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全身脱毛サロン「恋肌」がInstagramアカウント運用の成長戦略に動画素材サービス「DeLMO」を活用した理由

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昨今、企業がWebマーケティング活動を強化する上でSNSを最注力とする業界や企業も当たり前のように増えました。その中でとりわけ顧客獲得を目的としたSNS広告配信に於いて、動画クリエイティブの制作環境に課題が浮上するようになったことと同じように、SNSアカウント運用も例外ではなく、投稿コンテンツの制作に於いて、なかなか静止画中心の投稿から脱却できていない企業が多く存在していることを大変多く耳にするようになりました。
そのような中、今回は全国に全身脱毛サロンを展開する「恋肌」が如何にして、Instagramアカウントの運用に於いて、動画投稿を強化できたのか、また動画投稿を強化したことにより、どのような定量的且つ定性的な成果を産むことができたのか、をお聞きしてきました。
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刈り取り型広告からの脱却

ーー本日はSNSアカウント運用に於ける動画活用のテーマにご協力いただき、ありがとうございます!まず最初に各社の企業紹介及び、業務ミッションなどの自己紹介をお願い致します。

全身脱毛サロン恋肌_辻元様(以下、辻元):
セブンエー美容株式会社の辻元です。
弊社は全身脱毛サロン「恋肌」を北海道から九州まで全国に68店舗展開していて、脱毛を通じて女性の美容をサポートする企業になります。
その中で私は営業本部の部長として事業全体を横串でマネジメントしながら事業を拡大していくことをミッションとしております。

全身脱毛サロン恋肌_蓑崎様(以下、蓑崎):
同じくセブンエー美容株式会社の蓑崎です。
私はマーケティング部所属で、主に恋肌のブランディング領域から新規顧客獲得までマーケティング全般を担当しております。

株式会社オリゾ_茂木様(以下、茂木):
株式会社オリゾの茂木です。
弊社はWeb専業の広告代理事業を運営している企業で、私は同事業の事業責任者として組織をマネジメントしながらも、積極的にクライアントワークも行い、顧客の売上最大化を目指し伴走しております。

ーーSNSの登場から10数年、SNSの本格的な普及から5年以上が経過しておりますが、脱毛業界に於けるSNSの重要性をどのように捉えておりますでしょうか?

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※全身脱毛サロン恋肌_辻元様

辻元:
この10年で老若男女問わず、スマホが急速に普及し、世代間による違いはあれど、SNSを使っていない人を探す方が難しい時代に突入しました。そのような時代背景に於いて、人は皆SNSを通じて、コミュニケーションを行い、それだけに止まらず、情報発信から情報収集まで行い、可処分時間に占めるSNSとの接触時間が確実に増加していることが伺えます。
弊社のメインターゲット層となる20〜30代女性はまさに上記の典型的ユーザーであると捉えておりますので、SNSを活用したマーケティング活動は無視できない領域であると共に、SNS攻略が競合優位性を担保する1つのキーポイントになっていると認識しております。

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※全身脱毛サロン恋肌_蓑崎様

蓑崎:
SNSは私たち20代にとって生活の基盤になっていると言っても過言ではないぐらい、当たり前のように日々、情報発信し、情報収集し、そこで得た何かによって消費行動も起こすし、価値観の変化など様々な影響を及ぼしているメディアだと捉えています。だからこそ、SNSを起点にマーケティングを強化し、新規顧客の獲得は勿論のこと、ブランドに対する安心感の醸成に力を入れています。

ーーこれまで、どのようなSNSマーケティングを強化されてきたのかお聞かせ頂けますでしょうか?

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※株式会社オリゾ_茂木様

茂木:
3年程前からInstagram広告をはじめとしたSNS広告配信を強化して参りました。最初は新規顧客の獲得を目的とした広告配信がメインとなっており、運用当初はクリエイティブのPDCAやターゲティングの最適化など、色々と苦戦する部分が多々ありましたが、最近は徐々にナレッジが蓄積してきたこともあり、落ち着きを見せております。
ただ、従来型の検索メディアの広告とは違い、SNSの場合、ユーザー同士が横でフラットに繋がっていて、そこで情報共有を日々行なっている為、顧客が獲得できればそれだけ良いかと言われると決してそうではないメディアだと認識しております。つまり、SNS上でのブランド創り(世界観の醸成)や口コミの強化(ハッシュタグの蓄積など)、ファンの拡大(フォロワー数)など、ここを疎かにしてしまうと、顧客獲得最大化の足枷(CVR改善の足枷)になることは勿論、ロイヤリティーの高い顧客を獲得することが困難となる為、いわゆるダイレクトマーケティングだけにコストをかけるやり方を見直すようになりました。

ーー獲得目的のSNS広告以外で取組みを強化されている施策をお聞かせ頂けますでしょうか?

辻元:
オリゾさんからのご提案で昨年より、Instagramアカウントの運用に力を入れております。フォロワー数の拡大は勿論のこと、フォローしてくれたファンとのエンゲージメントを如何に高かめられるかを重視しながら、日々運用しております。

ーーInstagramアカウントの運用強化の背景はどのような所にありますでしょうか?
蓑崎:
やはり20~30代の間では、Instagramは生活の基盤になっていて、情報収集のみならず何かしらの意思決定(商品の購入やサービスの登録、店舗予約など)の為にInstagramを活用することはもはや当たり前の世の中になっていると考えています。それを前提として考えると広告で情報が届けられるユーザーは一定層に限られてしまう為、広告以外の部分で如何にターゲットユーザーとの接点を持てるか否かが重要になってくると考えています。特にタグるカルチャーはInstagram特有の文化だと思いますので、ハッシュタグの強化施策などは、まさにその1つだと捉えています。

茂木:
タグるカルチャーに対するハッシュタグの強化、そしてフォロワー数の拡大、フォロワーとのエンゲージメント強化、これらは全てブランドの信用力の強化に繋がるので、まわり回って、顧客獲得を目的とした広告配信(SNS広告、ディスプレイ広告、SEM)に跳ね返ってくる為、SNSアカウント運用の強化は必須と考えています。

SNSアカウント運用にも動画素材の不足が課題に

ーーInstagramアカウントの運用強化を目的に動画素材サービス「DeLMO」を導入頂いた背景についてもお聞かせ頂けますでしょうか?

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辻元:
まず大前提、SNS上のコンテンツは静止画から動画の時代にシフトしつつあり、事実あらゆる業種業界のSNS広告で動画クリエイティブの方が効果が高まっていることは言わずもがなトレンドだと認識しています。それはSNSアカウントのオーガニック投稿に於いても同じことだと考えています。その為、Instagramアカウントの運用戦略に動画投稿を外す訳にはいきませんでした。
ただ実際、どうやって動画コンテンツの制作を強化するのか、手法の部分で課題がいくつも浮上しました。具体的には「モデルのキャスティングに時間とコストが大きく掛かる・・・」「スタッフをモデルにしようとしたが退職した場合にコンテンツを消さないといけない・・・」「顔出し無しで対応することもできたが、そうするとユーザーからのアテンションが落ちる・・・」など、解決の糸口が見えない状況でした。そうした中、オリゾさんから代理店界隈で導入が急速に進んでいる「DeLMO」という動画素材サービスを使用することで課題を解決できるのはないか、とご提案を頂き、導入することに致しました。

蓑崎:
捕捉させて頂くと、動画コンテンツが全く社内に無かった訳ではありませんでした。契約している著名人を起用したWeb動画も複数保持していたので、最初はそれらを使用し、動画投稿も続けていました。しかし、著名人の動画コンテンツを使用すると、著名人のファンしか反応せず、その方々のフォロワーにしか情報が届かないことを肌感覚で感じ、すぐに限界を迎える予感がしました。
一方で「DeLMO」の場合、「一般人過ぎない一般人」の脱毛関連の動画素材が沢山、プラットフォーム上に存在していた為、これは使えると思い、即Instagramのストーリー配信で試してみました。

ーー実際にDeLMOの動画素材をストーリー配信で活用し、どのような成果が得られましたでしょうか?

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茂木:
通常の静止画投稿と、DeLMOの動画投稿とで一定期間検証してみた結果、エンゲージメント率が平均して130%程度、高くなる結果が出ました。Instagramのアルゴリズム上、エンゲージメント率が高まれば高まる程、リーチ数やインプレッション数に良い影響が出ると言われておりますので、事実リーチ数やインプレッション数も同じく130%増加する結果になりました。

ーーどのようなストーリー投稿をされたか、お見せ頂くことは可能でしょうか?

蓑崎:
ユーザーにとって「知って得するコンテンツ」や季節の変わり目に際して「新年のご挨拶」など、様々な形で動画素材を活用させていただきました。

恋肌_ストーリー2

ーー具体的且つ、定量的な成果情報を沢山、お教え頂き、ありがとうございます!
ーー最後にマーケティング領域に於ける今後の成長戦略や注目している分野など、ご意見をお聞かせ頂けますでしょうか?

辻元:
お陰様で弊社も全身脱毛サロン業界の中で店舗数の観点で上位まで成長することができました。引き続き、新規顧客の獲得最大化に向けて、既存のマーケティング施策を強化すると共に、今後はブランド創りにしっかりとリソースを投下する方針です。やはり脱毛業界に於いて、恋肌を第一想起してもらえるようなブランディング施策が重要でありますし、それと同時に既存顧客との関係性構築にも力を入れていくことで、20〜30代女性の間で恋肌のポジティブな口コミがもっと増えていくような働き掛けをしていきたいと考えております。

茂木:
ブランディング以外の部分で言うと、データマネジメント領域の強化も未来に向けて構築していきたいと考えています。今までのマーケティング施策で得られたデータをしっかりとストックしていき、今後の事業拡大に活用していくことで、マーケティングコストの効率化やスケーラビリティの模索に繋げていきたいと考えております。

ーー皆様、本日は貴重なご意見、情報をお聞かせ頂き、ありがとうございました!

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【関連リンク】
動画素材収集ツール|DeLMO for Advertiser:https://biz.delm0.jp/pc/index.html

【運営会社】
マキヤマブラザーズ株式会社
https://www.makiyamabrothers.jp/
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