【読むPodcast🎙】クラシルチラシと新サービス開発。「リテールカンパニー」の次なる一手とは？／dely fm. #1

dely株式会社

2022年10月19日 11:38

delyで働くメンバーが、会社や組織、プロダクトについてゆるくお話するPodcast「dely fm.」の記事版です。

第1回目となる今回のテーマはdelyの「リテールカンパニー」について。事業の成り立ちから、現在取り組んでいること、そして組織についてお話をお聞きしました。

■ 2023/05/18追記
本記事内で紹介しているプロダクトの詳細について、新たなnoteを公開しています！ぜひこちらも併せてご覧ください。

登場するメンバー

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「クラシルチラシ」について

──まずは自己紹介をお願いします。

kuma：
リテールカンパニーのビジネス部門の責任者をしている渡邉です。会社ではあだ名で「kumaさん」と呼ばれています。

今年でdelyに入社してから3年経過しました。
元々はコーポレートの人事の採用のマネージャーとして入社し、その後クラシルの広告事業部の営業部門のマネージャーを経て、現在はリテールのカンパニーのビジネス部門とチーム全体の採用を見ています。

──「リテールカンパニー」は2022年の4月に新設された新しい組織ですよね。

kuma：
そうですね。元々はクラシルのアプリのサービスの中の「クラシルチラシ」というサービスからスタートした新規事業部です。

──そもそも、何故クラシルが「チラシ」のサービスをはじめたんですか……？

kuma：
料理をするときって色々な困り事がありますよね。たとえばお子さんやパートナーの方とかに「今日これ食べたい」とリクエストされた場合は、具体的に料理名で「肉じゃが」や「オムライス」と検索しますよね。ここに関しては今の「クラシル」で課題解決できている部分です。

ただ、実際は食べたいものを聞いても「何でも良いよ」と言われることが多かったりするので、いま冷蔵庫にある食材、たとえば「ほうれん草簡単」などで探す方も結構多いです。

そして、具体的にメニューが決まっていない場合はとりあえず買い物に行くと思うんですけど、その際に「近所のスーパーでこの食材が安いから、このレシピどうですか」という形で提案できたら、クラシルを使っていただく付加価値が上がりますよね。

このような思想で、クラシルの中で「チラシ」のサービスがスタートしました。

──「クラシルチラシ」では電子チラシが見れて、そこからレシピの検索もできるんですよね。

kuma：
検索もできますし、例えばナスが安い日に「今日なすが安いです。そして、こんなレシピがありますよ」って特売品を使ったおすすめのレシピがレコメンドされます。

クライアントの課題に応える新サービスとは？

kuma：
リテールカンパニーはクライアントはスーパーマーケットを中心とした小売企業。

そこのマーケティング手法のひとつだった「折り込みチラシ」が最近なかなか届けづらくなっているんですね。20〜40代の方々が新聞の定期購読することが減っていっているので。

それに対して「クラシル」のメインのユーザーは20代から40代の女性の方々多いので、その層に届けられるという点は価値を感じていただいてますね。

この2年で2万店舗ぐらいがクラシルチラシをご利用いただいています。

──小売店さんが「クラシルチラシ」に掲載されることによる具体的なメリットはなんですか？

kuma：
折り込みチラシが届けられない層に作成したチラシのコンテンツを届けられることですね。

そして印刷して配送するチラシの1枚あたりのコストよりも、1ユーザーに届けるコストが低いというのが大きなメリットです。

──チラシのアプリサービスって他にも色々あるかと思いますが、他社との差別化・違いについて教えてください。

kuma：
やっぱり「レシピ」と掛け合わさってる部分ですね。

例えば「今日は鶏胸肉が安い！」という訴求だけだと鶏胸肉を目的として買い物に行く方が多いと思いですが、「鶏胸肉が安い！そして玉子とほうれん草も合わせてこのレシピがおすすめ！」とアプローチすると併用購買によって顧客の単価が上がったというメリットがあるんです。

ただ、まだまだクライアントのニーズに応えきれていない部分も多くあるので、この辺りを新しいサービスをリリースして補っていければなと思っています。

──ニーズに応えるために、何か新しいサービスを作っている......？

kuma ：
そうですね。現在「クラシルチラシ」にご契約いただいている2万店舗の内の半分ぐらいがスーパーマーケットさんで、実は半分以外がドラッグストアさんとかホームセンターなど小売り業なんです。

「クラシル」という食・料理のドメインの上だけだと表現できない小売店さんたちもいて、そこの課題解決をしなければならない。そこで新しくサービスを作ろうと至ったんです。

紙のチラシから電子チラシになって、どれぐらい見られているか？自店舗ファン（フォロワー）になってもらってるか？というのは把握できますが、クライアントさんから一番言われのは「チラシを見て実際店舗に来てるかを知りたい」というリクエスト。

やはりオフラインの部分の効果検証とかも、求められることが多くなってきました。

これから出すプロダクトとしては、そのモバイルファーストなプロダクトにしていことによって、小売店さんたちが知りたい情報とか届けたいコンテンツ実現できるようなサービスを作れればなと。

──別ドメインで、「クラシルチラシ」とは別のまったく新しくアプリを作る…..ということですね。

kuma：
スマートフォンだと、常に持ち歩いてて移動されることが多いので、実際に店舗に行ったことも計測することができますし、どんなユーザーさんがいつ、どう動いたかとかわかるような設計でアプリ開発を進めています。

──新しいアプリ開発を進めている「リテールカンパニー」の今後の成長戦略、目指していきたい部分を聞きたいです。

kuma：
小売流通業の方々とビジネスに関わらせていただく中で、ここ数年でアップデートできることが多いなと感じています。

例えば、紙のチラシが電子デジタル化することで効果測定をするなど、インターネットだと普通にできてることが、オフラインだとまだまだできてないところがある。

ここがゆくゆく、オフラインの購買情報や購買データをマーケティングに活用することとか、データを正しく整理して、小売業さんとかの業務支援をさせていただくとか、簡略化をするとかは考えられるかなと思っています。

delyの中でも「クラシルチラシ」は、事業のセグメントとして、広告や運営サブスクリプションというよりは、SaaSで提供していきます。

月額でソフトウェアとして企業様にチラシを入稿する管理画面を活用していただくモデルでやってるので、そのソフトウェアを使って小売店さんの業務を効率化し業務支援をしていく部分を、もっと解像度あげて目指していきたいなと思っています。

少数精鋭でまるでスタートアップ。リテールカンパニーの組織について

──続いて、kumaさんから見た「リテールカンパニー」の組織についてお話を聞こうかなと。組織メンバーって今何人ぐらいですか？

kuma：
今はビジネスメンバーと、プロダクトの開発のメンバーを合わせて16人ぐらいですね。スタートアップぐらいの規模のチームです。

──少数精鋭ですね。セールスとエンジニアのセールスというビジネスはどれぐらいの割合？

kuma：
2対1まではいかないですけど、今はややビジネスメンバーが多いですね。

──リテールカンパニーではどんな人が活躍してますか？

kuma：
活躍してるメンバーに共通して言えるのは、やっぱりよく「ことに向かう」こと。

セールスだったらクライアント、プロダクトメンバーだったらプロダクトの改善とか、顧客の要望や課題にとことん向き合う。それが結果として「良いプロダクト」と「良い顧客体験」に繋がっていると思っています。

そして「サービスの成長のために何をやるべきか」という視点を持って仕事取り組んで、熱意を注いでいるメンバーが活躍していると感じていますね。

──リテールカンパニーに「こういうマインドを持った人が来て欲しい」「こんな技術を持った人歓迎」、また「delyはこういう人が合いそう」などありますか？

kuma：
dely自体が成長できる機会が非常に多い会社なので「成長したい！」と思っている方は大歓迎ですね。

リテールカンパニーに関しては、これから事業を作っていくっていうフェーズ。僕は今年35歳で、delyの中ではいい年ではあるんですけど、この年で新しいことにチャレンジできてるのはすごい幸せだなと思ってます。

とくに少数精鋭のチームなので「いつか事業やってみたい」とか、「今まで行ってきたインプットを別の形で事業にアウトプットしたい」という方は、非常に実現性が高い環境にあるかなと思っています。

チームの立ち上げ、プロダクトの立ち上げを経験できるいい機会かなと思っているので、ぜひご応募いただけると嬉しいです。

──リテールはすごいチャレンジングで、delyの中でも新しいことやってるなという印象です。そういった環境を楽しめる人だといいですよね。

kuma：
SaaSのチーム作りについても、delyにはまだノウハウがないので、僕も今いろんな会社の会社とお会いしてインプットしながらつくっている段階です。

そういうチーム作りのご経験がある方で「自分が次やるときはもっとこうしたい」というイメージがある方は、それが実現できるチャンスもとても多い環境だと思います。

新しいことや、ノウハウをどんどん持ってきてもらえると嬉しいと思ってます。

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