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私の才能が開花した時の話をするね

First Penguinsの今週のお題は「自分の才能が開花した時は?」だ。うーん、才能ね〜、たくさんあると思うけど、開花した時か〜。

幼少期から振り返って一番最初に開花したと思うエピソードとその後象徴的だなと思うものを2つほど書いてみようかな。

その① でんこ、マラソン大会でビリから5位になるの巻

中学生に上がった時、大体みんな何かしらの部活動に入る。私も色々検討はしたものの、なんだかどこも組織立っていて先輩後輩の上下関係に巻き込まれるのが面倒だったのと、みんなと同じことがしたくないという気持ちから図書クラブを選んだ。放課後の夕日が沈みかけた図書室で本を読んでいる姿の自分がカッコイイ!って思ったんだと思う。なんかそんな漫画でも読んだんかな。。

入ってみて、放課後に本を読んだりしていたけど、すぐに気づいてしまった。「私、本も読書もそんなに好きじゃないわ…。退屈や…。」と。図書クラブにいる意味がなくなっていた。

そんな時、体育の授業でマラソン大会があって走ってみたらなんと130人中125位。休んでいた人なんかも入っていたから、実質ビリだった。びっくりした。あれ?なんで?なんで走れないんだろう?よくわかんなかった。

でも、ビリってなんだかカッコ悪いし、いやだった。図書クラブも退屈していたし、これはもう体を鍛えて這い上がるしかないっしょ。そんなふうに思って中二になった時にバレー部に入った。目的はバレーをすることではない。体を鍛えることだった。当時は中二から部活に入る人はほぼいなかったから相当変人だと思われていたかも。

その時のバレー部には小学校から強豪チームでやってきた実力のある後輩がたくさん入ってきていた。なのでそんなに上手でもセンスがあるわけでもなかった私はほとんど試合には出られなかった。途中から入部したとはいえ、一応学年が上で先輩なのに下手くそだし試合に出ている後輩を応援するのは何だかちょっと情けなくて、悔しかった。

でも、その年のマラソン大会で私は130人中5位になった。

バレー部は結局中三の卒業まで続けた。大した試合にも出られなかったし、活躍もしなかったけど、いまも私の記憶に残るのは目的に向けて努力してビリから5位になった自分の努力だ。

やりたいと思ったことに真っ直ぐに向き合って、目的に向かって努力し続けて結果を出すことができること、それが私の才能。

その② でんこ、偏差値40から65になるの巻

もう、これも上のエピソードと一緒。
中学校に入ったら算数が数学になって途端に難しく感じた。算数の時はそこまで苦手意識も成績が悪いなんてこともなかったけど、中学に入ったら全然わからにゃい。どうしたもんか。。偏差値40って、、、。これもほぼビリみたいな成績だった。

小学校の時から公文式で国語教材をやっていて、最終教材くらいまで行き、全国で300位以内くらいに入るトップの成績で公文式から表彰されたりしていた。なのに数学は…この有様。

数学も公文式で学習することになった。同じような設問を何度も何度も繰り返すひたすらやり続ける。それだけ。基本の基本を死ぬほどやらされる。笑 でも、やり続けていたら自分に染み込んでくるのを感じた。基礎が大事なんだ。基礎ができれば応用もできるんだ。ものすごく体感した。気づけば難しかった問題もすらすら解けるようになっていた。マジでやっててよかった、公文式。笑

結局、数学も偏差値40から65までなって、学年一位を取ったりもした。気づけば国語よりも数学の方が好きになっていた。高校のクラスも理系のクラスを選んだ。

基本をとにかく身につけること、それができて初めて応用ができるようになること。それを知ることができた。

基本を大事にしてコツコツ続けることができること、それが私の才能。

上のエピソードと似てる。 この身体と勉強と両方で成果を出して自信をつけられたのは今思うとその後の生き方にも大きな影響があったかも。今の身体作りを頑張って成果出しているのも、生活の基本を大切にしているのも、この体験がベースにあるんだと思う。
今回書いてみて気づいたことだ。あともう一つ、とても印象的な出来事が高校時代にあったので書いてみる。

その③ でんこ、廃部寸前の写真部を立て直し、2000枚中2位になる

高校に入って、もう体育会系はええわ。ってことで写真部に入った。けど、機材もほぼ使われていない、活動もほぼない廃部寸前の状態だった。これはチャンスだと思った。ヨドバシカメラに通い詰めて部費で現像用具を購入し、暗室を整備して現像ができるようにした。仲間も集めて撮影会を企画したりして学校祭で展示をしたりした。化学の授業の時はサボって暗室で現像をしたりしていた。その後の化学のテスト、結果は4点だった。笑

写真部ってやってるんだね、なんか楽しそうだね、なんて言われるようになり始めて、現像も割と上手にできるようになってきたので高校生対象の写真の大会に出品してみることにした。私はいつも遊んでいる大好きな友達の写真を撮って現像して、組写真にして札幌大会に出してみた。

そしたら、それが2000枚中2位の"特選"という賞を取った。受賞理由は「イキイキした被写体の表情がいい」と。あと「組写真で縦と横を織り交ぜたのは独創的」と言われた。私は知らなかったけど、組写真というのは縦なら縦、横なら横と揃えるものらしい。当時の顧問の先生も特に何も言わなかったし、私自身も知らなかっただけなのだけど、自分のいいと思った表現が既成概念を超えて、枠を超えて評価されたことがとてもうれしかった。

上位の賞を取ったので、写真の甲子園に出場することになり、全道大会に行った。旭川かどっかだったと思うけど、みんなすごいカメラを使って、独特の世界観で表現していて自分はまだまだだなと自分の実力を思い知ることのできるとてもいい機会をもらった。

自分がいいと思ったものを自分らしい表現で出せること、それが私の才能。

写真を通じてそれを知ることができたと思う。


自分の才能を知る機会は、自分で自分を変えたいと思って努力をした後についてくることが私の場合は多いのかも。また、のびのびとやった時、それをいいね!と言ってくれる誰かがいる時にも才能だと思える。

自分で気づくことも、誰かに気づかされることも、両方あるね。


あと、書いてて思った。ほんと私って極端なんだよな。できないものはとことんできない。得意不得意が激しい。笑
でも、やり方を変えたり、特訓すると途端にできるようになったりする。今でもそういうの、よくあるし、あと何より人と違う自分でいたいって気持ちが強いね。オリジナリティを愛してる。これからもその気持ちに正直でい続けたいな。そんな気持ち。

読んでいただき、ありがとうでした!

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