PTSDから「解離性障害」になってたっぽい3 「帰国子女」が嫌い

あらすじ:自分の中に千利休という別人格がいるかもしれない。その仮説に基づき、私の「帰国子女」コンプレックスについて考えてみました。

 私は「帰国子女」コンプレックスがあるから自称しない。普段は隠している。

「帰国子女」ーーおお、なんて、おぞましい!(注1)

 この言葉が嫌いなだけかもしれませんが、自分がそれに該当するかと思うと、蕁麻疹が出るような嫌な気持ちになる。生理的に嫌、というのが一番しっくりくる。しかしそれは何故なのか。この問題は長らく謎であった。

 この言葉を使うのは
「なんで英語できるの?」
と聞かれたときくらいで、説明がだるいからだけど、便利だから言葉を利用してやる、くらいの気持ちのときでさえアレルギーが発動し
「『帰国子女』だからス(# ゚Д゚)」
と半ギレになってしまう。

 キレる必要はないのはわかってる、わかってるのに……。

****

フニオチル⓶ そこで、私の中の千利休が、「帰国子女」というキャラ設定を嫌がっていると仮定してみる。すると、腑に落ちる気がする。

 聞いた相手にキレてるのではなくて、かつて米国で暮らした辛かった日々に対してキレているのだ。利休が。

***

 だがしかし、貴方さまはこうおっしゃるのでしょう。

「なにが辛かったの?」と。

「英語できるなんてすごいじゃない、羨ましい」
「海外に住んでみたい」
「3年間、語学留学したときはすっごく楽しかったけどなあ」

「『帰国子女』かっこいい」とさえ。

「誇るべきだ!」
とまでおっしゃって下さる心優しき方々も多い、昨今ですが。

 それらの言葉全部、虫唾が走る。

 と千利休が言っているんです、きっと。

***

 虫唾が走るというか、胃がキュッと痛くなる。

 恨み節のついでに書くと

「でもそのおかげで英語ができるようになって、そういう仕事もできてるんでしょ?」
と言われたときなぞ、全身の血が引くかと思うほどの怒りに震えた。

 すみません、何歳になっても、Rageの感情だけはコントロールできないしなくならないので、このエントリは長い。

 これにて。

 スニッカーズに関してつづく!


(注1)と、たぶん、千利休が言っている。


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