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小説ネタ:時と場合による

とある課長への報告。

とある男子
「とある女子に奢ってみました」

とある課長
「お、やりますね」

とある男子
「奢らざるおえない状況を作られまして」

とある課長
「???どういゆうことでしょう???」

とある男子
「お金がないと言われて」

とある部長
「私の知っている人ですか?」

とある男子
「え、はい。知っていると思います。好きな仕事をする人です。」

とある部長
「あ、なるほど、あれ?お給料出たばかりだったような」

とある男子
「今月の給料が少なかったって言ってました。」

とある部長
「そうなんですか。それじゃしょうがないですね」

とある男子
「別に仕事しているので多少はあります。」

とある部長
「副業申請は受理して許可出しましたね(笑)」

とある男子
「その説はありがとうございました。」

とある部長
「ただ仕事をしただけですよ(笑)」

とある男子
「実は5ヶ月ぐらいとある女子に奢ってました」

とある部長
「流石ですね。社長!だだ感じですか?」

とある男子
「どうしていいか分からないんです。」

とある部長
「あれ、そうなんですね。どうしてですか」

とある男子
「飲みに行くと奢らされるし、飲んだ後可愛くなるし懐かれるし。」

とある部長
「可愛くなるのは良いことでは?懐かれるのは扱いに困るかなぁ、と思います。」

とある男子
「一線を超えられないんです。」

とある部長
「なかなか、大胆な告白ですね。
確かにそう簡単に一線は変えられないですね。」

とある男子
「どうしたらいいのでしょう。」

とある部長
「そのままではダメなのですか?」

とある男子
「確かに、そのままでも
流されてみたいと思います。」

とある部長
「また何かあったら、話を聞かせてください。」

とある男子
「わかりました。仕事に戻ります。」

とある部長
「わかりました。」

とある部長はとある男子の力ない背中を見送った。

とある女子
「あ、部長元気ですか?」

とある部長
「元気ですよ」

とある女子
「今日、飲み会があるんですけど如何ですか」

とある部長
「ごめんなさい。先約があるので、みなさんで楽しんできてください。」

とある女子
「そうなんですね。部長私のこと避けてませんか?」

とある部長
「そんなことないですよ。ランチならいつでも大丈夫です。」

とある女子
「えー、まいいです。あ、今度奢るのが好きな、
とある男子捕まえたんで紹介しますね。」

とある部長
「そうなんですね。そんな方がいるんですね。」

とある女子
「私の魅力のせいだとは思うんです!」

とある部長
「間違い無いですね!」

とある女子
「ですよね(笑)ハニートラップとか言われそうでも友達ですからハニーでもトラップでも無いですよ。私に奢れて幸せを感じています。」

とある部長
「ハニーなんちゃらではないですし、
きっとその方は幸せだと思いますよ。」

とある女子
「あ、仕事します(笑)また、お話ししましょう」

とある部長
「喜んで、また声かけてください(笑)」

とある部長は気分の良さそうな背中を見送った。

とある部長は暇でも忙しくもない。

ただそこにいるだけである。

前途有望のとある若者たちを育てるのが仕事である。

その時々で対応するのが仕事でもあるらしい。

人との対応は時と場合による。

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