【たった4ヶ月半で同人誌を作りコミケにサークル参加した話（第2回）】

12/30(コミックマーケット97の3日目)に、台湾メイドカフェ本を出すことになりました。

同人誌を作って出すとなると、いろいろなタスクが出てきます。

(1)全体の構成決め
(2)メインコンテンツとなる旅行記のリライト
(3)メイドさんのイラスト依頼
(4)同人誌印刷会社の調査
(5)表紙・裏表紙の作成

手元のメモを見ただけですが、大きく分けて上記5項目をある程度並行しながら進めていく必要があります。
注：説明の都合上、今回は(1)～(4)について書きます。(5)は次回に。

(1)全体の構成決め

今回はメイドカフェご帰宅を中心とした旅行記ですので、これがメインコンテンツとなります。ただ、読者が全員台湾メイドカフェに詳しいわけではありませんので、最初に最低限の説明を入れる必要があります。また、旅行記だけではさすがに最後まで読んでもらえない（読むのが辛くなったら二度と手に取ってくれない）ので、コラム的なものをいくつか入れようと。あとは、知らない方に読まれることも考慮して、最初に簡単に自己紹介も入れて、と。

(2)メインコンテンツとなる旅行記のリライト

2018年12月と2019年8月の旅行記は、実は Facebook に投稿していたものです。ただし、読者層（同年代より年上の方が多い、メイドカフェには詳しくない）に合わせて書いていたため、同人誌としてそのまま出すわけにはいきません。そのため、リライトが必要でした。

具体的には、メイドさんの名前を具体的に入れたり、もっと感情表現を入れたりと、「はたから見るとキモい」内容に寄せました。でもこれでいいんです。想定する読者層が異なれば、文体や内容も変わってくるのですから。

文章量は、リライトしたものが40ページ弱。これに、2019年11月の旅行記を加えると、60ページ前後で着地するのではなかろうかと。ページ数のキリが悪い場合は、コラムやら何やらを適宜入れておいて帳尻を合わせれば問題ない。この辺りは、11月の旅行記ができたタイミングでもう一度考えましょうということに。

(3)メイドさんのイラスト依頼

台湾には可愛いメイドさんがたくさんいます。それこそ、画像だけ見せられても日本人と区別がつきません。ただ、そんな可愛いメイドさんの画像（例えば現地で撮ったチェキや店舗の Facebook ページなど）をそのまま載せるのは、肖像権的にどうかと。これは少し悩んだのですが、結局そのまま掲載しないことにしました。

代替策として考えたのが、「イラストの描ける方にお気に入りのメイドさんを描いてもらおう！」ということでした。でも誰に頼む？　ただ、これは比較的簡単に解決しました。

私の行きつけのメイドカフェには、紙製のコースターや名刺にイラストを描いてくれるサービスがあります。そこで、描いてくれるメイドさんに、利用用途を説明して許諾を得たうえで描いてもらおう！　ただこのお願い、実は少々大変でして。そのメイドカフェは、札幌にあるんですね！ｗ

しかしながら、今回はタイミングよく10月に帰省する予定がありました。帰省中、お願いしたいメイドさんの出勤に合わせて、私がご帰宅すればよい！（注：札幌のメイドカフェはだいたいシフトが公開されています）

結局、お願いしたいメイドさん(2名)とお会いすることができ、どちらも快諾いただけました！　同人誌の奥付に、イラストを描いたお二方の Twitter アカウントが記載されているのは、そういう理由です。

(4)同人誌印刷会社の調査

同人誌を作ることになって、初めて意識することになったのがこれ。同人誌印刷会社は、過去に手に入れた同人誌の奥付を見て、利用している印刷会社の洗い出しを行うところから始めました。そうすると、2サークル以上利用している印刷会社が7社でてきたので、その7社で比較検討しました。比較項目としては、以下の通りです。

・同一条件（B5サイズ、60ページ、70部）での印刷費
・支払い方法
・納期（コミケの何日前まで受け付けてくれるのか）
・早割の有無
・PDF 入稿が可能か

支払い方法はどこもさほど変わらず、PDF入稿はどこも可能でした。結局、残りの「印刷費、納期、早割の有無」がポイントになりました。印刷費は2万円台から4万円台まで、早割は12月第2週（12/10前後）までなら割引が適用されることが分かりました。あと、印刷を発注する場合は、ページは基本的に4ページ単位である必要があることも知りました。さらに、表紙で4ページ分プラスされます。

また、出来上がりの紙質はWebではわからなかったので、見本がもらえるところには資料送付をお願いしました。後日届いた資料（紙の見本）を見ると、結構楽しいものです。紙を見ているだけなのにね。

とりあえず、11月中旬までは原稿に注力しつつ、全体像を明確化していくことにしました。そして、11/23～25まで、台湾メイドカフェご帰宅旅行に出かけました。しかし、表紙問題はこの時点では未着手。果たしてどうなったのでしょうか。（続く）