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Sand.

sand.

触ればたられば
にっちもさっち も いかなくて
多分 恐らく きっと って
曖昧な言葉の羅列列べて
一丁前な口利くくせして
嗚呼そんなもんかい
がっかりだぜ 拍子抜けだぜ
空気が抜けてった

酩酊ぐるりぐるっと迷路みたいに
絡まって入り組んだ心を
その手で解いてよ
さっきまでの威勢は
どうしたのって言わんばかりに
顎突き上げ 見下ろしてる
その君の顔が腹立だしい

ざっと掴みとって握りしめた砂の中で
小さな探し物をいつまでも繰り返し
決して見つからない触れられない 心の奥
臆病になって閉じ込めてしまったから
掘り起こすには時間がかかるのさ

sound in sand
響くはずもないくぐもった本心
燻ったまま
sit-down 座り込んだまま立ち上がれない

触ればたられば
あっちもこっちも欲しいんだって
既成観念 固定概念
何もかも関係なく貪欲に
一丁前な口利くくせして
それにそぐいやしない
がっかりだぜまあ端から
期待なんかしてないけど

感情ころりころりと手のひら返すように
行ったり来たりいい加減にしてよ
いつまでも昔と同じことばかり
優柔不断で救いようのない自分が
苛立つ上に腹立だしい

そっと手にとって優しく包み込んでいた
大切な思い出を一つ一つ
砂のようにサラサラと流し込んだなら
過去と決別した新しい自分になれるのかな
変われるのかな…

誰かを傷付ける強さなら要らないと
思っていたのはもう遠い昔の話
勝ち敗けがある世界で綺麗事は言えない
決して癒えないこの胸の奥
砂時計ひっくり返してもう戻らないのなら
もう戻らないのなら
受け入れて前に進むしかない

ざっと掴みとって握りしめた砂の中で
小さな探し物をいつまでも繰り返し
決して見つからない触れられない 心の奥
臆病になって閉じ込めてしまった
そっと手にとって優しく包み込んでいた
大切な思い出を一つ一つ
砂のようにサラサラと流し込んで
棄てたつもりになってたの馬鹿だね

ぎゅっと握りしめて掴んだまま放せない
大切な自分のカケラたち
捨てれば捨てるほど溜まっていって
僕を責め立てるから
やっと手にした小さな探しもの
こんなに近くにあったのに
気付けなかった
sound in sand
響くはずもないくぐもった本心
今焚き付けて Standup また歩き出せ

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