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想いをカタチに「deleteC作戦会議」

 deleteCは、2020年9月5日に初のオンラインイベント「deleteC作戦会議」を実施しました。deleteCの応援団でもあるエードットさんのスタジオを使用させていただき映像を配信。約100名の方にご視聴、ご参加をいただきました。

9月5日、deleteCの誕生日に、初のオンライン・リモートでの作戦会議

ちょうど1年前の2019年9月5日、deleteCはNPO法人になりました。9月5日は、1歳の誕生日であり大切な日。だからこそ、何かのアクションを起こしたい。そんな想いから「deleteC作戦会議」を開催しました。

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「deleteC作戦会議」は、実際のアクションや、寄付を募る「deleteC大作戦」のために、私たちdeleteCだけが発信して何かをお伝えするのではなく、視聴者の皆さんにも「deleteCの活動をより多くの人に知ってもらうためにはどうしたらいいか」を一緒に考えていただいた、オンラインイベントです。

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まず、リモートでの開始にあたって、代表の中島ナオより今回の「deleteC作戦会議」に込めた意味を説明させていただきました。

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deleteC 代表理事 中島ナオ
deleteCは、何かできることはないかという想いから始まったプロジェクトで、がんを治せる病気にしたい、その想いを形にしたいということなんですけど、それを大きく育てていくことを考えた時には私だけではできないですし、私たちだけでもできないことでもあります。皆さんがいなければ叶えられないこと、進めていけないことなので、一緒に考えて、つないでいけるように、作戦会議とさせていただきました。

deleteC作戦会議 第一部「企業担当者の想い」

まず第一部では、deleteCのこれまでの活動をコラボ商品のスライドと共に振り返り、リモートで参加して下さった企業の担当者さんから熱い言葉をいただきました。

Cのない”C.C.レモン”ができるまで

まず最初に登場したスライドは「Cを消したC.C.レモン」

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CのないC.C.レモンは、deleteC代表理事・小国士朗にとって、「自分たちがやりたかった1つの大きな夢が、絵空事が形になった、とこのラベルを見た時に素直に思いました。」と思い入れの深い商品の一つです。参加してくださったのは、サントリー食品インターナショナルさん。ブランドのロゴを変えることの不安や、完成までの様子もお話いただきました。

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担当 佐藤竜生さん
「小国さん、中島さんを始め、スタッフの皆さんの想いに共感して、とてもいいなと思ったのと、”Cを消す”というアイデアは凄く秀逸だと思いました。買うというアクションを起こすだけで、がんのことや、それを取り巻く人を意識することができるのは非常にいい取り組みで、社内でお話をさせてもらいました。」「ブランドの担当者もすぐに乗ってくれて、デザインも1、2週間くらいであげてくれて、『これいいよね!』と、みんなが見た瞬間に笑ってしまって。とても高い温度感で、楽しんで参加できています。」

deleteCのはじめの一歩、「IKEUCHI ORGANIC」

続いては、deleteCにとって初のコラボ商品となったIKEUCHI ORGANICさん。deleteCへは、タオル名の「COTTON NOUVEAU」からCを消した「OTTON NOUVEAU」としてご参加いただきました。代表理事の中島・小国の2人が会社にお伺いして、お話した翌日に、すぐにコラボ商品の画を送って下さるなど、ものすごいスピードで取り組んでいただきました。

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営業部部長 牟田口武志さん
「私も池内(計司代表)と小国さん、ナオさんに会って、お話を聞いてこのプロジェクトにかける想いが非常に伝わりました。それが、参加した一番の要因です。”がん”のプロジェクトというと、どうしても悲観的に捉えがちですけど、このプロジェクトはポジティブでみんながハッピーになると思いました。池内の表情を見ていたらすぐに決めるんだろうなと思いましたが、あんなに速いのは私も驚きです。」

コラボのために半年かけて限定商品!「九州パンケーキ」村岡浩司さんのかける想い

一平ホールディングスさんは、deleteCのためにパンケーキミックス「九州パンケーキ」の、「九州パンケーキ アマランサス」を新たに開発してくださいました。コラボ商品のお話をしてから完成まで約半年。素材にこだわりぬいて、”買ってうれしい、もらってうれしい、食べてうれしい”deleteCとのコラボのための新商品・限定商品を作っていただきました。

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代表 村岡浩司さん
「いい商品を作りたいと研究開発をしてきたけど難しくて、最終的には熊本産の”アマランサス”というスーパーフードを選びました。すごく栄養価が高く、元気になるという事と、花言葉が素敵で“粘り強い精神”ということで。アマランサスはしおれない花なので、ナオちゃんのイメージにぴったりだし、皆さんの活動のイメージにぴったりだし、この九州パンケーキアマランサスができた時はすごくうれしかったですね。」

deleteC×ファンデーション。葉山潤奈さんが自分のことばで語るdeleteC。

Joint M’s Japan代表取締役でユーチューバーとしてもご活躍されている葉山潤奈さんは、deleteCとのコラボしたファンデーションを作って下さっただけでなく、ご自身のYouTubeチャンネルの中で、deleteCのことを積極的に発信してくださっています。2019年5月11日のイベントの際には、積極的に場を盛り上げていただくなどdeleteCにとって心強い応援団のおひとりです。

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葉山潤奈さん
「ナオさんが描いているdeleteCへの想いに、私たちも何か一緒にさせてほしいと思ったのが参加した理由です。がんとなるとネガティブなイメージが発想される中で、deleteCは凄くポジティブに前向きにスピーディーに動いていく、そのスケジュールを聞いただけでワクワクしました。参加させていただいていることをすごく誇りに思っています。

deleteC coffee部誕生!選考委員も務める和田剛さん

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コーヒーを通じてdeleteCの活動を広めて下さるのが、deleteC coffee部の和田剛さん。今年2月にdeleteCにとっては初めてとなる、応援したいがん治療研究に寄付金をお渡しするイベントでは、治療研究の選考委員を務めていただきました。

和田剛さん
「1月に僕の11歳の息子が白血病になったことが判明しました。まさか自分が当事者というか、僕自身ががんになったのではないけど、愛する家族が、息子が病気になったことを告知をされて数日後に、ナオちゃんと小国君と会うイベントがあったことも含めて、これはdeleteCへの関わり方を自分事に変えるきっかけだなと思いました。コーヒーでできることがあった時、会社がどうこうではなく、自分でできることをしようという風にギアが入りました。いろんなコーヒーのコミュニティーとdeleteCをつないでいこうと。deleteC内では、deleteC coffee部 部長として活動させていただくことにしました。」

ラグビーとdeleteCの架け橋。三菱地所・高田晋作さん

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2019年10月、deleteCは東京丸の内の丸ビルでラグビートップリーグの選手を交えてイベントを開催しました。高田さんのご尽力があってこそのイベントでした。

高田晋作さん
「多くのラグビー選手たちは社会貢献にすごく興味があります。小国さんとナオさんの話を聞いていて、色んな人が関わるというビジョンが素晴らしいと思いました。その考えが、ラグビーの世界とも近しいなと。このイベントをやって、みんな少しずつ、今後も何か動きの板になれたらと思っています。」

新たに参加いただく企業さんの、deleteCへの想い

また、今回は新たにdeleteCの活動にご協力をいただける、campusノートの「コクヨ」さん、セロテープやケアリーブなどの「ニチバン」さん、既に応援団として協力していただいている、がん情報サイトの「オンコロ」さんにも参加していただき、担当者様から力強いお言葉をいただきました。

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コクヨ・川人慎右さん
「今回はキャンパスノートのCを消していただくことで、参加をさせていただいています。簡単な行動で、がん研究をされている方や、その患者さんを助けることができる思うので、皆さんに参加いただいたらうれしいです。」

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ニチバン・坂上秀翁さん
「初めての参加になります。がんを身近に感じるプロジェクトととして、人に寄り添う製品が非常に多い会社なので、みなさんと一緒に取り組んでいければと思います」

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オンコロ・中島香織さん
「商品ではなくSNSの方で情報を拡散したいと思っています。オンコロCを消してナオさんのデザインした帽子をかぶっているジーンちゃん(オンコロ様のキャラクター)を動かしていきたいと思います」

deleteCが寄付をした、がん治療研究者の先生方からメッセージをいただきました

deleteCでは「がんを治る病気にする」ために、がんの治療研究というテーマに取り組んでいます。2020年2月には、二つの応援したい、がん治療研究に寄付をいたしました。その対象者であるお二人の先生から、応援メッセージが届き、紹介させていただきました。

藪野彰先生
「研究をしたいと思っても僕みたいな実績のない医師が公的資金や民間の助成金を得ることは不可能に近いです。諦めかけていた時に研究をさせてくれるチャンスをくれたのはdeleteCでした。実績という外見で判断しない、がん経験者さん、サポート企業さん、お医者さんが一緒になって、もっともがん患者さんのためになる研究を応援する事はdeleteCじゃあないとできません。残念ながらまだまだこの世界にはdeleteCが必要です。何卒よろしくお願いします。」

所  属:埼玉医科大学国際医療センター 婦人科腫瘍科
研究内容:早期子宮頸がんに対するセンチネルリンパ節生検併用による侵襲の軽減とQOL改善を目指した標準治療法確立のための国際共同第Ⅲ相試験​
奥野友介先生
「がんは年々治療成績が上がっている病気の1つです。それが叶っているのは、研究の力です。一人の人、あるいは一人の研究者ができる貢献は小さなものかもしれませんが、結局のところ、大きな貢献は小さな貢献の集まりです。みんなの力を合わせて、がんをもっと治る病気にしていきましょう。」

所  属:名古屋大学医学部附属病院 ゲノム医療センター 病院講師
研究内容:網羅的遺伝子解析による小児がんの治療法成績改善

約15年かかる、新薬開発。「なぜ、がん治療研究に応援が必要なのか?」

その後は、日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科の勝俣範之先生から「なぜ、がん治療研究に応援が必要なのか?」をテーマにお話をしていただきました。

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新薬の開発には約15年の長い時間がかかり、成功する確率は低いこと。また何千人もの患者さんの臨床試験や治験への協力が不可欠であること。日本は米国と比較して、がん治療研究に投入されている公的資金が10分の1以下であり、資金不足により医師が主導する治験が十分に行われていないこと。

勝俣先生から、deleteCの意義、がん治療研究の現実を分かりやすく説明していただき理解を深めることができました。

決意を新たに!deleteC大作戦!

私たちdeleteCは、新型コロナの影響が大きい中で、こうしてがんのイベントを行っていいのかということに悩み、議論を重ねました。

藪野先生、奥野先生のメッセージ、さらにはそれ以外の医師の方との対話を通じて、deleteC一同は「やっぱり私たちは、この活動を続けていかなければ。」と思っています。

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小さくても、一つ一つのアクションが大きな流れになっていく。今年もやるぞという気持ちで突き突き進んでいきます。(後半につづく)

協力(撮影:宮本七生 文:酒谷裕 記録:田澤玲子 編集:山口恵子)



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