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にくしみを原動力にしない
ひさしぶりに会った友だちと、イベントの参加前にお茶をする。もうすぐ出会って5年なんだねぇ、暖かくなったらあれをしようと言葉を交わす。
イベントの冒頭で、タイトルの言葉を聞いた。
世の中を大きく揺るがしている話題の内容だ。正しいことを正しく伝えるのだと思っていたら、それだけではなかった。
悪と正義で決めつけない。分断しているところを繋ぐようなところでありたいという。
「にくしみを原動力にしないことです。それが社是でもあります。」
そのあとは、自分の知らなさ加減を思い知る時間だった。知らないことを驚きながらも楽しく吸収していたが、冒頭の言葉を聞いて受けた衝撃は、予想以上に大きかった。
こうして1月から再開していたnoteの原動力は、にくしみに近いものがあったからだ。そして、今、更新が滞りがちだったのは、おそらく自分の中のにくしみのトーンが少しずつ下がってきたからなのかもしれない。
だから、にくしみは行動のきっかけに過ぎず、続けることは別の力で動いたほうが幸せなんだな。
「年始から色々あって、にくしみや、かなしみが一気に押し寄せて、何が何だかよくわからなかったんだよね」
「かなしみは我慢しないで、かなしんだほうがいいよ。」
お茶をのみながらのやりとりを思い出していた。
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