから先の自分のベースになっていくんだろうなぁと思います。こうやって形に残せてよかった。キャリアハックのみなさん、本当にありがとう。
そんな感じではありましたが、大事なつながりの中から特に素敵だなぁと思えた仕事があって、「働きたいぞおおお!」と思ったので、この度、明るい無職を卒業することにしました。
正直な気持ちとしては、実は、、「明るい無職を卒業してしまう…ううぅっ…楽しかった…寂しいヨォおおお…もっと明るい無職を続けたいぃいいっ」という後ろ髪ひかれる気持ちも大なのですが、今は働きたい気持ちが強いです。
なぜなら、背景には…
今年は所得が低くてふるさと納税が全然できなかったのです。私はもっとカニが食べたい!ホタテももっと取り寄せたいし、美味しいお肉も頼みたかった。。来年はたくさん働いて、ふるさと納税の恩恵をたくさん受けたい!
って、すごくないですか?ふるさと納税は働くモチベーションまで作り出している…!!! と、こんな話をすると周りは呆れた顔をするのですが、私は割と真剣。
文章のシメがまさかふるさと納税になるなんて書き出した頃は全く予想もしていなかったのですが、まぁいいや。
とにかく楽しくて幸せな明るい無職生活でした。
ありがとうございました!
(イラスト:竹プロ(いつもありがと!))
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