鳥居の密林 東伏見稲荷神社@西東京市
東京都は多摩地域、西東京市に東伏見稲荷神社があります。
ここは京都の伏見稲荷大社から昭和4年(1929年)に分祀されて創建された神社です。
千本鳥居
京都の伏見稲荷といえば、超有名な千本鳥居がありますよね。
インバウンドの観光客がカメラのシャッターを切りまくっていて
ちょっと前の流行りで言えば「映え』スポットとして参拝者に人気。
こんな感じ。
千本鳥居。東京の東伏見稲荷神社の本殿の裏にもあります。
しかしながら・・・おわかりいただけますでしょうか、この鳥居の大繁盛っぷり。
なんでこうなったの??? もはや鳥居が密林状態。
境内には「お塚」としてたくさんの境内社がありますので、それぞれに鳥居を建てていったらこのような状態になったのでしょうか。
もともと稲荷神社では、願い事が「通る」又は「通った」御礼として、鳥居を感謝のしるしとして奉納する習慣があったそうです。
本社伏見稲荷大社では、現在は約1万基の鳥居が参道全体に立っているとか。
ここ東伏見でも、稲荷神が多くの人の願い事を叶えてきたという証拠です。
しかし、しかしながらですよ。
失礼かもしれませんが、あえて言わせてもらいますよ。
みんなが感じていること。
「もうちょっとキレイに並べられなかったのかい!」
でもこれは、伏見稲荷にかける熱狂的な崇敬のあらわれかもしれません。
神社が地名や駅名も変えた
だってね。
地元の皆さんの熱心な崇敬の証拠もあります。
東伏見稲荷神社のある地区は、もともと武蔵国 新座郡 上保谷村と言う名前でした。
それが東伏見稲荷神社ができて、「東伏見」という地名に変更。
ついでに最寄りの駅も「上保谷」から「東伏見」に改名されました。
このこと一つとっても、いかに地元に歓迎された神様だったのかわかります。
たくさんの人がお願いをし、たくさんの願いが叶い、
たくさんの人が我さきに と鳥居を奉納しまくった。
のかもしれませんよね。
御祭神
宇迦御魂大神(うがのみたまのおおかみ)
佐田彦大神(さだひこのおおかみ)
大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)
そのほかの写真
拝殿は台風被害により修復中でした。
早く元の姿に戻られることを願っております。
読んでいただきありがとうございます。