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最近の読書事情

さて。週の記録が途切れてしまった。月の連続記録は続いている。元々継続性とか益体もないと考えるタチなんてどうでもいいのだけれど。若干の形を変えてまた始めてみようと思う。たいして変わらないのだけど。

神田茜『下北沢であの日の君と待ち合わせ』(光文社)

1980年代の後半から1990年代初頭のあの時代の下北沢を知っている人間からすると、このノスタルジーは記憶補正かもしれないと読みながら思ったりもしたけど、そんなことはちっともなかった。単に郷愁だけでない。あの日あの時のすれ違い。真実はなんだったのか。切なさに目尻がにじみ、久しぶりにシモキタを歩きたくなった。

テンポのいい小説。

山田英生・編『書痴まんが』(ちくま文庫)

本をめぐる16篇の漫画アンソロジー。
あたしが気に入ったのは、西村ツチカの『きょうのひと』。
「どこかでみた絵だなぁ」と思ったら『北極百貨店のコンシェルジュさん』の人だった。絵柄とペンネームから女性だと思っていたが男性だと知ってびっくりした。ほのぼのシュールがいい感じです。

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