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木曽平沢で家をととのえてきた話

私が今関わっているGoldilocksでは木曽平沢という長野県は塩尻市にある地域にグランドデザイン提案をするというプロジェクトが進行しています。
地域をよくするために首都圏を中心としたところから集まった様々なキャリアを持つエキスパート人たちがプロボノで力を出し合い一つの提案をするというものです。

参加する人のメリットとしては、各種エキスパートとの出会いや新たな知見が得られるなどもありますが、ひとつ特出しているのはその地域に滞在できる施設・拠点があるという特典。
今回、その拠点を整備しに、プロジェクトメンバーより一足早く現地に行き、施設となる住宅をみんなが滞在できるところまでととのえてきたので、現地の雰囲気とともにお伝えしたいと思います。

木曽平沢という地域について

木曽平沢は、長野県塩尻市南部の山岳地帯にある地区。木曽漆器の産地として知られ、歴史的な家並みが国選定の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。江戸時代に中山道として整えられ、宿場町である隣駅の奈良井宿はこの連休も多くの人で賑わっていましたが、この木曽平沢は特に普段と変わりなく、ほとんど人が歩いていない。笑 ←ここら辺もこの地域の危機感の一つであると聞きました。

日々別荘は和洋折衷のとても素敵なお宿です

今回のプロジェクトの現地でのコーディネート役であり、上の写真の日々別荘を運営している近藤沙紀さんが現地の住宅をプロジェクト用に期間限定で提供するということで掃除好きの私もリモートワークをしながら掃除をするということで現地に向かいました。

いざ現地へ!

写真は到着当日の隣駅の奈良井宿の様子

着いた当日は一帯は雨。そういえば半年ほど前に伺った時も雨。うーん、しっとりとした街並みしかまだ見れていないぞ。笑
聞けば訪問前日の最低気温は-3度。4月下旬でもなかなかの寒さ。確かにまだ桜がちょこちょこ咲いていた。でも、翌日はピーカンに晴れて昼間は20度以上の暑さでTシャツでちょうど良いくらい。山間部なので寒暖差がなかなかに激しい。

すぐそばには奈良井川が流れ、超マイナスイオン出まくり

お掃除スタート!

こちらが今回のプロジェクトハウス。
広さとしては7LDKくらいあり、布団さえあれば、10人は余裕で泊まれる。数ヶ月前まで人が住んでいたということだったが、家全体が埃や油、水回りの汚れが強かったため、複数人で一気に片付けよう!ということでかわるがわる様々な人がきて作業。近藤さんの地元のお知り合いや同居人、東京からプロジェクトメンバーも来て、私も東京から二人興味のありそうな友人を呼び、一緒に作業してもらいました!ありがとう!

毎日近藤さんがチームリーダーとしてタスクを壁に貼り、進捗を管理。

リーダーから細かい指示を受けています。目標は住める家にすること!

今回の課題はまず、家全体が埃っぽくて歩くとすぐに靴下の裏が真っ黒になるレベル。とても住める状態ではなく。これを今回は1週間程度で住めるおうちにします!(近藤さんは2日で住める家にするという目標を書いていて、さすがにそれは無理やろ…と私は心の中で少しだけ思ってた。笑) 

はじめは家全体をとにかくみんなでピカピカに磨く!

トイレも!
窓も!
壁も!

そして私は水回りの風呂やトイレ、洗面台を担当。

黒ずみやカルキ落としをしました!

お風呂の溝もすっかりキレイになりました!

before
after

汚れを落としたら、少しずつ皿やタオルなど生活に必要なものをセットしていきます。

お皿の裏のシールも一枚ずつ全部はがした!
体張って頑張った!

そして、ついに家具の組み立てができるレベルまで来た…!

ベッド組み立て職人が爆誕。
2台目を組み立てる時のはやさのすごいこと。笑

家全体の汚れを落とすのにまる2日、いや3日かかったかな。そしてついに家具を組み立てていく作業に。まずは2Fのベッドから。ニトリの最新式かけ布団カバーに感動しながら、完成。

ベッドが設置できた時の感動ったらなかったです。涙

2Fの窓からはすぐ目の前に川が流れていて、部屋にいるとその川の音が聞こえる。緑もいっぱいで、とにかく気持ちのいい目覚めができそう。早くみんなに早く使ってもらいたいし、自分も泊まりたい!

木曽平沢を楽しみながらやりましたよ

こう書いていると、毎日こんつめてやっていたの?と思われるかもですが、そんなことはなく、リモートワークでオンラインMTGがあったりしたらそちらを優先し、ランチはみんなでお蕎麦を食べに行ったり木曽平沢の街を案内してもらったりしていました!

木曽平沢散策!
伊藤寛司商店さんでは工房を見学させていただきました
そば処ながせさんも雰囲気も蕎麦もよかった〜!
絶メシにも登場した食堂SSさんにも行きました!
奈良井宿のBYAKUさんのランチも最高!
滞在中に2回も行きました笑
オンラインMTGを江戸時代に建てられた古民家宿でするコントラスト
プロジェクトハウスで採れた山菜のこごみを
夜はおひたしにして食べた

そんなこんなで住める家になりました!が、しかし…

お掃除が始まって6日目、ダイニングテーブルを設置。

ダイニングテーブルの椅子はまだありません。

ここから先はさらに多くのみんなの力を借りながらやっていけるといいね、という話になっています。

椅子を買うことは簡単だけど、それよりも「うちに使ってないのがあるよ」とか「あそこでいいのが買えるよ」とか、半径100mのみんなの知見やモノをシェアしながら進められたら、それはとてもGoldilocksっぽいね、という話をしていました。

これは椅子だけの話ではなく、お皿やコップ、さらにはボードゲームなど生活用品以外の娯楽やみんなで楽しめるものなんかもその範囲なのだと思います。

人が集うときに快適に心地よくいられて、そこにあるものが少しでも自分の気持ちがこもったものがあったら、その場所に対する温度感が変わるんじゃないかな、そんな気がこの6日間ここにエネルギーを注いだことで感じるようになりました。

なので、必要なものリストを準備ができたら公開したいと思っています。
ぜひ可能な限りで、お力添えくださいな。

最後に、まだプロジェクトはこれから始まるところなのですが、このお家を提供し、準備をしてくれた近藤さん、ありがとう!そしてこれから一緒に頑張っていきましょうね!

照れてて、かわいい。


今回東京から来てくれたポールくんもnoteに書いてくれたので、こちらもぜひ読んでみてください!

宿泊した日々別荘や奈良井宿のwakamatsuさんについては別noteで出します〜

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