【AI画像生成】wildcardsで遊ぼう！
AI画像生成で遊んでいる時、「あ～色々なパターン見たいけどプロンプト編集するのめんどくさいな～」って思った事、ないでしょうか？
特に寝る前にバッジ数100とか設定して、睡眠中でも画像いっぱい作りたい！みたいな時に便利かもしれない方法です。
『ワイルドカード』ってなに？
ワイルドカードとは、プロンプト上で特定のワードを組み入れる事で別テキストファイルに列挙した単語の中からランダムで文字を選出し埋め込んでくれるという神のような機能です。
通常、髪の色を指定する時は『pink hair』とかで指定するわけですが、ワイルドカードに様々な『色の単語』を用意しておく事で、勝手に色んな髪の色に変更してくれるっていう感じです。
「とにかく色んなパターンの絵を生成したい！」「でも髪色指定しないといつも同じような髪の色になる」「かといって指定しちゃうと、その髪色しか出ない！」そんなお悩みをランダム機能でアシストしてくれます！
拡張機能『ワイルドカード』をインストール！
では、さっそくワイルドカードをインストールしましょう。
※automatic1111 web ui の拡張機能なので、その環境前提です。
拡張機能のインストールからwildcordsをインストールします。
【手順】
①拡張機能（Extensions）をクリック
②拡張機能リスト（Available）をクリック
③読み込み（Load from:）をクリック
④スクロールして『wildcards』を探す
⑤見つけたら、右端の『Install』をクリック
⑥『Installed』メニューから『Apply and restart UI』で再起動する
インストール方法の画像解説ver
『ワイルドカード』の使い方
①使用の前の下準備
ワイルドカードは外部のテキストファイルに記載された内容を引っ張ってきます。なので、テキストファイルをまず用意しないと話が始まりません。
というわけで、私の方で汎用的なワイルドカード用テキストファイルを用意いたしましたので良かったらご使用ください。（danbooru wikiからの単純コピペなのであまり精査していません。気になる時は適宜変更してください）
【内容物】
① color.txt 色の単語集。
② hair.txt 髪型の単語集。
③ oppai.txt 乳サイズの単語集。
④pose.txt ポーズの単語集。
ダウンロードしたzipファイルを解凍後、中身のtxtファイルを『extensions\stable-diffusion-webui-wildcards\wildcards』フォルダに入れてください。
今後、ご自身で内容を変更したい場合は同フォルダにテキストファイルを突っ込んで１行ごとに単語を詰め込んでいきましょう。
②プロンプト上での呼び出し方
__name__
上記の記法でプロンプトにワイルドカードを埋め込むことができます。
nameはテキストファイルの名前です。
なので、今回用意したテキストファイルを使用する場合は以下のような感じでお使いください。
(masterpiece, best quality: 1.2), 1girl, solo, __color__ hair, __hair__, __color__ eyes, __oppai__, __pose__
テキストファイル上からランダムで単語を選んで生成してくれるので例えばred hair, long hair, aqua eyes, huge breasts, sitting, みたいなのが勝手に挿入されていきます。
冒頭にも書きましたが、これを使って『寝る前にバッジ100とか設定しておいて、朝起きたら色んなパターンのイラストが出力完了してる！』みたいな事が期待できます！ やったね！
新しいモデルをテストする時とかにも便利なので、ぜひ使ってみて下さい。
出力例
Counterfeit-V2.5 使用 プロンプトは上で出したやつ
※モデルの問題なのか、一部効きにくい単語が含まれてるせいか、あんまり絵に反映されなかったものもあり。
white hair, flipped hair, streaked eyes, small breasts, crossed legs
白色の髪, 外ハネヘア,（streakedは一色だけ色の違う髪の房を指す髪色専用の色タグなので、目の色には通常使用しない）, 小さい胸, 組んだ脚
aqua hair, ringlets, dark green eyes, small breasts, finger frame
水色の髪, 縦ロール, 暗緑色の目, 小さい胸, 手でフレームを作るポーズ
brown hair, quad braids, orange eyes, flat chest, shushing
茶色の髪, ４本の三つ編み, オレンジ色の目, 平たい胸, シーッのポーズ
orange hair, twin drills, grey eyes, huge breasts, bunny pose
オレンジ色の髪, ツインドリルヘア, 灰色の目, めっちゃ大きい胸, うさぎさんポーズ
colored tips hair, double bun, aqua eyes, large breasts, standing
毛先に向かって違う色の髪, 二つのお団子ヘア, 水色の目, 大きい胸, 立っているポーズ
orange hair, short hair, gradient eyes, large breasts, superhero landing
オレンジ色の髪, ショートヘア, グラデーションした色の目, 大きい胸, スーパーヒーロー着地
やってみて出来たこと
良く使う呪文の一節（クオリティ系）を１行分にまとめて突っ込んで簡易的なテンプレートとして扱う。割りと便利かも。
やってみたけど出来なかったこと
ネガティブプロンプトではなぜか使えませんでした。
二重埋め込みは出来ませんでした。
longshot.txt に __long__ /改行/ __short__ で登録→long.txtに長い髪のヘアスタイルを入れて、short.txtに短い髪のヘアスタイルを入れる。これで短い髪が出る確率も上がる！と思ったんですがコレは出来なかったという話。
普通に short hair /改行/ short hair /改行/ short hair みたいにshort hairの行を増やしていけば確率上がるので、そうした方がいいのかも？
他にも記事があるので、良かったら読んでね！
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