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ビリーケンキッドの心意気

毎日忙しくてスミマセン。〔誰に謝っているんだい〕
今日は何とプロセス観戦。



 市内にプレスラーが住んでいて、活躍しています。
人気もあるらしい。それがビリーケンキッド。


 前から何となくプロレスには興味があったのです。
亡き父が好きで、テレビでよく見ていました。

 なんと言うか、好きというのではないのだけど、
何となく気になるというか、私の心がそそられるというか。

 去年は屋外の公園にリンクを作ってやっていました。
私は間に合わなくて、行った時には終わっていたのです。


  今年は会場はホール。
どうしようと思ったのですが、心が動きチケットを買いました。

 今日行ってみると、かなりの人。
幼稚園の無料招待もあるようで、子どもや小さい子もたくさんです。

 ステージにリングが作ってあります。
1試合目。
新人が、ベテランに挑む。
そりゃあ、かなうわけがありません。
体格も全然違う。
良いところも見せたけど、背骨を決められギブアップ!

2試合目。2人×2人

タッグは面白いです。タッチ交代してるんだかしていないんだか。
リング上に複数人。

 私的にはこの試合が一番良かったです。
若いレスラーたちがスピードのある技を次々と繰り出して
おもしろかったです。ロープを使って走るぶつかるぶっ飛ぶ!

 3試合目は3人×3人。
リングに投げられたら、すごい音がします。
肉体と肉体がぶつかって、よくケガをしないなと思います。
リングのロープの上から、リングの下にいるレスラーに向かって飛ぶ。
転がるレスラー。
鍛えていないと無理だわ。


場外乱闘も。
これはサービスもある。
なんせホールだから、前の席はかえって見にくい。

 次はちぴっこプロレス教室。
今日の主催のビリーケン・キッドが司会で、リング上には3歳~10歳くらいのちびっこが7人。

 覆面をしている子もいて、キックしたり飛んだりして、元気です。
体操したり、前回りしたり、みんなでキッドをやっつけます。

 ビリーケン・キッドの進行が上手でした。

 子どもたちにうまいこと声かけして、
「トマトを食べよう」とか「将来の夢はきっと見つかるぞ」とか。

 
 ここで休憩です。
市長も来ていました。昔から関わりがあったらしいです。

プロレス観戦記その2です。


3試合目は、キャラクターが濃いタッグというかエンタテイメントというか。

 写真を見ていただければわかると思いますが、大阪プロレスの特徴らしいです。


えべっさんとか、ボクシングの辰吉丈一郎をもじってグローブはめている大坂丈一郎とか、九州プロレスから来たというちょっとキモい(自分で言っていた)ばってんぶらぶらとか、それに女性のあやめちゃんとか。

  内容はだいぶふざけているけど、プロレスの技はたくさん繰り出して、それはやっぱりプロレスなわけで。

  そして最後のメインイベントに、いよっ!ビリーケン・キッドが登場!
3人×3人の6人タッグマッチ。
さすがにメインイベント。ヒール(敵)役がハンパない。めっちゃ強そう。
ビリーケン・キッドは体はあまり大きくないのですよ。
 最初はやられっぱなし。

リングを出て場外乱闘になって、会場の後ろどころか、2階席まで行っていました。
タイガーマスクはみんなから「危ない!危ない!」と言われながら、階段落ち。
階段をゴロゴロ回りながら落ちた。

 父がプロレスが好きだった話をしましたが、その父が言っていました。
「プロレスはショーだと」
つまり勝負事ではないと。

 それはわかります。これは筋書きがあるなと思いました。
カウントスリーもレフリーは最初のほうは3カウント目はゆっくりだし。

 ヒーローがいて、ヒール役がいて、初めはやっつけられるが、
最後は悪役をやっつけるのだ。
 そうよ、ビリーケン・キッドは負けないのよ。

 この日は「プロレスまつり」だったからかな。
日頃はもっと勝負の要素が強いのかもしれない。

 ともかく、キッドが3カウント!フォールが決まった!

 途中でキッドの右肩にテーピングしているのがわかりました。
試合の後で言っていました。8月に脱臼したんだって。

 ええーーー!!
それでこの試合。相手は右肩を狙ってきていたぞ。卑怯だぞ。

 終わりの挨拶でキッドは言っていました。
脱臼してからの2か月半。何ができるかずっと考えていたと。
そして、プロレスを続け、みんなに「夢と元気と笑顔を届けるのだ」と。

  ケガをして、でも主催者であるこのプロレス祭りは成功させなければならない
プレッシャーだったと思います。


 プロレスが好きで、プロレスを知ってもらいたくて、プロレスで夢と元気と笑顔を届けるのだ。
それがひしひしと伝わってきました。
私はこの、キッドの心意気に感動しました。
  
 最後にもう一つ私の感想を。
ちびっこプロレス教室をするくらい、子どもたちにアピールしているけど、
基本、殴り合いだし、やられている姿は痛々しくてしんどい。
 子どもたちはどう見るんだろう。

 でも、そこから復活してやっつける。
これは戦隊ヒーローみたいに思うのかな。

 リング上にいた子どもたちは、キックするしポーズ取るし、楽しそうだった。
将来の夢はキッドになることらしい。

 それと、来年もこの同じホールでやることが決まっているそうです。
プロレスはやはりホールではなくて、体育館でやるべきよ。

 そしてキッドがやられていたら、子どもたちが「がんばれー!!」とか「大声出して」さ。
体育館は今はコロナのワクチン会場。
コロナの影響大きいね。

  さて、来年はどうしようかな。
キッドの心意気を感じてしまったからなあ。




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