『たべもの』の話
9月に入り 北海道はかなり
秋めいてきました
稲刈りも始まって
農家さんの秋は さすがに忙しいと
実感しています
今年の5月から
農家さんで
アルバイトをはじめましたが
ミニトマトの収穫に加えて
かぼちゃの箱詰め作業もしています
私がアルバイトに行っている農家さんは
8月中旬くらいから かぼちゃの収穫がはじまり
今もまだ収穫の最中です!!
かぼちゃは
加工用と市場に納品されるかぼちゃでは出荷方法が異なり
加工用は 鉄のコンテナに入れて出荷されますが
市場向けに出荷されるかぼちゃは 箱に詰められて出荷されます
今回は
市場向けのかぼちゃが出荷について書きました
(地域で違いが あるかもしれません)
収穫されたかぼちゃは
かぼちゃ磨き機で磨き→乾燥→箱詰め→JAへ出荷
簡単にいうと このような手順で出荷されます
かぼちゃの箱詰め
まずはかぼちゃの選別をします
かぼちゃの選別
たくさんあるかぼちゃの山から
A品、B品、加工用の選別基準にあった
かぼちゃを見つけ出し
より分け
ひとつひとつ重さをはかり
2.5K以上 4個
2K~2.5K 5個
1.7K~2K 6個
1.5~1.7K 7個
1.1K~1.5K 8個
1.1K以下 10個
といった具合に
1箱12K以下になるように
かぼちゃを箱に詰めていきます
(輸送の関係で 箱の規格や重さを決めているのだと思います)
ちなみに 今は500箱分の箱詰めをしている最中です
選別基準は ↓ ↓
A品は
かぼちゃの形状が良好
濃い緑色
日焼けが全体の30%程度
5センチ以内の傷が1か所 など
軽度変形、5センチ以上の傷が2か所あるものなど
A品よりも 状態の悪いものは
B品規格として出荷されます
重さが3キロを超えると加工用になってしまうそうです(残念!!)
この選別の見分け方がむずかしい
私がアルバイトに行っている地域は
鉄のコンテナで出荷できる加工用のかぼちゃを
作付けしている農家さんが増えて
今年は 箱詰め出荷している農家さんは
私がアルバイトに行っている農家さん1件だけだそうです
はじめて箱詰め作業をしましたが
手間のかかる作業なので
多少安価でも
鉄コンで出荷できる品種のかぼちゃに
切り替えていくんだろうなと思いました
市場向けという事は
スーパーやお店などに陳列される かぼちゃかもしれないし
飲食店で どこかのだれかに食べられているかもしれない
そのかぼちゃが どんな風に巣立っていくのかを書いてみました
最後に
異常気象 温暖化などの影響なのか
野菜が高騰して
いつか野菜が高級品になるかもしれない
なんて思う時があります
私は 『食べ物を大事にしなさい』と
親から教えられて育ちました
自分が幼い頃と比べれば かなり豊かになったけれど
食べたいときに食べられる ありがたみを
ちゃんと感じて生きられているだろうかと
農家にアルバイトに行ってから
ものすごく感じるようになりました
以前 農業関連の仕事をしていて 種も扱っていましたが
国内で作付けされて 流通している野菜の中で
肥料や種から考えたら
100%国産の作物は非常に少なく
肥料も種も 輸入されたものを使っている場合が かなり多いように感じていました
輸入できなくなったら
食べられなくなるという事なのかと
不安になった事を 思い出します
考えたらすごく 恐ろしい話だと思いませんか?
私なんかよりも
遥かに 頭の良くて 偉い人達は
きっともっと先の事を
考えているだろうと思ってしまうけど
本当の所 どうなんでしょう
つくづく
たべものをつくる仕事をしている
農家さんが偉大に感じます!!
それでは たべものの話でした
収穫の時期の為
忙しく 久しぶりの更新になりました
最後まで読んでくださった方
ありがとうございました
Dekooでした
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