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【NYM】Oh shit

 久々の更新になりました。あまりにも情けない敗戦が続き、TDL前は首位を維持していたチームが借金を作って地区3位まで転落。悲劇が一段落ついたらnoteをしたためようかと思っていましたが、息つく暇もなくここまで転落してしまいました。

 本日のTragedy-Headlineは、1)復帰へ向けて調整中のN. Syndergaardがコロナ感染、2)一部のMets戦士がファンに対するブーイングをしているという衝撃の告白の2点です。ちなみに、Syndergaardはちょうど誕生日だったらしい。

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最悪のチームケミストリー

 トレードデッドラインの救世主として颯爽と現れたJavier Baez同郷の盟友Francisco Lindorとの熱きコンビでMetsを優勝に導くか?と期待していたのは一月前。時折放つ豪快なホームランは魅力的であるものの、トレード以降.210でOPSは.709、驚愕の三振率.355と物足りない成績。しかしそれ以上にヤバなのは、彼がNew Yorkの手厳しいファンのブーイングに対してとった行動である。なんと彼が活躍した際、ファンに向けてブーイングをするというのだそして、彼がもたらしたチームケミストリーとはまさにこのファンに対するブーイングの輪である (本記事のヘッダー画像参照)。これには保守的な球団代表Sandy Aldersonも激怒。

地獄の13連戦

 現在のMetsは63勝67敗。なけなしの2連勝で借金を減らしてのこの数字です。LAD-SFというナ西の2大巨頭との13連戦での11敗が、Metsの2021シーズンに引導を渡すことになりました。

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 上の表を見ていただきたいのですが、11敗のうち1点差での敗戦が7回もあります。これはストレスが貯まります。

メンヘラ球団Mets

 以下に示すのは、8/1以降のMetsを象徴する成績です。[]つきの項目で降順ソートしています。

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 得点圏打率はダントツの30球団最下位 (ほかにもちらほらおもしろチームがある件については省略)。また、試合中のWin-probabilityの変化から推定した「重要な場面度」を表すLeverage-Indexが高い(つまりとくに重要な場面)での成績は悲惨そのもの (CLEも大概であるが)。とくに腹が立つのはその「重要な場面」がやたら多いことです (なんと30球団最多!)。つまり盛り上がる場面を再三作ってはそれをぶち壊し続けているというわけです。ちなみに、Low-leverage=すなわちたいして重要ではない場面では打率はMLB全体8位で.259、OPSも.736とそこそこ (当社比) 打っているのです。これはクソだ。

 冒頭に述べたとおりブーイング騒ぎが話題になっていますが、これだけストレスがたまる試合をしてたら、そら、そうなるよ。というか、チームの醜態と選手のメンヘラ具合には因果関係を見出すほうが自然なのかもしれないのだ。筆者は仏の心で試合を見ているのでもはや腹が立つことはありません。

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