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能登和倉万葉の里マラソン2023:オーバーペースで撃沈

 7回目のフルマラソンとなる能登和倉万葉の里マラソン2023でサブ3.5を狙っていましたが,オーバーペースで撃沈しました.記録は大阪マラソンより9分弱遅い3時間45分20秒(ネット:3時間45分13秒)でした.20kmまでは4m48s/kmのペースで快調に飛ばしていましたが25km地点で脚が動かなくなり大きくペースダウンし,脚も攣る.その後は,完走狙いに変更して,エイドのつみれ汁,能登ま丼,中島菜うどんを堪能しました.応援も温かくとても良い大会でした.
 惜しむべくは,開催日の2023年3月12日が平年より温度が10℃以上も高く,最高気温22℃となり,参加者の多くは暑さに順応できていないので,体力の消耗が激しかったようです.

目 標

  • 3時間27分28秒(4:55/km)

結 果

  • ネット:3時間45分13秒 (5:20/km)

  • グロス:3時間45分20秒 (5:20/km ) 

戦 略

  • 5kmまで5:00/km

  • それ以降:4:50/km

良かった点

  • トレーニング:長距離に慣れるために2週間前に大阪マラソン,スピード耐性をつけるために1週間前に荒川スマイルハーフマラソンに参加した.荒川ハーフでは初めて4m30s/kmペースで10km走れて,全体でも4m43s/kmペースで走れて自信がついた.

  • トイレ:レース中はトイレに1回しかいかなかった.大阪マラソンではトイレに2回いったが,朝起床してから極力水分をとらないようにした.その代わり前日はウォーターローディングして,就寝前にも水分を多くとり,レース開始の5分前にルートビートジュースを200ml飲んだ.

  • スタート: 10時スタートなので,約2時間前に会場について,待合室の体育館で補給食,休憩並びトイレに行けたのでとても余裕があった.スタートの約30分前にブロックに整列したので,前から2番目の好位置でスタートできた.

  • レース前の待機:レース前の待合室でランニングクラブのメンバーと偶然会い,レースの前後は一緒に行動した.精神的に落ち着けた.

  • 食事:前日にカーボローした.具体的には鍋にうどんや餅を入れてたくさん食べた.当日の朝は鍋の残りに餅2個とうどんを入れ,カステラ2個,バナナ1本を食べ,ダカラ200ml,サプリを飲んだ.

  • 服装:最高気温が22℃まで上がる予報だったので,上半身はシングレットと夏用のアームカバー,下半身はロングコンプレッションスパッツ,マルチポケットパンツ,Flipbeltを巻いた.100均のレインコートを着たが必要なかった.

  • 携帯食:エナジージェルを4個携帯して,10km,20km,30km, 35kmで摂取した.サブ3.5を達成できないとわかったので,後半は各エイドで,つみれ汁,能登ま丼,うどんを食べた.美味しかった.楽しむことが大切!


改善点

  • レース戦略・戦術: アップダウンがあり一定のペースを保つことができなかった.スタート位置が前方ということもあり,周囲が速く,調子もよかったので前半ペースを上げ過ぎて,後半脚が動かなくなるという典型的な失敗パターン.当初の戦略を全く守れなかった.

    •  0~5km:4m46s

    •  5~10km:4m47s

    •  10~15km:4m47s

    •  15~20km:4m53s

    •  20~25km:5m4s

    •  25~30km:5m40s

    •  30~35km:6m3s

    •  35~40km:6m38s

    •  40~42.195km:5m30s

  •  スタート位置:一般参加の最前列ブロックであるBの前から2番目に並んだ.明らかに自分より持ちタイムが速いので,その影響もありオーバーペースになった.自分の走力に見合った位置,あるいはネガティブスプリットを考えて少し後方に並ぶのが良い.

  • トレーニング:長距離に慣れるために2週間前に大阪マラソン,1週間前に荒川スマイルハーフマラソンに参加した.3日前に筋トレ,2日前に最後の刺激として10km(アップ・ダウン各5km, 4m35s/kmのペース走)をした.疲れが抜けきれなかったのかもしれない.

統計

表1に示す統計を見ると平均ピッチ191spm(富山191, 大阪196),平均歩幅0.99m(富山0.98, 大阪1.00)で,大阪マラソンと比較してピッチが5spmも遅く,富山マラソンとは同程度である.また,推定発汗量が3631mlと大阪マラソンの2786mlと850mlと多い.これは,和倉マラソンの方が最高気温が10℃以上高いことによるためと思われる.

表1:統計

ラップタイム

 表2は1kmごとのラップタイム.15kmまでは4m47s/kmペース,20kmで4m54sペース,25kmで5m4sペースになりサブ3.5より遅くなった.それ以降は脚があまり動かなくなり,攣り出して完走がやっという結果になった.和倉は,27km地点まではアップダウンが激しいタフなコースで,そこで,調子が良かったこともあり,サブ3.5のペースを維持しようと頑張り過ぎたので脚が疲労して,後半,大きくペースダウンしたと思われる.前半,5m10s/kmペースで行けば,もっと違ったレース展開になったと思われる.

表2:ラップ



終わり

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