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【21/22 セリエC 第10節】アルビーノレッフェvsユベントスU23


10月20日、敵地で行われたアルビーノレッフェ戦は、2-2の引き分けに終わった。

この試合では、トップチームのCLロシア遠征に伴って、CLに帯同しないカイオがU23に招集され、スタメンでほぼフル出場を果たした。

試合勘やコンディションを整え、イタリアに慣れるにはもってこいの機会となり、改めてユベントスがU23を持つメリットが感じられた。

メンバーリストと採点

アルビーノレッフェ↓↓

ユベントスU23↓↓

採点

GK
ガローファニ:6.0
DF
レオ:6.5
リッチオ:5.5
ポーリ:5.5
バルビエーリ:6.0
MF
ズエーリ:5.5
レオーネ:6.0
セルサンティ:6.0
FW
セクロフ:5.5
カイオ:7.0
アケ:7.0


MotM

🗡🗡カイオ・ジョルジ⚽️⚽️
トップチーム登録ながら、年齢制限にかからずオーバーエイジ枠とならないためU23での出場も可能なカイオ。

さすがトップチームに加入しただけのことはある。
他の選手と圧倒的に違うのが、奪われないキープ力とシュートまで持っていく能力。

CFで起用されたカイオは、ポジション的に相手からのマークが厳しかったが、ロストシーンはほぼなく、背負ったり反転したりと多彩なプレーでボールをキープし時間を作っていた。

また、敵陣深くでボールを受ければ、一瞬の隙を突いて素早くシュートまで持っていくシーンも目立った。

PKこそ外してしまったものの、自身の持つ確固たる実力は示すことができたカイオ。
トップチームで出場した際も、器用なプレーを披露しており、そろそろトップチームでのスタメン起用が期待される。

南米からの青田買いは、即戦力級の補強となった。

ユベントスU23

・好調アケ
この試合でカイオの次点で素晴らしかったのは、マルセイユから補強したアケであった。
最近ではクアドラードロールを期待されて右サイドバックで起用されるなど、彼1人で戦術的選択肢がいくつも用意できる優れもの。

代表ウィーク中に行われたアレッサンドリア戦でもハイパフォーマンスを見せ、ファンにアピールしたアケ。
この試合では4-3-3の右ウイングとして起用され、順足ウインガーとしてクロスやカットインなど多彩なプレーで相手を翻弄した。
(因みにTransfermarktのスタメン画像ではセクロフが右ウイングとなっているが、これは逆である)

トップチームで右サイドの選手層が薄くなった場合にはすぐにでもデビューを果たす可能性もあり、あまり若手に興味がないファンでもチェックしておくべき選手の1人だと思う。

・バルビエーリ
ンテンダやデ・マリーノなどレフティを欠くユベントスU23。
この試合では、プリマ上がりのスイスエクスプレスことレオが本職の右サイドバックを務め、左サイドバックを同じく本職右サイドバックのバルビエーリが務めた。

バルビエーリは加入直後からユベントスU23の即戦力として出場し続けており、19歳ながらも確立した基礎技術と経験豊富さ、タフさを兼ね備えた主力ディフェンダー。

ただ左サイドバックができるのかはよく分からないところであったが、この試合を見る限りでは問題なかった。
やはり持ち前の技術とタフさは裏切らず、安定したパフォーマンスだった。

・ガローファニ
1失点目か2失点目かは忘れたが、この試合のどちらかの失点はガローファニが浮いたボールをファンブルしたことで起きた失点だった。

ガローファニはビルドアップ型で基礎技術のあるGKであり、このような明らかなミスは珍しい。

そういえば昨季イスラエルがU23一年目だったときも、今までの彼では考えられないようなミスをしたシーンもあった。
プリマで素晴らしいパフォーマンスを見せていても、U23でミスしないのは相当難しいのだろう。

しかし、先日のシュチェスニーがPKストップしたときは、同様にU23ではガローファニが、プリマではセンコがPKをストップしてチームの勝利に貢献している。

クラブの育成方針や市場交渉はさておき、イスラエルしかり、下部組織の選手たちは長期的に見守る必要がある。

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