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徒競走で鳥のように羽ばたいていた息子

特別支援学級に通う小学4年生の息子、えいちゃん


保育園がキライ。
園の行事がキライ。
写真を撮られるのがキライ。

当時、たくさんのキライがありました。

中でも息子が大キライな行事が運動会でした。


そして、息子が大好きだったのが「鳥」でした。


年パスを買って動物園へ通う日々、

マイナーで、人がいない鳥の前で何時間でも見ていました。


そんな息子が
考えて、考えて、編み出した運動会への参加方法が
「鳥になること」でした。


玉入れでは、
両手に持った玉を決して投げることはなくジャンプしていました。
(飛ぶ練習?)

そして、メインイベントの徒競走が始まりました。

よーーーーい、ドン!


どの子も一生懸命走ってるなか・・

わが息子、

鳥になっていました。


前屈みになり、
両手を後ろに広げ
羽ばたいていました。

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え。。。?!

羽ばたきつつジャンプしてるので
ぜんぜん前に進まない。

結果、息子はビリでした。

一緒に走っていた女の子たちに

「えいちゃん、飛んでるからいつもビリなんだよ。」

とアドバイスされるも、
全く聞いていません。

今なら笑えるけど当時は、

なんで息子だけちゃんとできないんだろう?
と悩みました。

そんなこんなであれから数年、

小学生になって鳥ブームが去って迎えた運動会。


なんと息子、
鳥走りをやめたら、

ぶっちぎりの一位でした。


勝手に走るの遅いと思っていただけにびっくり!


さて、今年の運動会はどうなることやら。。