本質と人格

本質と人格

普段から人々が「私」と言っているモノがある。果たしてそれは本当に私なのだろうか??
人間には【本質】と【人格】が存在している。
本質とは生まれ持った気質の様なもので、その人本来の姿である。本当の意味でのありのままの自分であり、教育やしつけ、経験を得る前に優位に働いている。

人格とは、後付けされた自分。教育や経験、しつけなどが継続して与えられていくうちにだんだんと形成されていく。

例えるなら、人格は仮面で本質は素顔だ。
現代人(特に都会人)は人格が本質より強く発達している。義務教育を始め、メディアの影響、罰せられないために常にルールに縛られているなどなど、、、
それらによって形成された人格を「私」と思ってしまう。言い方を変えれば、作られた人格が自分自身の支配者にすり替わるという事だ。
幼い頃から人格によって押さえつけられ続けた人格は成長が止まっている。
世間的に言われている成功者や大統領などの権力者でも本質は6歳児と変わらないくらいの幼いものであることもなんら珍しい事ではない。
人格が強すぎると私という仮面が崩れた時に立ち直れない。
自己啓発セミナーやスピリチュアルに答えを求めるも、発現できる本質が育っていないため功をなさない。

今度は本質の話に移ろう。
本質は冒頭で述べた様に生まれ持った性質で、真の意味でのありのままの自分。
現代人の多くは本質が育っていないパターンが多い。
本質が強いとどうなるだろうか?
本質が強いと超人的なポテンシャルやエネルギッシュになる。また、人を惹きつける魅力などもある。
が、しかし
本質が強くても人格が育っていないととんでもない事になる。
本質が強いだけは野蛮人や動物と変わりない。
人格が育っていないと、社会のルールが守れない、人を平気で傷つけても気づかない、同じ失敗を何度も繰り返す等の世俗を生きる上で非常にまずいトラブルを多々引き起こす。
何より本人が自覚できないので、なんで相手が怒っているか分からない。と言った状態になる。


結論を言うと、
本質と人格をバランス良く育みましょう。

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