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ポストから健康チェックまで〜郵便局が拓く、新たな遠隔医療のフロンティア〜

現代医療の一環として重要性を増している遠隔医療は、患者の自宅を主要なサービス提供地点としています。しかし、その活用範囲はもっと広がり得ると考えています。具体的には、アクセスの容易な公共施設、例えば郵便局を、新たな遠隔医療の拠点とする考え方です。

この提案の核となるのは、近郊のクリニックからナースが郵便局に訪れ、同じく郵便局を訪れる高齢者と接触するという構想です。郵便局内には遠隔医療を支える為に必要な医療機器や健康チェック機器が設置(もちろん小型です)され、その操作については郵便局スタッフもデジタル技術の支援を提供します。それにより、高齢者自身が遠隔医療に参加しやすくなるとともに、ナースも適切なケアを提供するための情報を得やすくなると思います。

この方法は、医療と地域社会がより密接に連携する新たな道筋を描きます。それは新たなコミュニケーションの場を創出し、地域住民が社会参加の機会を増やすものです。高齢者が自分自身の健康維持に対して能動的になり、同時に地域共同体の一員として活動的な役割を果たせる可能性を秘めていると考えています。

また、このシステムは新たな経済活動の可能性も期待できます。郵便局内での物販などを通じて、地域経済を活性化する新たなルートを開発します。

遠隔医療を通じて、健康維持と予防医療をサポートしつつ、同時に地域社会の経済力を強化する一石二鳥のシナリオになると私は考えています。


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