星野源『蘇る変態』を読んで
今は全国ドームツアーを敢行するミュージシャン、作家、俳優などなどいろいろな顔を持つ星野源。
名前はかなり前から知っていたけど、アルバムを聞き始めたのは「恋」が流行った後と、思いっきりにわかファンからスタートの私です。
アルバムはほとんど聞いてリピートまくりだったのですが、著作を読むのはこの『蘇る変態』が初めて。おばかな写真や絵が数点あるので、気楽に読んる内容化と思ったら。。。。
人生何が起こるかわからない、だから前を向いて明るさを忘れずに生活は続いていくのさ☆
という、壮大な内容でした。
ご存知の方も多いと思いますが、星野源さんは、2012年レコーディング中に倒れ病院に搬送、くも膜下出血で緊急手術となり、再発、再手術となります。
ゆるいエッセイが何篇か続いた後に、真っ黒なページが2ページ続き、その後に病気の話になるくだりが続きます。
手術後の頭痛が相当の痛さで、痛み止めも効かず、ただ耐えるだけという描写にはこちらに辛さが伝わってきます。
本の前半と後半の内容がひっくり返るぐらい変わってしまいながらも、自分を見つめた描写がブレず「星野源節」があるのが、すごいなと感じました。
読み終わった時に、「源ちゃん、このあと紅白に出たり、ドラマでバカ売れしたり、ドームツアーできるようになるんだよ!!」と当時の星野源に伝えたくなりました。
本のタイトル『蘇る変態』が読後に感じた重さがなんとも言えませんでした。
他の著書も読んでみたいと思います。
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