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生き方トーク@宍道(個人振り返り)

10月17日に開催された「生き方トーク@宍道」について書きたいと思います。宍道公民館と宍道中学校の先生がきっかけを作ってくださり、実際のプログラム作りを行わさせていただきました。7月から10月の約3か月間準備に関わり、いろんな学びがありました。

生き方トーク@宍道とは

「生き方トーク@宍道」とは、中学2年生の総合的な学習の時間に行われた取り組みです。中学2年生が地域の多様な方々との交流を通して様々な価値観や生き方に触れ、これからの自分自身の生き方を考える一歩目にするという目的の元、公民館・学校・地域の3者で作り上げた取り組みです。

【チラシ】生き方トーク  (1)

休学して島根に帰る中で、インターン先の方々の知り合いの方やインターン先で出会う方々とお話をしたり、自分の知らない島根のまちづくりの活動などを知る中で、「人づくり」というワードがなんだか気になってしょうがなくなっていました。
実際に、益田や雲南でのカタリバの話や人づくり、地域で子供を育てるという価値観に触れ、なんて素敵な取り組み何だろうと思ったら、まさかの地元の宍道で、館長と中学校の教頭先生がやろうとしている、そんないろんなめぐりあわせがあり実現しました(笑)
ただ、教育学部でもないし、教育に興味がもともとあったわけでは自分にとって、ちゃんとしたインプットなしでプログラムを作るということで、正直全然何があってるのかわからないことだらけでした。

学び・気づき・発見

①プログラムやイベントの企画作りを1通り経験できたこと
生き方トークの前後で中学2年生にどのような変化が起きてほしいのかを考え、そのために必要なコンテンツを考える。しかもプログラム内のコンテンツごとにbeforeとafterを考えすべてのコンテンツの意味を考えることが根本的!この着眼点はゲットできた気がする!身についてないけど!

②「仮説→検証→振り返りのぐるぐる」大事だ!本番までのTryの数大事!
今回の取り組みは、「キャリア教育」という経験値もなければ感覚で行うことができない分野だっため、何が良いコンテンツになるのか全然わかりませんでした。そのため、「生き方トーク@宍道」のプレイベントを同世代の3人で練習試合的に行ってみるという個人的に初めてチャレンジをしました。実際の生徒の様子や、自分たちが伝えたいことが伝わっているかどうか、どうい工夫がもっと必要かなど、やってみて初めて「実際」を知ることができ、本番に活かすことができました。

②社会教育への興味爆発
お世話になっているコーディネーターの方や中学校の教頭先生、公民館館長などに幾度となく壁打ちをする中で、人と人を学びでつなげる仕組みや仕掛けを作ることのプロだ!!と何度も思いました。見えてる範囲が違う感じ!「あ、そこまで学びとして捉えるのか、、!」

③館長、教頭先生の存在の大きさ、感謝
のびのびと企画・運営までできた一番の理由として、学校と町の双方での理解を得ることができていたことが挙げられます。これは紛れもなく館長と教頭先生がしっかりと理解の輪を広げてくださっていたからだと思います。公民館に来る方も、学校の職員さんも、とっても温かい声をかけてくださりました。安心・安全な土壌を作っていただいたお二人の存在あってこその企画でした。

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「生き方トーク@宍道」の成果とは?

①中学生
<振り返りから抜粋>

『いろんな経験をした人と話をして自分はこれからいろんな経験をしていろんな失敗もするけど、頑張ってみようと思った。私は自分のなりたい自分になれるよう未来にむかって頑張りたい。』
『今すぐ進路を決めないといけないわけではないし話を聞いていて日ごろの生活で将来につながることと出会えるかもしれないし、やりたいことが日常生活の中で見つかるかもしれない。1日1ついいことをすれば、それが見つかるかも。』
『中学を卒業して高校に行ったらどういう仕事に就くかを考えないといけないと思っていた。だけど人生について聞いていくらでも方向をかえてもいいし、挑戦して失敗したら戻っていいんだということが分かった。』
『話すの最初は緊張していたけど、終わってみたら楽しかった。』

②地域の人
<振り返りから抜粋>

・生徒が純粋で一生懸命自分の話を聞いてくれるから話す側もしっかり話そうと思った。
・子供たちからのTHANKS CARDに自分が伝えたいことが盛り込まれていて伝わっていたことを確認できた。
・引っ込み思案やネガティブな子もいたが、ひと言宣言で「上を向いて歩こう」といっており影響を受けた。
・中学生の素朴な質問が大人が気づくことができる機会になった。中学生の前向きなポジティブな心向きに、大人ももっと挑戦できるなって感じた。大人だからかっこつけている部分があったなと反省した。
・自分自身を表現するいい機会になった。
・中学生の悩んでる姿も学びそのものだった。

<感想より抜粋>

『親でも担任の先生でもない初めて会った大人だからこそ、話せること、質問できることがあったと思います。「人生を語る」なんて私にできるのかな、、、、と不安でしたが、ありのままの自分で笑顔で過ごしていこうと思います。』
『これまで中学生と話をする機会はあまりありませんでしたが、自分のこれまでの人生を興味深く聞いてくれたことがとてもうれしく思いました。同時に自分の中学生時代を思い出して熱くなりました。このような機会によんでいただきありがとうございます。』
『生徒さんの固まっている考え方や感性、自分はこの集団ではこうだからという思い込みを一緒に変化させたいと思いました。今後のみんなが楽しみです。』

名称未設定のデザイン (16)

感想文というのは、いいことを書こうとするものなので、すべてをフルで信じることはできませんが、大人も、子供もお互いに学び合うそんな場を作ることができたのではないかとは思っています!

今後生き方トークで出会う、中学生と大人たち、そして地域の大人同士が繋がり、もっと顔の見えてほっこりとする関係が増えていってほしいし、一緒にこれをやってみようといえるそんな環境になっていくための1つのきっかけになっていたら僕は嬉しいです!

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自分も生き生きと生きていきます~!

関わってくださった皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

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