The edit
当時のedit好きと一緒に作った本『The edit』。発売からもう8年も経っています。早いですね。
(印南さんのサイトから写真引用させてもらいました)
なんで急に思い出したか?それは、
トーフビーツ君が雑誌ポパイ〈ぼくの好きな音楽〉特集で、「この本は、音楽バイブルのひとつです」
と言ってくださっていたから。当時の担当編集だった稲葉さんとの対談企画〈音楽と本の話〉というコーナーに記載されています。嬉しいですね。こちらサイドは好きものを好きだって言ってるだけみたいなもんなんで、それが少なからず第三者に影響を与えたっていうのは苦労が報われた思いです。当然ながら、本を作った人はえらくもなんでもなくeditという文化がそれだけ凄いということになるんですが。
この本が出来あがる前、08〜07年頃でしょうか?edit好きを集めたイベント「edit radio」を開催しました。そのイベントには顔見知りのedit好きが集まっていたんですが、その中にマルチネ・レコーズのトマド君らと一緒に彼も遊びに来ていて(当時彼らと交流があったノンセクトラジカルズのいぬの紹介だったかな)、ノンセクトラジカルズのedit講座を熱心に聴いていたことを覚えています。まだ大学生(だったかな?)の彼らがeditみたいな古い文化に興味を持ってるんだなっておっさんヅラして感心したのを覚えています。その後、彼はあれよあれよとアーティストとして成功していきましたね。
彼も言っているんですが、editがなければパソコンの編集機能だってなかったかもしれないと。道具は変わっても本質みたいなもんは変わらないと思います。インスタグラムだって、日常の写真を切り取っていい写真を選んで投稿する。これってeditですものね。すっごい大袈裟なことを言いますが、みんな無意識にeditして生きてるんです。
話はそれましたが、この本は、DJ音楽文化の中のeditという部分にフォーカスしてるわけですが、流行り廃りとは無縁の内容なので興味のある人はぜひ手に取ってみてください。重版はされなかったので現存するものだけになると思います。版元には25冊だけ残ってるとのことでした笑。
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