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【たった4ヶ月半で同人誌を作りコミケにサークル参加した話(最終回)】

一連のシリーズも今回で最終回です。

ひとまず、「台湾メイドカフェご帰宅旅行記」を世に送り出すことができました。お手に取っていただき受け取ってくださった皆さま、また感想やレビューを頂いた皆様、ありがとうございました。

感想、読ませていただきました。ちなみにエゴサはしていますw 反省やら何やらいろいろありますが、思いつく限りで書いてみたいと思います。

・全体を通して

今回の目的としては、「読者が私の本を読んで、台湾メイドカフェに行ってみたくなった」となることです。単純に面白かったというだけではなく、読者の行動を促すところまで持っていくことができればと考えました。

ただ、結論を申し上げると、そこまでには至らなかった、熱量が足りなかったのではないかと感じています。

良い具体例として、隣のサークルで出していたもえさんの「メイドさんと学ぶ台湾中国語講座 - Vol1.はじめてのご帰宅編 -」があります。これは目的が明確で、「台湾のメイドカフェでメイドさんと会話ができる」ことが目的で、主旨が一貫しています。これが手に入れられれば、やりたいことができる。分かりやすいですね。だからたくさん頒布できました。

で、自分の旅行記、果たしてそこまで明確な目的があったか、明確にできたか、読者にわかりやすく伝えられたか、ということになりますが、残念ながら自分が思い描いていたレベルには達していなかったと思うわけです。

・表紙

良かったところ、背表紙にタイトルとサークル名を入れられたこと。これは、他のサークル主の方から感心されました。作り手側の観点で褒められるとかなり嬉しいです。Photoshop 頑張った甲斐がありました。

良くなかったところ、Photoshop の本質である画像加工が全然できていなかったこと。おかげで表紙がチープな印象を与えてしまったかなと。表紙については、画像加工をもっと身に付けておきたいですね。

・本文

納品直前に余白サイズいじったせいで、レイアウトや禁則処理がグダグダになったところが多々。これはよろしくない。あと、ページ半分以上余白があるなら、画像の挿入とか、どうにかできたのではなかろうかとも。

・画像

同人誌に使えるように、適宜タテ撮り・ヨコ撮り両方用意ができていれば、加工や挿入がしやすかった。あと、白黒にすると表示されにくい色がある。今回で言うと、3回目の旅行記に出てきた環狀線。黄色ってほとんど出てこないのね…。

・体裁

今回は Word の機能を使ってシンプルに仕上げましたが、次回以降手の込んだデザインにするかどうかは、要検討です。

ひとつアドバイスを頂いたのが、「InDesign 使いましょう」ということ。ただこれは、InDesign でないとできないことをやりたいと判断したときでないとと考えています。あと、ただでさえ Photoshop がマスターできていませんので、それを身に付ける時間も必要ですし、これ以上はというのもあります。

また、別のサークルで買った台湾旅行本(800NTD本)が「Word で作成している」と教えていただいたこともあり、それなら Word でもいいよね、とも思っています。Word なら、勉強する時間やコストも抑えられます。

ただ、今回苦労したところでもあるので、早く方針決めた方がよさそうです。調査や勉強をする必要があるなら、時間の確保は絶対ですし。

今回はほとんど検討していなかったのですが、紙質や、遊び紙やカラーページの挿入なんてのも、できるのであれば試してみたいです。

・デザイン

デザインとは何かというのを改めて自分なりに勉強しておく必要がありそうです。まずは「簡単だけど、すごく良くなる77のルール デザイン力の基本」(注:商業誌です)を読んで、基本的な考え方を身に付けようと思います。

・イラスト

今回は2名のメイドさんにお願いしましたが、今回の頒布を受けて「描いてもいいよ!」と新たにご提案いただくことができました。お願いするなら、正式にお願いしようと思います。ただし、次回作の方針がもう少し明確になってからでしょうか。

・販促

今回は、Twitter で知り合い中心にアピールしましたが、やはりコミケの場、それだけでは足りないかなとも感じていました。イラスト系なら pixiv 一択なのですが、仮にも文章系なので、note を始めることにしました。note を初めることで長文執筆の場を設け、アウトプットを増やしていこうと考えています。もちろん、販促も強化していきます。

上記と関連するのですが、イラストを描いていただけるなら、これをもとにポスターを作成してもよさそうですね。目立つのもありますが、サークルの場所が入っていると、参加者側にとっても優しいので。

ちなみに、メイドカフェに常設していただける場合、献本は喜んで承ります。本記事を執筆している時点で、3冊はメイドカフェ・メイドバーに献本しております。

・次回に向けて

「全体を通して」のところにも書きましたが、読者の行動に結びつける本にしたいと考えています。次回は、旅行記も入れますが「ノウハウ本」にしたいと考えています。もえさん本も素晴らしかったのですが、ある意味特化しているので、間を埋める何かは必要かなと。まだ詳しくは申し上げられませんが、そういう方針で作成できればと考えています。

ちなみに、Photoshop が多少なりとできるようになったことで、サークルカット(本記事の画像)は前回と比べものにならないクオリティに仕上がりました! ひとつでもできることが増えると、やはり嬉しいものですね。この辺は、販促も兼ねて少しずつお伝えできればと考えています。

そんなわけで、次回のコミックマーケット98に向けて頑張ります!(でもこれで落選してたらイヤだなぁ…)

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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