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【#deleteC大作戦】熱いぜ!シリーズ 参加企業編 / サントリー食品インターナショナル株式会社

deleteCの活動は私たちだけではできないこともあり、参加企業様の1人1人の想いなくしては進められません。応援してくださる企業様には、一体どんな熱い想いがあるのでしょうか。そこで、deleteC公式note「熱いぜ!シリーズ」では、そんなみなさまの胸の内を伺います。今回の参加企業編は、「サントリー食品インターナショナル株式会社コミュニケーションデザイン部 佐藤竜生様」です。


Q 対象商品について教えてください。

A ビタミンCたっぷりの健康的な炭酸飲料「C.Cレモン」、ローヤルゼリーエキスとビタミン配合の栄養炭酸飲料「デカビタC」です。どちらも老若男女幅広い世代の方に親しまれており、商品名にCがついています。

Q deleleteCとの出会いを教えてください。

A 2019年の春くらいに、社内に小国士朗さんと接点がある人物がいて、その紹介でお話を伺うことになりました。小国さんと中島ナオさんがいらっしゃって、deleteCが生まれた背景や、どういう経緯でC.Cレモンにたどり着いたのかを話していただきました。1時間くらいでしたが、熱いプレゼンテーションに引き込まれてあっという間だったという印象です。二人の言葉は、とにかくこれを伝えたいという思いが前面に出ていて圧倒されました。純粋な気持ちが伝わってくる熱さ。社会全体のため、苦しんでいる人のためという、決して自分達をよく見せたいといった類の思いではないことはすぐに伝わってきました。やりたい世界観も十分理解できました。

Q deleteCについて最初に聞いたとき、どんな印象を持ちましたか?

A シンプルだけどとてつもないアイデアで、とてもワクワクしました。寄付という活動にはいろんな種類がありますが、お金を一方的にお渡しするだけで終了してしまうイメージでした。deleteCは「みんなの力でがんを治せる病気にする」というスローガンや「Ⅽを消して寄付の意思を示す」という行動が新しくて、特定の人たちだけではなくみんなが参加できるオープンな感じも新鮮でした。
 C.Cレモンにも、なるほどそういうアプローチの仕方があるのかと。私たちはC.Cレモンという商品をどう見せるか、どうやってお客様に知っていただくかを考えてきましたが、「消す」という発見をいただいた気がしました。

Q deleteCについて社内に提案した時の反応について教えてください。

A 誰も否定する人はいなくて、「なんか面白そうだねやってみよう」という雰囲気でした。普通ならブランドをいじるのはハードルが高いこともありますが、C.Cレモンは息の長い商品で、新しく見せるやり方としてはこういうやり方もあるんじゃないという感じでした。

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Q 会社の商品や企業名から「Cを消す」のは大変なことだと思いますが、どのように社内を説得しましたか?

A 誰もが知っていてしかもCが2つもついているC.Cレモンが何よりも先にやらなければならないことは、社内でも理解を得られました。
 C.Cレモンは、実際にCを消した商品を作って流通させました。市場に出回るインパクトはとても大きくて、deleteCの「日常の中に溶け込む」というコンセプトに沿うことができました。スーパーなどに並べられたのを見てお客様がびっくりする、見慣れているものから何かが消えているといういい意味での違和感を持っていただく。驚きをうまくポジティブに生かせたと思います。

CCレモンdeleteCラベル

Q #deleteC大作戦に参加しようと思った決め手を教えてください。

A 活動を継続的に応援していきたいと考えたからです。SNSの中で「いいね」するだけで寄付ができるという仕組みにC.CレモンやデカビタCが参加することで、より広く、より多くの人にこの活動に接する機会を増やせたらいいなと思います。これからも、継続してしっかりとやっていきたいと思っています。

Q 昨年参加して、周囲の反応は変わりましたか?

A 取引先からも「支援するなら何ができるか」「共同で何かできないか」という話もいただきました。

Q deleteCに協力して良かったと思った瞬間がありましたら、そのエピソードを聞かせてください。


A #deleteC大作戦に参加されている方々の投稿を拝見し、参加することでその方たちの心を軽くしたり少しポジティブになっていただいていると感じられた時です。
 SNSの投稿を見ていると、ハッシュタグをつけて投稿するだけでなく、ご自身やご家族の体験を思い出して「あの時こういった活動があれば、もしかしたら現実は変わっていたのかな」など、がんに対する想いや思い出を綴っている方がけっこういらっしゃいました。そんな気持ちを吐き出したい、発したいと思っている方が多いのだということが判りました。#deleteC大作戦に我々が参加することで、それができる場所を提供できたのではないか、そしてその想いを受け止め、応援する場にもなれているのではないかと思いました。それだけに、責任の重さも感じて身が引き締まりました。
 がんの当事者である中島ナオさんが、最初にお会いした時に言っていた「Cの消えた商品が日常に並んでいるというのが、私たちへの応援になるんです」という言葉が、#deleteC大作戦の反応を見たときに再認識できました。お金を寄付して貢献するだけでなく、応援している気持ちを感じていただく事もポジティブなアクションになる…はじめはなかった視点でした。

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Q 「がんが治せる病気になる」未来はどんな世界ですか?

A がんへの不安を抱えながら生きるのではなくまずはその不安が社会として軽減されること、仮にがんになったとしても、ご本人だけでなくご家族や関連する方々も希望を感じながら治療に取り組める社会になることです。
 自分や周りの人ががんになることによって、その人の心が閉じてしまいがちになると思うんです。deleteCの取り組みを通して、治せる病気にするためにみんなが本当に応援しているんだな、それを具現化しようと頑張っているお医者さんも大勢いるんだなということが、目に触れたり、心の片隅にあるだけで不安が和らぐこともあるのではないかと。また、研究も孤独なので医師や研究者の方も、応援してもらえると強くなれるのではと思います。「寄り添ってくれている」と商品や取り組みで感じていただいて、孤立や孤独を取り除くことができたらと思います。


Q 今後deleteCと実現してみたい「エソラゴト」を教えてください。

A がんと聞くとdeleteCを思い出す。そういったステージに早く押し上げられるよう、日常接点にいかにdeleteCを溶け込ませられるかを一緒に取り組んでいきたいです。
 具体的には、Ⅽを消した商品やdeleteCラベル商品などを各企業様と連合して作れたらいいですね。お店にdeleteCコーナーもできると嬉しいです!

協力(取材・編集 石田敦子 内田優 菅松柚香)

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