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認知症ってなぁ〜に?

みなさん、こんにちは!!
前回の初めてのnote、たくさんのスキ、さらにはフォローまでいただきありがとうございました。本当に励みになります!!
パソコンで編集を行なっているため、スマホでご覧の方々には少々見づらくなっております、申し訳ありません。次回から改善できるよう努めます。



今回のnoteのテーマは、「認知症ってなぁ〜に?」です。
認知症は、誰にでも起こり得る脳の病気によるものです。基本的な情報を抑えておくことで、家族や自身の異変に早く気づくことができ、早期発見や早期治療につながります。

認知症を引き起こす主な病気


・アルツハイマー型認知症                         脳の中の様々な変化により正常な脳細胞が減ってしまい、脳が萎縮することによって引き起こされます。早い段階から、記憶障害が出やすいです。後ほど詳しく紹介する、BPSD(周辺症状)では、不安・うつ・妄想が出やすくなります。

・前頭側頭型認知症                         脳の司令塔役である、前頭葉と側頭葉を中心に傷害されるため、思いやりなどの社会性を失い、「我が道をいく」行動をとる特徴があります。また、同じ行動を繰り返す(常同行動)や暴言暴力など、穏やかに進行はするものの、人格変化も伴います。                 

  • レビー小体型認知症                        大脳皮質の多数の神経細胞内に「レビー小体」というタンパク質が溜まり表れる病気です。手の震えや身体が硬くなるなどの、パーキンソン症状幻視を伴います。 

  • 脳血管性認知症                          脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などで、脳の血管が詰まったり、破れたりすることで起こります。記憶障害は比較的軽く、片麻痺、呂律が回りづらくなるなどの症状を伴います。BPSD(周辺症状)では、感情失禁、意欲低下、夜間せん妄などがみられます。


  • その他                                   遺伝性のハンチントン病やAIDSなどの感染症、アルコール依存症も認知症の原因となる病気です。正常水頭症は、手術により認知症の症状が顕著に改善します。他にも、脳腫瘍甲状腺疾患による認知症は、治療可能なため、医師による診断はとても大切です。


認知症の症状 

中核症状とBPSD



「中核症状と周辺症状」厚生労働省政策レポート(認知症を理解する)より

・中核症状とは

脳の細胞が壊れることによって直接起こる症状を「中核症状」と呼びます。記憶障害、見当識障害、実行機能の低下などが、中核症状にあたります。

1.記憶障害                                      脳の一部が壊れることで情報を長期保存できるようにできなくなり、覚えられない、すぐ忘れるといった記憶障害が起こります。特にアルツハイマー型認知症に現れる記憶障害は最近のことから忘れる特徴があります。 

2.見当識障害                              時間や季節感の感覚が薄れることから現れます。また、迷ったり、遠くに歩いて行こうとする症状も表れます。強い不安に襲われ、時間や場所、一緒にいる人たちが誰なのか、たびたび尋ねるなどの行動に繋がります。

3.実行機能の低下                          計画を立てて、段取りすることができなくなります。また、物事に取り組むスピードが遅くなったり、二つ以上のことを同時に行うことが難しくなります。


・BPSD(周辺症状)

本人がもともと持っている性格、環境、人間関係などさまざまな要因がからみ合って、うつ状態妄想のような精神症状や、日常生活への適応を困難にする行動上の問題が起こってきます。BPSDには個人差があるので、特にBPSDに対して適切なケアが必要になります。



みなさん、いかがでしたでしょうか。最後にご紹介したBPSDには個人差があります。例えば、アルツハイマー型認知症だと診断されても、あるひとは妄想の症状が出たり、またある人はうつの症状がでたりと、人それぞれ異なるBPSDを持ち併せます。治療をするには認知症を引き起こす主な病気の診断が大事になってきますが、ケアをする上ではBPSDを見極めることがとても大切なことです。

もっと詳しく知りたい!と思う方もいらっしゃるかと思います。そのような方はぜひ、地域で行われている「認知症サポーター養成講座」へ参加したり、厚生労働省のホームページなどで検索したりしてみてください!

ご覧いただきありがとうございました!次回以降のnoteでもよろしくお願いします!


【参考文献】
・『認知症サポーター養成講座標準教材』
・『認知症介助士資格試験テキスト』
・厚生労働省 政策レポート(認知症を理解する)https://www.mhlw.go.jp/seisaku/19.html


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