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ブリスベン生活のススメ in オーストラリア

はじめに

2023年4〜5月にブリスベンに短期留学し、とても良い経験を得られました。そして、帰国後にそこで得た知識と思い出を記録するために書きました。今後留学やワーホリに向けて準備をしている方々の参考になれば幸いです。

記事の内容に関してのお願い

今回の記事は私の主観が含まれたり、一部情報が古かったり(2023/5時点)する可能性があります。情報に誤りがあった場合でも責任を負いかねますので、何卒ご理解いただければと思います。また、ご自身で情報の正確性を確認し、その上で意思決定をなさるようお願いいたします。

ブリスベンの概要

クイーンズランド州(QLD)の州都で、オーストラリアでシドニー、メルボルンに次ぐ人口を誇る都市です(約250万人)。ビーチで有名なゴールドコーストから車で一時間ほどの北西に位置し、年間を通じて暖かい天候が特徴です。

ブリスベンを選んだ理由

なるべく都会での生活が良かったのですが、渡豪前は各都市について詳しく把握していなかったため、家賃が最も高く、物価も高いイメージだったシドニー(実際にはそこまで差はない)は最初に選択肢から除外しました。次にメルボルンとブリスベンのいずれかで迷った結果、メルボルンは天候が不安定で温暖な気候とは言えないため、秋(3月~5月)に訪れるのは避けることにし、最終的にブリスベンを選びました。

ブリスベンの印象

とてもコンパクトな街で、主要スポットを一日で歩いて回ることができます。初秋でも晴れの日が多く、澄み切った青空が気持ち良いです。ただし日差しが強いため、日焼け止めは毎日欠かせません笑

中心部であるセントラルのボタニックガーデンや、そこから徒歩20分のローマ・ストリート・パークランドなど無料で自然を楽しむ場所が多くあります。一方で、お店の数はそれほど多くないため、日本の都心から来た方は物足りなさを感じるかもしれません。都会を求めている方はシドニーの方がお勧めです。以下でブリスベンの特徴について詳しく説明します。

コンパクトシティ

スーパーやレストラン、語学学校が集中しているセントラル駅周辺から、おしゃれな観光スポットが集まるサウスバンク、州立図書館や美術館があるサウスブリスベン、さらに飲食店が密集しているウエストエンドまで、全て徒歩圏内です(一気に歩くと少し疲れるので、バスや電車の利用をお勧めします)。

前述の通り、お店の数は多くなく、18時には閉店するところが多いです。人の賑わいもその時間帯には少なくなり、少し夜の街の雰囲気に変わります。

路上喫煙が多い

殆どの場合、公共の場所での喫煙は禁止されていますが、街中では老若男女問わず喫煙する人が目立ちます。自分はタバコが苦手なので辛かったです。ただタバコの種類が違うのか、日本と比べると少し匂いが薄い気がしました。

海と川はあるが、ビーチに行きにくい

ブリスベンに来る前は、てっきり気軽にビーチで泳げると思っていました。しかし、海と川が近くにあって景観は良いものの、ビーチで泳ぐにはレッドクリフやゴールドコーストなどに遠出しなければなりません。また、サウスバンクのストリーツ・ビーチは規模が小さく、殆ど子供だけが泳いでいる印象で、市民遊泳プールに近い雰囲気があります。結局、私は一度もオーストラリアの海で泳ぐことなく帰国しました笑

ブリスベンの主要エリア

セントラル(Central, Brisbane City)

ブリスベンの中心部で、ビジネス、学校、買い物、飲食、娯楽の中心地です。一通り全て揃っているので、私は日常生活の殆どをここで過ごしました。時々知人に遭遇するほど街の規模は小さいです。ブリスベンのCBDとはこのエリア周辺を指しています。CBDはCentral Business Districtの略語で、都市の商業やビジネスが集中している中心地域のことです。

スクエア図書館の向かい側には24時間営業のカジノがあります。2032年のオリンピック開催に向けて再開発も盛んで、高層ビルが立ち並び、ビクトリア橋から見る街並みはとても美しいです。

サウスバンク(South Bank)

セントラルからビクトリア橋を渡り、徒歩で行くことができます。ストリーツ・ビーチの周辺にはお洒落なバーやレストラン、公園や映画館があります。有名なブリスベンのモニュメントもあります。市民や観光客で常に賑わっており、人気のスポットとなっています。

サウスブリスベン(South Brisbane)

サウスバンクのすぐ北西に位置します。文化施設や教育機関が集まるエリアで、クイーンズランド大学やクイーンズランド美術館、MoMA、州立図書館などがあります。

ウエストエンド(West End)

多文化的な雰囲気のエリアで、多くの民族料理のレストランやカフェが点在しています。私のお気に入りは、Okuman Karaageという日本料理店です。毎週土曜日に開かれるマーケットでは新鮮な食材やハンドメイド製品が並びます。ただし治安には少し注意が必要で、あまり遅くならないようにしましょう。

フォーティチュード・バレー(Fortitude Valley)

チャイナタウンとも呼ばれる、若者に人気の歓楽街です。バーやクラブが多くあり、頻繁にイベントが開催され、地元のバンドから国際的なアーティストまで、様々な音楽を楽しむことができます。しかし、特に夜は治安が良くない印象があるので、注意が必要です。私は路上で喧嘩を目撃した経験があります。

ハワード・スミス・ワーブス(Howard Smith Wharves)

セントラル駅から北東へ徒歩15分に位置する、ブリスベン屈指のお洒落スポットです。大きな川を見ながら飲食を楽しむことができ、とてもリラックスして過ごせます。日中も勿論お勧めですが、夜にワイワイお酒を飲むのも楽しそうです。なお、祝日はイベントで周辺のお店が貸切になる場合があるので事前にご確認ください。

日常的に通ったお店

スーパーマーケット

オーストラリアの大手スーパー、ウールワース(Woolworth、通称ウーリーズ)とコールス(Coles)を頻繁に利用していました。やはり物価は日本よりも高めですので、ShopFullyなどのアプリを活用してセール品を確認し、賢く節約しましょう。

飲食店・バー

セントラルのMyerのLevel Eにあるフードコートがリーズナブルでお勧めです。お昼前後の時間帯には、割引品(deal)を注文できます。より節約したい場合は、マクドナルドやハングリージャックス(豪のバーガーキング)のアプリでクーポンを使うとお得です。なおハングリージャックスでは、なんと通常価格でBBQチーズバーガーが2.5ドル。ソフトクリーム0.8ドルで食べれます。ただし、カロリーと栄養バランスには注意して食べ過ぎないようにしましょう笑

また、サウスバンクにはおしゃれなレストランやバーが多く、友人と楽しく食事をするのに最適です。ビアガーデンが雰囲気も良くてお勧めです。

勉強場所

ブリスベンにはカフェが少なく、特に勉強や読書に適した雰囲気のカフェは殆どありません。個人的にはセントラル駅近くのスターバックスが唯一、勉強に適していると感じます。他には、自宅、語学学校のカフェテリア、セントラルにあるスクエア図書館、またはサウスブリスベンの州立図書館が適しています。なお、スクエア図書館では特定の曜日に、予約不要の無料の英会話グループが開催されます。

その他のお店一覧

セントラルにお店がある
Target:ディスカウントストア。洋服や家電がそろっています。セントラルでドライヤーを探すなら、ここがお勧めです。

BIG W:ウールワース系列のディスカウントストア。家電、家具、衣類、化粧品、スポーツ用品、おもちゃ、本などの非食品が幅広く揃っています。

ダイソー:日本のダイソーが2店舗ありますが、価格は日本の3倍以上です。

Genki Mart:Charlotte St にある日本食材店ですが、価格は日本の3倍以上です。

Dymocks:セントラルで最大の書店。日本の書店と比べると本の価格が高めなので、できれば文法書などは日本から持参することをお勧めします。

セントラルにお店がない
ALDI:格安スーパー。お菓子や日焼け止めなどが安かった記憶があります。

KMart:大型ディスカウントストア。アメリカに本社を構え、日用品から洋服、家電まで幅広く取り扱っています。リーズナブルな価格で家電や洋服を手に入れることができます。炊飯器を探すなら、ここがお勧めです。

余談

かなり主観が入りますが、各都市の規模と雰囲気を日本の都市に例えるなら、シドニーは横浜・みなとみらい、ブリスベンはミニ福岡、ゴールドコーストは江ノ島に似ていると感じました。他の方々の意見では、メルボルンは大阪または神戸、ブリスベンは名古屋、ゴールドコーストは沖縄に似ているとのことでした。各都市の雰囲気が少しでも伝われば嬉しいです。

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