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疑ってごめん

パソコン作業をしていたら、フォルダ共有サービスからの通知がきた。
「100件のファイルを削除しました。」

なにこれ?

「5000件のファイルを削除しました。」

え?これ、怖い怖い。誰かが勝手に侵入してる?
共有しているを貼っている友だちに、連絡を入れる。

「いま、なんかファイル消した??」
「いや....。」
「え?作業してる?」
「してないよ。どうしたの?」
「あ、ごめん。いいや。」

説明もそこそこに連絡を切る。ほかの友だちにもメッセージを送る。

サイトで確認すると、7000ファイル削除しました。不正ログインかと焦りつつも、「削除を復元するボタン」を押す。

これ、違う。

もしかしてと、別のパソコンをみた。

外付けハードディスクが、つながっているのに中身が見えない。
それだからかと、わかった。

こいつか、犯人。いや、疑った私だ。

せっかくの連絡がなんだよ、という友人に、
「勘違いだった、ごめんなさい。」と送っておいた。

翌朝、返事がきていた。

「電話の声、怖かった」

大事なものまで消してしまうところだった。

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