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本当にひとりになったら、何したい?

すごくいい本に出会えた!「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子著。大好きだった夫を亡くした女性が、すっごく淋しいのだけど、とっても自由であることに気づく物語。めちゃくちゃ簡単に言うとそういうお話。

「私がしんで、本当にひとりになったら、何したい?」と夫に聞いた。

夫「ジープを買って、道なき道?山道をぶいぶい走りたい」私「私はねー、あちこちのローカル鉄道を乗りに行きたい、ビジネスホテルに泊ってね、全国47都道府県制覇とか」

夫「ふむ、ひとりにならなくても、やったらええことやん、二人で行ってもええしな」

私「何が違うってね、『気ぃつけて行っておいで~』とか『いつ帰ってくるの?』とか『危ないことせんといてよ、なんかあったら連絡して』とか、そういう声掛けがないことやねん。二人で行くにしても『今日はどこ行く?』『晩御飯どないしょ?』とかそんなんもない」

夫「いわば、自己責任、行き倒れてもしゃーないみたいな?」

私「まあ、そういうことやね、別にいいや~みたいな感じ」

ジープと言っても、スズキの軽四のジムニー、夫は昔からジムニーに憧れている。そして、何かのついでにスズキへ行って、ジムニーを今申し込めば、いつ手に入るかを聞いてきた。1年はかかるらしい、コロナのせいで。

「もう、申し込んじゃおうかな、何色にしようかな」と。おお!夫が一歩先に踏み出しそう!!

どうしよー?ひとり旅なんてしたことないし、きっと淋しいに違いない!でも、でも、やってみたい気持ちは本当だ。とりあえず小さな一歩から、、、そうだな、近畿2府4県くらい、すぐに私鉄で帰って来れるくらいのビジネスホテルから始めようか。(ああ小心者!)

どちらにしても、コロナや、、、コロナを言い訳に先延ばししそう。

写真は和歌山の煙樹海岸。




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