三国志展
紅葉に彩られた博物館入り口。
トンネルを抜けると蓮池と東屋が見える。
1階ではホテルニューオータニの出す喫茶コーナーがある。
展示室に入ると、まずはポスターにもなっている関羽像。
史実はもちろんだが、「三国志演義」のストーリーも絡めた展示と解説になっている。
武器のコーナーで気になったのはクロスボウだ。
三国志の戦いには弓道で使われるような弓のイメージがあったのだが、すでにクロスボウが活躍していたらしい。
↑呉の国のクロスボウ。
弓兵になったつもりで1枚。
副葬品については屋敷や井戸などのミニチュアが多かった。
個人的には異形の像が気になった。
↑魔よけの像らしいのだが、どういうモチーフなのかは具体的には書かれていない。
蛇と杖を持っているから呪術師系のキャラクターだろうか。
こちらは蜀の国の「揺銭樹」の台座の「へき邪」。
↑墓を侵入者から守り、墓主を天上へ送る者らしい。
「揺銭樹」の枝には西王母と数多くの銅銭があしらわれている。
↑現代の中国では札束を模した紙の束を遺体と共に燃やす風習があるというが、死者にお金を持たせて送るのは古くからの伝統ということだろうか。
日本の六文銭との関係も気になる。
展示室最後のあたりではNHK「人形劇三国志」の人形や、漫画の原稿なども置かれている。
いただいたサポートは旅費と撮影機材にあてたいと思います。もし余剰があれば福岡・熊本・鹿児島いずれかの自然または文化財の保全のために寄付いたします。