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2-4.アルファ

〜アルファとは〜
『アルファ』と聞いても、一体何のお話なのかと感じるかもしれませんが、これはアルファ波のアルファの意味で用いています。心身がリラックスした心地良い状態の意味です。

このアルファを自ら生み出す事、チームで意識する事、提案先の方々へ届ける事が相互の利益に繋がる土台として重要な要素となります。

人は、明るい方に幸せな方に心地良い方に吸い寄せられて行動しています。
暗く不幸な雰囲気を人は本能的に嗅ぎ分けることが出来ますし、発信者はどんなに取り繕っても隠し通す事はできません。
真実としてハッピーで明るい気分でいる事で、関わる人達がハッピーになり、より多くの人達が近くに集ってくれます。

ただ、日々の業務の中では様々な出来事が起きます。良い事だけなはずがありません。上司に叱責されることありますし、提案先の方から冷たくされてしまうこともあります。そもそも体調がすぐれなかったり、天気が悪く気分が良くない日もあります。

そのまま放っておいたら、暗いパフォーマンスしかできないでしょう。

〜どのようにしてアルファを生むのか〜

ではどのようにしてアルファを生み出していけば良いのでしょう。

個人として、またチームプレイとして重要なポイントがあります。

1.笑いを絶やさないこと
架電の合間に、思いついた笑い話は遠慮なく周りに言っていきましょう。
複数名のチームであれば、他の誰かは反応して拾って、盛り上がることもしていきましょう。
笑いは、ほとんどの毒を消し去ってくれる万能薬ですし、理屈抜きで気分を明るく高めてくれる栄養剤です。

明るい気分の発信者からの電話は心地良く、また前向きな言葉選びや前向きなトーク展開が繰り広げられることで、進展可能性も広がります。

笑いの提供はチームプレイにおいても偉大な貢献です。

2.愚痴を言うこと

提案先の方から冷たい言葉を頂いたり、理不尽めいた事を感じたり、1日数十名の方々とコミュニケーションを取っていると様々なベータ(アルファの逆)事象が起きます。
これを引きずると次の架電にまで悪影響が生じ、チャンスを逸してしまう危険があります。
リセットする必要があるのです。

そのためには、前述の笑いと共に、愚痴を言い合うことが大事です。
一見愚痴というとネガティブな印象を感じるかもしれません。

もちろんただ単に提案先の悪口を言い放つという意味ではありません。
ルールに基づいた愚痴です。

提案先のせいにするような愚痴ではなく、あくまでショックを受けたり凹んでしまったという自身の弱った気持ちの吐露に留めましょう。

『相手をそうさせたのは自分自身』という基本の考え方があります。本質的には相手のリアクションは自分自身が作り出した現象です。どのようなアプローチをすれば良かったのかについては別途熟考する必要があります。
振り返りは別途行うとして、プレイタイム中はチーム内で互いの痛みを補強し合いながら進めばいいのです。

電話営業は個人競技のようで団体競技です。
同じ感動や挫折を浴びながら進む仲間を称え、協力しながら明るい気分を生み出し、社会に向けて明るい波及を提供していきましょう

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