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【未来に残したい愛知の祭り】 高浜おまんと

愛知県のお祭りの写真集に載せる祭りを紹介する、今回は高浜おまんとです。おまんとは、円形の馬場に馬を走らせて、その馬に人間が並走して振り落とされないようにしがみつくものです。かつては尾張・西三河地方で広く行われていたと思われ、歌川広重の浮世絵、東海道五十三次の「宮宿」にも描かれています。

歌川広重画 東海道五十三次「宮宿」

三州瓦の生産地として有名な高浜は、おまんとの行われる衣浦湾岸エリアでも、とくにおまんとが盛んな町です。おまんとの記録が残っているのは一八〇三年とのことですが、大須観音などのおまんとの伝承をみれば、もっと古くからあったのだろうと思います。
二日間にわたる祭りは、初日に飾馬の行列で町内を練り歩き、馬場に入っておまんとが始まります。子供たちも参加してとてもほのぼのとした雰囲気もありますが、本番となるとなかには競走馬を引退したばかりのとても早い馬がいたりして、祭り他人も見物人も、柵のそばで歓声をあげます。


飾り馬
馬場に入る
勇気が試される祭です

高浜おまんとは、例年ですと10月第一土日曜日に行われています。


現在、制作中の愛知の祭り写真集は2023年5月の出版を予定しています。そして10月下旬から、この写真集を全小中学校に寄付するクラウドファンディングを企画しております。こちらのFBページで進捗を随時発信します。

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おことわり
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