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ダメ人間パソコンに触れる

42で自己紹介記事を要求されたので、自分語りをする。
ついでにイールくんにも遥か昔に半生について触れるエッセイを書いて欲しいと言われていた気がするので、この記事で一石二鳥とする。

Twitterのフォロワーさんはご存知のことと思うが、わたしは現在42Tokyoというプログラミングスクールに籍を置き、ここ3ヶ月くらい毎日通っている。

これ。

これは実は、なんかPiscineとかいうヘンテコな名前の入学試験がある。
しかもそれがなんか、一ヶ月くらいかかるのだ。
長い。

一応もともとパソコンとは仲良くしていたつもりである。
色々作品を作る上で勝手に仲良くなっていった。
動画編集とか。Vtuberとかも半年くらい?やってた。UTAUとか。

ただ現代、コードなんか書かなくても大体のことはGUIでできる。
よってコードだけはまったく書いたことがなかった。


プログラミング。
何度も学びたいとは思ったが、太郎さんが1個200円のりんごをどうしようが知ったこっちゃない。面白くないので続かない。
そもそも環境を作るのが難しすぎる。書いたところでコンパイルできない。

そんな折、友人に42を紹介された。

スケジュールが合って、2022年10月の試験を受けることにした。


自己紹介

ここでわたしのPiscine受験時の来歴を簡単に確認していただきます。
すなわち、わたしの全身ヘンテコダメ人間ぶりを確認していただきます。

こんなカスでも受かるならいけそう!という気持ちになってください。

2003年3月

北海道旭川市に生まれる。

こんなところ

2015年くらい?

めっちゃお腹痛いなーと思ったら慢性膵炎(特発性)だった。

Q.慢性膵炎って何?
A.


それに伴って全身の全内臓が悪くなる。というか元々悪かった。
医者には養生しないと全身の内臓が消化液で溶けて死ぬぞと脅された。

体調の悪い子はどんどん(病院に)しまっちゃおうね〜

この後ずっとこの手の病気とお付き合いしていくことになる。
病めるときも健やかなるときも。健やかなるときはほぼなくなったが。

ところでわたしは生まれた瞬間からなんとなく、頭と顔面含めた全身がうっすらヘンであり、いろんな病気がある。寿命いつー?
実は奇形もある。

列挙したらキリがないのでしないが。

2018年9月

入学半年で高専を中退する。当時15歳。
なんかそのあと、ヘンテコすぎる病院に入院したり、生活・命を頑張るなどして約3年消える。

具体的には、親との関係が破綻した。
わたしは極端な年上好きであり、当時も18個くらい上の人がお気に入りで、性的な意味でよく遊んでいたが、それが気に食わなかったらしい。

そもそも、この数年前からわたしはセックスが好きで、バイセクシャルの自覚があった。
わたしとしては、なぜ今更このタイミングで親がそれに文句を言い始めるのか?という感じなのだが、親的にはどうやらこの時に気付いたっぽい。
ヘンテコな親である。

ヘンテコな親なので、この後わたしが大学に受かるまでコンスタントにわたしに対してヘンテコな事をし続けていた。

家にいるとずっと文句を言われる・高専が遠すぎて睡眠時間を確保できない、のダブルパンチで無事に精神を壊す。
帰る家も失いホームレスになる。
未成年だと行政の生活支援の大半を受けられないのかなり理不尽ではないか?

3年間とにかく頑張って生き延びる。

頑張って生活を立て直す。3年後には旭川市内のウィークリーマンションに一人で住めるくらいに落ち着く。

2020年9月

なんか大学受験(??)の学年になった。

何もやってないけど勘で高認を取る。
大学も何もやってないけど勘で受けてみる→普通に落ちる。

一浪の学年になる(そもそも高校を卒業していないのに浪もクソもないが)。

2022年4月

一年ほど勘で受験勉強し、大学に受かる。

受験のため羽田に行きまくる


第一志望は落ちたものの、なんか後期で引っかかった。
これは内緒なのだが、後期試験は倍率高いのでほとんどガチャである。ラッキー!

またこれも全然関係ない普通の自慢なのだが、後期試験が満点で嬉しかった。

ほらみて!300点満点!


一年で大学に受かったので、ドン引きして親が何も言ってこなくなり、この辺でようやく自由かつ快適な人生が実現する。

今ではわたし本人も含め全員忘れている事実だが、物理学部に籍を置く。
地元から大学のある茨城県に移住。
一人暮らしらしい一人暮らしになる。

今の今までわたしも忘れていたが、そういえば金がなかったので奨学金を借りていた。返済どうしよう?

2022年8月

大学受かったけどオンライン授業つまんねー。自習しかしてなくね?
つか本州暑すぎじゃね?外出られないんだが。
そもそも奨学金安すぎて生活無理なんですけど。

などとうだうだベッドでスマホをいじっていたら、ほとんど金を使わずイギリスに行く方法を発見する。
なので四ヶ月ほど一人で勝手にイギリスに行くことにする。
気合い入れて大急ぎでパスポートを取った。

Elyという街


大学には、病気で入院することになった とかかなりテキトーなことを書いた紙を出し、秋学期から授業を完全オンラインにしてもらう。
休学はしてない。

この頃、友人に42を紹介される。

イギリス滞在が四ヶ月ある予定で、10月はまあ暇そうだった。
そのためなんとなく10月のPiscineを受けることにする。
物価高いので毎日遊び歩いてたら破産する。暇つぶしにちょうどいい。

当然、特に事前情報とか何も調べなかった。勉強もしてない。

当時Webテストとかも「壊れて」?機能していなかったので、Piscineの月を選ぶだけで登録できた。

2022年10月

Piscine受ける。受かる。

プログラミングはまったくしたことがなかったので、頭がとても疲れた。

42の歴史から見れば、結果的に2022年10月のPiscineが最後のオンラインPiscineとなったようだ。

ベッドの上にノートパソコンを置き、30日間ずっと寝転がって作業をしていた。
即死コースなので絶対にやってはいけない。

週に一度外に出て、マックでチキンフィレオを14個ほどまとめ買いして家の冷蔵庫に入れておき、お腹が減るたびにレンジで40秒温めて食べていたのを覚えている。

2023年1月

帰国。

乗り継ぎが22hあったのでなんとなく入国したドバイ

本当は3月で20歳なのだが、成人年齢の側が降りてきたため成人した。

日本の法で成人したので、帰国した足でそのまま旭川の成人式に出た。
成人式に出た足でそのまま42の入学式に出た。
2日連続で空港泊を決行したため、3日風呂に入っていなかった。

2023年4月

正式に大学を休学する。42にフルコミットする。
とはいえ家が茨城県にあったため、土日しか行けなかった。

その頃料理にハマっていたので、平日は料理ばっかりしていた。

あと5月はウマ娘になったりしていた。

大学の宿舎祭のステージで踊った。足首を痛めた

2023年6月

真にフルコミットするために東京に家を借りた。
成人の特権だ!!

42に電子工作部という謎の組織を設立し、
校舎の机を勝手に占拠し部品を置きまくり、気まぐれに遊ぶなどのレジスタンス活動を行う。

黒鉛は導体だねえと言っている



今に至る。


42に入ってから

Piscine体験記とかはみんな書いてるしまあいいだろう。
Piscineについては、予習するよりしないほうがずっと楽しめると思う。多分。

入って二ヶ月(2023年1月〜2月)

すごい苦労した。
何を書くにもいろいろ学ばないとダメなので、全然頭がまとまらない。
Piscine受けてから二ヶ月も経っている。何も覚えてないぞ。

サボる(2023年3月)

3月、いろいろあって一ヶ月サボる。
(休学などの書類仕事、あと某合宿とかで一ヶ月消えた)

4月、戻る

復帰したらなんか急にできるようになっていた。
メモリやらポインタやらの全然わからなかった話が驚くほどスラスラ入ってくる。

よくあるあの現象かもしれない。
1週間くらい根詰めて勉強して、その後2週間くらいまったく手を触れずに放っておくと、なんかできるようになっているアレ。

楽しい

スラスラ書けるようになったので普通にただただ楽しくなった。

ちょっとした興味から、本科生として入学試験を受けている学生のコードを厳しくシバく係になってみた。

6月、引っ越す

校舎の沿線に家を借り、文字通り毎日来るようになる。

なんかすごい勢いで知り合いが増えた。
楽しい。

電子工作とかもやってみたくなったので、電子工作について何も知らず・何もしたことがない状態で適当に部を作ってみた。
内実はたぶん後からついてくる。
(そんなことしていいのか〜)

現状

課題をずーっとやっていると、なんだかんだできるようになってくる。
ネットで見かける技術系の記事とかが多少読めるようになってきた。

電子工作も、部品をたくさん買ってくると、それから*魔法の*力を受けて、多少知識とかがついてきた。

高校物理で学んだ電磁気学と、中学の技術科のはんだづけの記憶を頼りに、全部勘で電子工作をやってみたりしている。

中国製のナゾのプリンターをシバいたりした

そして内実は実際後からついてきた。
すごいつよつよの人とかも来てくれ、いろいろ協力したり一緒に手探りで考えたりしている。

うれしい!みんなありがとう!

知らないことは聞けば誰か知ってそう。わからないことはググればよい。

いろんな人の会話に勝手に割って入っているうちに、ちょっとずつ基礎知識がついたと思う。
たぶん。

Born2codeとかいうクッソ強火なヘンテコモットーと42について

ここまで読んでわかるかもしれないが、基本的にわたしは物作り好きなんであり、いうほどBorn2codeでもねえなと思うことの方が多い。

とはいえパソコンと戯れるのは楽しい。複数人でやる課題とかも楽しい。
最終的に物作りにつながるので楽しい。
どっちかってーとBorn2makeって感じではないか。

木工とか、編み物とか、音声編集とか、お絵かきとか、デザインとか、裁縫とか、料理とか、3Dモデリングとか、内装とか、わたしがいろいろできるなかの一技能として、42ではかなりデカいものを獲得できたと思う。

今まではノーコードだけでものをつくってきたが、それに縛られなくなった今、我ながら将来が楽しみである。

別にコンピュータサイエンス?を極めたわけでは全然ないが、それはそれとしてまた数学や物理がやりたくなってきた。


寿命が来るとか、一生入院生活です!みたいなことになるまでは、まだまだいろんな物を作って遊びたいと思う。

パソコンで遊んだり数学の本読んで遊ぶのは病棟でもできそうだし。精神病棟以外は。




では、引き続き頑張ります。


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