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苦しさと迷いとその先の楽しさと。

おっくん

変なタイトルをつけてしまったんですけど、リーグ総括みたいなタイトルにできるほどまともなことを書ける自信がないんで、まあ言葉に表したらこんなだったな今シーズン…と思ってこのタイトルにしてみました

いつも読んでくださる物好きなk……数少ない方に役立つ情報とかを届けられるような記事でもないので、そこを踏まえたうえで読んでくださる方がいたら嬉しいかな～の気持ちです🤣

期待と不安

シーズン開幕前、ジェイテクトは優勝候補筆頭として挙げられていました。

・関田選手、柳田選手、ウルナウト選手、河東選手の移籍加入
・西田選手の復帰

全日本でも主力として活躍した選手の加入、オリンピックでも活躍した外国人選手の加入、Vリーグで最優秀新人賞の受賞歴もある選手の加入、こうして各選手の経歴や個々の能力を考えると当然そう謳われるのも当然というかなんというか…

自分個人としては、（これまで好きだったジェイテクトSTINGSとは変わってしまうかもしれないな）ということは危惧しつつも、いちバレーファンとして楽しみな気持ちが強かったですし、以前の記事にも書いているように実際に愛知フェスで見たこのチームのバレーはとてもわくわくしたし、やっぱりこのチームが好きだと思える瞬間が多々ありました。

その時は連携の面だったりで、中々上手いこといっていないシーンもあったんですけど、開幕までの1か月くらいで良い感じに纏まるだろうって楽観していた気持ちもあったし、その反面このまま個人技でどうにかなってしまう分チームとしてはちょっと心配かもしれないな～…なんてフォロワーと話したりもしてたのを思い出します。

バレーは上手い人が集まれば強いわけじゃなくて、コートベンチ全員合わせて強い方が勝つ競技ですからね。そう簡単にはいかないだろうから厳しい試合も覚悟しなければ…と思っていました。（一介のオタクがそんなこと思ったところでどうにもならないんですけどね）

理想と現実

そこからあっという間に1か月が経ち、リーグ開幕。
そこからの結果はこの記事を読んでくださるような方だったらご存じだと思うんですけど、

ハマったときはとにかく圧倒的に強い。
ただ、中々チームとしての歯車が嚙み合う時が少ない。

勿論、西田くんや柳田さんの得点力だったり、ティネさんの攻守のバランスだったり、関さんのセッターとしての技量だったり、随所に個々の技術で惹かれた部分もたくさんあったし、流石だな～と思う瞬間はあったんですけど、それだけじゃ勝てないのがバレーの面白さでもあり難しさでもあり...（同じこと何回も言う人）

そして今季は選手の怪我やコンディション不良がたくさんあったのも痛かったなと思います。
西田くんの原因不明の体調不良や足の怪我、都築くんの捻挫、他にも理由は公表されていないので詳しくはわかりませんが、柳田さんや関さんが帯同をしていない週もありましたし、天皇杯の決勝ではフェデリコや河東くんがいなかったりもしましたしね…
試合をしながらチームを作っていた状況が続いている中、いない選手がいてポジションチェンジがあったり、中々思うようにいかない試合が多かったですよね。

ファンもヤキモキしたけど、きっと選手やチーム関係者からすればもっと思うところがあったでしょうし、何を言うのも違ってしまうような気がするんですけど。

苦しさの正体

昨シーズンも事あるごとに「苦しいな」「しんどいな」と思っていた記憶があるんですが、今シーズンは何かまた違った感情を抱えていました。
それが何だったのかと考えると、本間さんがコートにいない時間が多かったってところなのかなと思います。

開幕から（辿れば愛知フェスから）リベロはディグ・レセプションと分業制のシステムで戦っていたジェイテクト。
シーズン中盤（終盤？）に、本間さんがコンディション不良で試合に出なかった週からリベロは和幸くん1人の体制になりました。

自分が応援し始めてから幸運なことに、本間さんはほとんどの試合にスタートから出場していました。
応援している選手がリザーブにいるっていう経験が殆どなかったっていうすごく贅沢な状況に自分が慣れてしまっていたことが原因なんですけど、その部分で気持ちをどう持っていけばいいのかわからなかった部分が大きいのかもしれないと思います。

勿論、本間さんが出ていなくてもジェイテクトの試合を見るのは大好きでしたし、変わって入っている和幸くんも順天の時から見ている素晴らしい選手なのもわかっていて…
和幸くんが良いプレーをしたときに一番喜んでいるのは本間さんでしたし、何かプレー面でタイムアウト中などに和幸くんが本間さんにアドバイスを求めに行くシーンも何回も見ました。

本間さんご本人はきっと色々思いながらも、チームの為に応援したりベンチでも一番大きな声を出したりしていたのに、応援させていただいている立場の自分がこんな風に迷いというか、モヤモヤした感情を持ってしまっていたことへの自己嫌悪。

こうして書き出してみるとすごく自己中で勝手な落ち込みだったんだな～って今は思えるんですが、リーグ期間中はなんかめちゃくちゃしんどくてたくさんフォロワーに話を聞いて貰ってました。ありがとうフォロワーたち…

迷い

そしてもう一つ、自分の中で引っかかっていたことというか、これでいいのかなって最後まで悩んでいたことがあって。今シーズンはジェイテクトの試合に行かないで、ヴィアティンの試合を見に行くことも多かったというところです。

以前記事にしたように、元々V２で応援しているチームではあったんですが、上記のような状況もありこれまでのシーズンは行っても1.2回くらいだったところがだいぶ回数が上がり…

自分が考えすぎなだけなことはわかっているんですが、（これでいいのかな～…）という迷いはどうしても抱えてしまうわけで。

ただ、この感情が正しいのかどうかはわかりませんが、行ったこと自体は全く後悔していないし、とても楽しい思い出の方が多いです！新たに応援したいなと思える選手もできましたし！念のため！

思い返すとほんとに勝手に自分が迷っていたり苦しんでいただけで面白いんですけど、なんとなく誰かわかってくれるかな～この感情。笑

垣間見えた楽しさ

ただ、そんな状況の中でも本当にたくさん楽しいこともありました！嘘とか自己暗示じゃないんです！信じてください！（？）
ジェイテクト以外のこともいくつかあるので、そこも加味して書きます！

・やっぱり楽しかったホームゲーム

今季足を運んだジェイテクトのホームゲームは
10/29　刈谷大会
11/12.13　秋田大会
1/14.15　奈良大会
2/4.5　岡崎大会
3/19　刈谷大会

どの会場に行ってもこれまでに知り合ったたくさんのフォロワーさんが居て、MCの藤原さんがいて、スティンビーもいて🐝
応援が昨シーズンと変わったり、座席の問題ですったもんだあったりもしましたが、行くたびに（やっぱりホームゲームいいな…）と思っていました！

俺たちの藤原さん 来季もいてくれないと暴れるかも
スティンビーまじでずっと可愛かった 一生愛す

・天皇杯で味わった頂点

結果としてリーグ戦は最終順位6位という形で幕を閉じましたが、12月に行われた天皇杯では優勝！

今季の天皇杯で「優勝」という結果を味わえたのは、当然ですが日本で1チームだけ！現地で優勝を見届けられたのは2020年の天皇杯以来。
嬉しかったな～、楽しかったな～。

やっぱり結果が出て、選手がみんな笑顔なのが一番嬉しい！

・応援したいと思える選手が増えた。

上述のヴィアティン三重、今季は7試合くらい？見に行かせてもらって、たまたまその内2試合帯同していた内定選手のプレーにめちゃくちゃ惹かれてしまいました…
しかもまたリベロなんです、笑ってください（笑えないよ）

ヴィアティン三重バレーボールチーム　
#20　本多泰成　選手　

ほんとにたまたま帯同してた2試合に立ち会えて、そのプレーを見ていいなって思えるって中々ないことだと思うし、これからたくさん応援したいって思える選手に出会えるってすごく嬉しいことだなって思います。

カテゴリが同じＶ1だったらきっとヴィアティンをこれだけの数見に行くこともなかったと思うし、ましてやまたリベロポジションの選手に注目してみることもきっとなかったと思うので、、、（推し選手と同じポジションの選手を同時に推すのとか元々できないタイプだったんで…）

まじでめちゃくちゃ俺の好きなタイプのリベロだったのでみんな来季は絶対見てくださいね（誰？）

・フォロワーに大感謝

本格的に現地に観戦にいくようになってかれこれ3.4年経ちますが、本当にどこの会場に行ってもフォロワーがいてくれて、試合後に「今日はこうだったよね～」「あそこでこうなったよね～」とかそんな話をすることが、リーグ期間中の一番の楽しみだなってのを今季改めて感じました。
（いや、もちろん試合見るのが一番楽しいのは前提でね？そこ以外で）

先に書いてあるように今季はほんとに色々しんどい部分が多かったけど、現地でフォロワーが居てくれるからどこにいっても楽しかった！
苦しいときには現地だけじゃなくて平日でも夜みんなで通話して愚痴ったり、くだらない話を一生深追いして笑ったり、同じ温度感でたくさん感情を共有してくれる友達がいてくれることの有難さを改めて感じた半年間だったな～と。

間違ってるかもしれない部分は「ここはこうじゃない？」とか「私はこう思うよ」って言ってくれる貴重な存在が居てくれたおかげで色々整理できたところもあるもんね。

テクトのオタクは勿論なんだけど、一緒にV2も見に行ってくれるオタクたちとか、他チームのオタクの方々にも仲良くしてくれて本当に感謝です…
また一緒にアホみたいにお酒飲もうね…（アホみたいに飲んでるの俺だけだよ）

最後に

ちょっと重たい話になってしまうけど、全日本でも活躍して東レでもチームの中心だった藤井さんがお亡くなりになってしまって。
すごく苦しかったし何ならめちゃくちゃ泣いたし。

きっと押しつぶされそうになる瞬間だってあるのに、そんな中でバレーボールに向き合っている選手たちのことを本当に尊敬します。
選手の方々がSNSに投稿した藤井さんへの文章もとても愛にあふれていて。

ああ、バレーボールは人の心も繋ぐんだって。

これからもきっと苦しいことも楽しいこともたくさんあると思うし、もっと軽く応援出来たら楽だろうなって思うこともあると思います。

でも自分が好きになったことで妥協したくないなって思うし、きっとこの温度感じゃないと感じられないことってたくさんあると思うので。


バレーボールが繋いでくれた選手との縁、チームとの縁、そして友達との縁。どれも大事にしたいと思うし、きっとこれからもことあるごとに同じことを言うと思うんですが、その時は（あ～、またコイツ言ってんな）くらいに思って生暖かい目で見ててもらえると嬉しいです。笑

やっぱりバレーボールが大好きだ！！

まだファイナルラウンドの試合や、チャレンジマッチなどの試合も残っているし、シーズンの最後は基本的に黒鷲旗ってのがバレー界では一般的なので少し気は早いんですが…

選手の方、関係者の方、コートを設営してくださった各地協会の方やボランティアの方、一緒にいてくれた友達、今シーズンもたくさんの熱を感じさせてくれてありがとうございました！


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